19th album 『BELL』


今作から¥2500にしてます。送料は¥200で。
あいかわらず、ファミレス通販とライブ売りでは消費税サービスで。


アーティスト:TOMOVSKY
タイトル:「BELL」
品番:FAMI-033
価格:¥2500 + 税(税込み¥2,750)
(これまで安すぎたんで、ついに¥500上げます!)


前作『 WEGO 』から、1年半。品番はFAMI-033。つまり、ファミレスレコードを始めてから、CDとかDVD合わせて33作品目! どーん!

トモフ本人による全曲解説

1・3時とか4時
2・LET IT BE
3・園芸部
4・虹色ビーチボール
5・冬に咲く花
6・冬の実験
7・日本てすり党
8・ホントの色
9・ユーレイじゃないよ
10・耳鳴り
11・連絡ちょうだい
12・BELL
13・やさしいしくみ



トモフ本人による全曲解説

アルバムタイトルの『 BELL 』の由来は、散歩中に撮った火の見やぐらがカッコよくて、あ! これジャケにしよーって。「ベル」って、単語の響きも、なんか良いなと。
鐘の音って、にぎやかだったり、しみじみだったり、強かったり、はかなかったり。
なーんかグッとくるなあ、と。同名の曲があるけど、この曲はアルバム作業の最終盤のジャケ作業中に「混ぜてよー!」って、急にやって来た。とゆう順番です。

曲作って、録音して、ミックスして、ジャケデザイン。相変わらず全部ひとりでウニャウニャグリグリ。こーんなに頑張り屋さんなのに、同世代たちも頑張り続けてるから、全然ノーマル、むしろ、のんびり派ぐらいに思われている。くそー。

最近は、夜系のミュージシャンがたくさんいるんでしょ? おい! トモフスキーは何10年も前から普通に夜系だぜ。夜の王様、、うーん、夜の奴隷か。「規則正しい不規則な生活」を送りつつ、降ってきたメロディ(歌詞つき)をパソコンにメモ。
ライブは月に4本ぐらい。ひとりだったり、2人だったり、バンドだったり。
自分の人生を使った実験の日々を、ユラユラと続けて、もうじき還暦。ひゃあ! 綱渡りっ!



1・3時とか4時

「今度、飲もう!」って、自分から提案したくせに、そのあとよくよく考えたら「自分は真夜中じゃないとダメじゃん!」ってコトに気づいて、結局、そのまままだ「飲み」は実現せずで、、、曲にしました。3時とか4時(朝の!)なら、ギンギン会えるんだけどなあ。あの時間帯って、脳、いい方向に回転するよねえ? たいていみんな寝てるんだよ。もったいないなあって思う。ライブでは、これをCDRで流して、いったんステージから引っ込んで、再登場。「ギターロックバンドの大袈裟オープニング」的プレイを楽しんでおります。ちなみに完成直後に先行配信しておりますー。



2・LET IT BE

「3時とか4時」を録音作業してる時、エンディングのジャ~ン♪ を弾きながら「このまま次の曲につないじゃお。どんな曲にしよっかな」って思って出来た。「どうでもいい」って言葉には「どうせ、どうにもならないんだ、、」ってゆう、投げやり的な事情があって、でも「LET IT BE」とか「ケセラセラ」とか言って、人類は踏ん張ってきたのだ!その日その日の目の前だけを! ぴゃ!



3・園芸部

夜の王様、トモフスキーの昼の部活動は園芸部。家の玄関先にユリオプスデイジーってゆう黄色い花を何年か前に植えちゃって。最初は高さ10cmで2輪くらいだったのが、適当に水やりしてただけなのにすっごく大きくなって、いまや飼い主より背が高くて100輪っ! さすがに愛しいっ!なのに、毎年5月くらいになると、アブラムシがよってたかってツボミのうちからエネルギーを吸い取っちゃうのだ。ヤツらにも事情があるんだろうけど、、、う~む。憎いっ! で、ものすごく残酷な対策をとるのだ。つらい、キツイ、グロい!、、、曲にしました。聴きどころは、冒頭のボーカルのフライングをそのまま残してるとこかな。



4・虹色ビーチボール

園芸部トモフのつづき。歌詞が歌詞なだけに、素通りされるんだろうけど、なにげにこのオケ、自分的にはBECK調を目指してノリノリ楽しく作った! それにしても、パソコンが時々イジワルする、あの虹色ビーチボール、、、ほんと腹立つよねえ。無邪気に陽気にくるくる ♪ 、、曲にしました。虫っ!



5・冬に咲く花

園芸部トモフ、冬に突入。そのユリオプスデイジーなんだけど、春だけじゃなくて、初冬でも咲き続けてるのだ。子や孫、ひ孫たち。で、春の陽射しの下よりも、天敵のいない冬の彼らの方が花の開きが100パーセントなのだ。真夜中に真っ黄色の満開たちが暗闇にダァ~っと。星も月もキレイで、ほんとにラッキーなんだよ君らは。曲にしました、、



6・冬の実験

1年以上前に出来てた曲だね。配信もしてる。小鮒敢太くんの動画もバッチリ。YouTubeに行ってみてプリーズ!シンプルな線画の動画作品をメールで送ってくれた彼に、後日、出来立ての曲を返信して、MVを作ってもらったのです。彼の顔も声も知らない。でも、なんかすごく「同志!」って関係。ナイス! くたびれたフリとか、動けないフリをしたら、優しい何かが起こるかな? って、妙な実験。たまにはしちゃおー。冬なんだから。



7・日本てすり党

日本じゅう、そこらじゅうに手すりを設置する!とゆう壮大な構想を掲げる。家から駅、バス停、コンビニ、川沿い、海辺、山頂、、年寄りだけじゃなく、突然のギックリ族も大助かりなんだぜ。雪が降ってツルツルの時も助かるぜ! そして、その予算は中抜き団体は通さずに現場で働いてるヤツに直接渡すっ!



8・ホントの色

昼間って、いろんな色が見えすぎたり、いろんな音が聞こえすぎる! 脳に入りきらなくて大変なんだよ。取り込めたとしても、多すぎて、なんとか必死にただ抱えてるだけ。その苦労って、そもそも無かったモノなんじゃん? 真夜中はそうゆう余分なモノが無いのだ。ラクちん。リセット出来るっつうか、やっと、手ぶらで動ける時間。これが普通なのだ。いざ、回転開始っ!



9・ユーレイじゃないよ

そんなこんなで真夜中の暗闇とか、大好きなんだけどさ、ハタから見たら、びっくりかもな、、と。わっ!ヒト?とか、みたいにね。ま、自分も逆の立場だったら、まず一瞬ビビる。近所の川べりとか、街灯無くて真っ暗だもん。なので、前もって「ユーレイじゃなーいよー ♪ 」って、口ずさんであげるのだ。ここに、ヒト、います!と。真夜中の紳士のマナー。えらいだろー。うん!



10・耳鳴り

文字で表現するのが難しいんだけど、、耳の奥でいつも鳴ってるじゃん? 聞こえるじゃん? 「シーーー」みたいな「チィーーー」みたいな音。「音」って言っていいのかな?あれって、鼓膜が振動したまんまなのかね? 虫の季節と重なると、どっちなのかわかんない。嫌いじゃないけどね。57年ぶんの振動(音とか会話とか)が全部残ってて、こうゆうふうに、虫の声みたいになるんだなー。ロマンチックだねー。



11・連絡ちょうだい

ちょい繊細なタイプの知り合いがいて、もう何年も会ってなくて連絡もなくて。こっちから連絡してみるのも、なーんかね、、ウザイかもなーって。ひょっとしたら、返事するモードじゃないくらい弱ってるかも。うん、きっとそうに違いない!ってね。そしたらさ、全然バリバリ元気だった! 音楽だけじゃなく、カレー屋さんもしてた!くっそー、アグレッシブじゃんか! 心配損っ! まあ、1曲できたんだから、よし。。無事でなにより。



12・BELL

アルバムタイトルと一緒だから、この曲がきっかけでアルバムづくりが始まったのかと思ったら大マチガイ。あれは作業の最終盤。全曲を並べて聴きつつ、歌詞文字を打ったり、ジャケ作業してる頃に「おーい、混ぜてくれよー!」って、合流してきた感じ。たぶん、火の見やぐらの写真と何時間も向き合ってたからね。目から入った何かが脳のどこかに届いて信号を出したんだ。「作り話で曲にせよ!」と。で、その漠然とした刺激を忘れる前にダッシュで作業開始。楽器REC重ねて、ストーリーをグシグシ書いて床に並べて、歌ったり、会話させたり。ふうー、、最後の最後にめちゃくちゃポップな曲がやって来た!ウェルカム、BELLっ!

注・良い子のために言っとくけど、火の見やぐらに勝手に昇っちゃダメだぜ! 怒られるぜ!ものすごく。大人だったら捕まります!


13・やさしいしくみ

映画っぼく、このアルバムを終わろうと思ってみたっ! 「BELL」のラストで鐘を「せーのっ!」で打って「完」、、真っ暗で無音。そこに、イントロのシャカシャカ鳴り始めて、いわゆるエンドロールへ。キャストとかスタッフの名前がゆっくりトゥルルルル~っと。観客はゴソゴソ帰りのしたく。バックにこの曲が流れてる!って感じ。本日もご来場、ありがとうございました~!曲の完成時に動画(再び、小鮒くん作)とともに配信。歳をとってくにつれて、なーんでか、小学校時代のメンツの顔とか、名前とかどうでもいいコトばかりが夢に出てきたりして濃くなって。その後の大半の人生の記憶はどんどん薄くなってる!ひゃぁぁあっ!まあ、全部が楽しかったわけじゃないけど、大事なコトたち。ヒト。景色。このままだと、どんどんボヤけてく気がするぞ。ああ、、でもその方が、最後の頃、ラクなのかもなあ、、って思ったのだ。