BEST2

b e s t  a l b u m
  1. 天国は天国じゃなさそう(新録「ORANGE FICTION」収録曲)
  2. 自分らしさなんて(新録「EXPO」収録曲)
  3. コインランドリーデート(新録「ORANGE FICTION」収録曲)
  4. あのハナシのつづき(新録「カンチガイの海」収録曲)
  5. チーム(新録「NEGACHOV & POSICOV」収録曲)
  6. ほめてよ(新録「NEGACHOV & POSICOV」収録曲)
  7. 巨大なダムのありんこの穴(不思議CD収録をリミックス)
  8. 疎遠(「39」から)
  9. カンタンが降ってるんだ(「ヨルマニアフル」から)
  10. 話し相手は枕(新録「LEISURE」収録曲)
  11. ダレガクルノ(新録「ヨルマニアフル」収録曲)
  12. 大人なので(新録「EXPO」収録曲)
  13. たりる(新録「36」収録曲)
  14. 散歩のための散歩(新録「EXPO」収録曲)
  15. 世界は終わってなかった(「GO」から)
  16. 待ってくれるかな(新録「EXPO」収録曲)
  17. ハナシカケル(新録「ORANGE FICTION」収録曲)
  18. 一日が終わる(新録「EXPO」収録曲)
  19. ユウウツに慣れちゃいけない(「散らかったユウウツと赤い月」から)
【本人によるコメント(全曲解説)】

    ファミレスレコード FAMI-011 \2,940(税込) 2007. 1.24 Release
    ファミレス通販では、\2,800+送料
 



トモフスキー本人が語る!!「BEST2」

BEST2
自筆versionは、こちら↓をクリック!
【introduction・1】 【introduction・2】
【1曲目~2曲目】 【3曲目】 【4曲目~6曲目】 【7曲目~9曲目】 【10曲目~13曲目】 【14曲目~16曲目】 【17曲目~19曲目】


★introduction★
まず、つくるきっかけ・・・っつうか、動機。
モチベーション?
ま、いい。
「BEST」には 入れなかった側のトモフワールドを
このついでにセットでお届けしなきゃ・・・
って思ったのです。
具体的に「どんなワールド?」ってコトは 曲ごとに触れる。やさしくタッチする。
おおまかに言うと、「ちょい突っ込んだ系の人間関係系」とか
「夜ブラブラするの大好きなのさ 系」あたりかな。
制作期間は 曲によっては2005につくってたのもあるけど、
本格的に始まったのは ジーコジャパンのダサダサ終戦の夜中から。
もう、テンションあがって、機材持ってクルマに積んで
スタヂオ行って ドラムをたたき出したのさ。
がんがん 録音ボタン押してね。

そして そのドラムトラックに ベース、ギター、
キーボード、歌、コーラス、へんな音・・・とか重ねてゆくのだ。
こっちの作業は 全部部屋で。御近所メイワクを考えて、歌うのは まっぴるま。
しかも季節は その頃 サイコーの真夏!! つらかった。

ライブも バンバンやってたじゃん?
体調くずすとライブやばいんだけど レコーディングって めちゃくちゃ時間不規則だからさ。
やっぱ たいていのミュージシャンが、「レコーディング期間」って決めて、
ライブ 入れないのって 合理的だわな。
オレは ほんとに無計画な40代だぁ。
スゴかった。サイコーのライブして帰ってきて、その晩には もうヘッドフォン作業。
朝まで作業して 昼にボ~ッと 曲順考えつつ ライブハウスへ・・・。
そんな夏、秋をすごしていたのだ。
苦労ジマンするのに 飽きてきた!!曲解説にいくぞっ!♪


01. 天国は天国じゃなさそう
これくらいのミドルテンポの、ズンタタズンタタのりは大好きなのさ。
みえのくんに上質なBASSを借りたおかげで
ドス~ンと低音もきいてかなりPOPになった。
1曲目に配置。
「あれ、BEST2ってもっと地味なのかと思っていたのに、POPだぞ!!」ってドキドキ。
自殺するヒト多いので、
「死んでも、天国はそんなに居心地よくないぞ、きっと」って曲。

02. 自分らしさなんて
この曲を入れるために「BEST2」があるって言うと
ちょい過言だけど、大きなテーマかな、オレにとって。
よく「トモさんらしいですね」とか言われてた頃
「オレらしい?そんなコトよりもオレは たのしくなれるのなら
コロコロ変わってゆくぞ~~!!」って曲。
自分らしさ…っつうキケンなブレーキに気をつけないとな。
曲調は これでもか!!っつうくらいの超ジャパニーズPOP。
ライブでやるのが 少し照れ臭い。

03. コインランドリーデート
トモフにはめずらしくラブソング?と、思いきや
主人公は散歩帰りの男ひとり。そこに恋人たちが
たのしい時間をすごしにコインランドリーに現れたのだ。
松陰神社の近くの。まだ、あるかな。
ギターの枯れたひずみが かなりカッコイイ…と ゴマンエツな曲。

04. あのハナシのつづき

2分ぐらいで だぁ~~っと 終わるんだけど
その2分に カコ・現在・そして未来へ!!っつうせつなさを
ブチ込んでる曲。
バンドメンバーとの ギクシャクを曲にしてた。
でも そのまんまじゃ 音楽に失礼なので
「ボク」とか「キミ」とか「サイコーのカップル」って単語で
メロディにのせたのさ。
んで、この曲も POPだぞ。
やばいぞBEST2!!

05. チーム
4曲めにつづき、人間関係系曲の代表的存在。
個々人が わがままに ガンガン行って、その結果チームはグイグイすすむのだ!!
っつうある意味「こうなったら いいな」って曲。
30歳の頃って ほんと、ここらへんのコトで アタマいっぱいだったよなぁ。
ビンカンだったんだよな。なんとか みんなと ウマく行きたがっていた。
もちろん 今もそうですが。
当時は そこに こだわりまくりだったのでね。青い せつない曲です。
大事な曲ですね。

06. ほめてよ
「ほめられたい!!」の一心で オレは生きてきた。
親にほめられたい、先生に、友だちに、恋人に、お客さんに・・・。
「他人の評価なんてどーでもいい」とか言う人もいるけど、ムリムリムリ!!
音質は、かなりひずんでおりますが、不良品ではない。



07. 巨大なダムのありんこの穴
アルバムの序盤にノリノリの曲を配置しまくっている。
この曲だけ他の音楽家のプレイを収録しております。
ドラム・クメムラ、ベース・しのだくん。
しのだくんは 前サードクラスベース。今も元気だろー。
さすがに この曲だけ リズムが軽快だ。
曲のアタマに入ってる救急車のようなSEは
「なんとなくヤバイムード」っつうのを 警告してるイメージであります。

08. 疎遠
ここで一気にスローテンポへ。
「39」に入ってるから、このまえ出したばかりだし、
別バージョンを録り直そっか・・・って思ってたんだけど、
このコーラスの絶妙さは たまんねーや。
なので「39」と 同なじよ。
フォークギター初心者なら、誰もがつまびくであろうコード進行。
留守電をほったらかしにしてるのって、ほんとに良くないよなぁ。
自戒の念の曲でござる。

09. カンタンが降ってるんだ
実は かくれた意欲作「YORUMANIA FULL」からエントリー。
メジャーレーベルからインディーズになったのもあり、
思いきってつくってる。
宅録の限界・・・ってぐらい いろんな音を四苦八苦やってるぞ。
世田谷のBECKを目指していたのかも知れない。

10. 話し相手は枕
9曲めから「夜フェチトモフ」に突入してる。
夜をテーマにした曲って つくりやすいのだ。
夜が好きだからね。
ストイックなAメロと、ダイナミックなサビの対比が美しい。
と、自分で言ってみた。

11. ダレガクルノ
2000年の頃のライブでは、いつもこの曲をラストに やっていた。
当時 トモフを観てる側だったハカマダくんに
「どーして、あんな地味な曲がサイゴなのですか?」と、
ていねいに苦言されたコトがある。
キンクスとかアニマルズなカンジのコード進行、好きなのです。
ハカマダくんは、もうすぐこの曲をやる側になるのです。
ホッ ホッ ホッ。

12. 大人なので ~ 13. たりる
「もう時間がないぞ~~」系の2曲を ぶっつなぎで お届けする。
かなりテンションあがる。
このアルバムのピーク…佳境?そんなカンジ。
「大人なので」つくったのは 30歳の頃。
20代から30代になるあたりって、歳とか人生のコトとか ドカ~ンと来ない?
来たので 曲にバンバンしていたよ。
「たりる」は36の時につくったのだ。
12曲めからの つながり(思考のシフトチェンジ)を
ごたんのうして 頂きたい!!

14. 散歩のための散歩
ここらへんで 生ドラムじゃない 宅録トモフサウンドを また一発。
かわいらしい曲です。
自分で言うのも妙ですが、愛くるしい曲です。
歌ってるコトは 結構 トモフの基本テーマな気もするし 大切な曲だわな。
「GO!GO!GO!」とか「骨」とかにも うけつがれてる、
・・・このあとに 出てくる「待ってくれるかな」にも。
「そのつど そのつど テンションあげて 
たのしそーに行ってれば、なんとかなるべ。
なってれば いいな。」っつうコトですかね。

15. 世界は終わってなかった
もうアルバムファイナルなムードの曲たちが ならびます。
フトンに入って聴いていたら 
きっとここらへんあたりから おだやかな眠りにつくことだろう。
曲の始めの街の音は 12/12のマンダラの前で録った!
つまり、レコーディング作業の最終日!!
ギリギリまで 素材の収集をしていたのだね。
感動的な曲にも きこえるけれど、
インターネット接続で、世界じゅうには いろんなマニア
(SMフェチ、露出フェチ、3P、4P族)がいるコトを知って、
ワクワクしてつくった曲。
ガ~~~ン!!

16. 待ってくれるかな
「未来は現在のあつまりなので、よろしく。」って
当時(20代後半)つるんでたスタッフさんにむけてつくったんだ。
元気かなぁ。また会えるかなあ。

17. ハナシカケル
この曲 地味なんだけど スキなのである。
たぶん サビのコード進行とかのせいかな。
「成りゆきは 貧弱で あてにならない」って、
さっきまで言ってたコトとムジュンしてるよーな気もするが、
それでどーすんのかっつうと「眠ってる偶然を起こしにゆくんだ!!」。
曲調もドカ~ンとせつなげなダイナミックサウンドだ。
いよいよアルバムも終わりに近づいている。

18. 一日が終わる
通してサイショから聴いてるヒトは、
もうこの曲の頃は すっかり夢の中だと思われる。
静かな曲だ。その眠りをさますコトもないだろう。
夜をテーマにしてる曲って ほんと多いね。スキなんだね~~。
この曲は「ひとりトモフ」の時とか いつもサイゴにプレイしているよ。

19. ユウウツに慣れちゃいけない
さぁ とうとう70分の長編もフィナーレだ。
泣きながらきけ!!
説明無用だなぁ・・・歌詞のとおりである。
「BEST2」のサイゴは この曲だなぁって決めてた。
17・18・19っつうフィナーレ3部作のトリを、
この妙にあったかめの古くさい感触でしめくくってみた!!

御セイチョー、まことにありがとう。グッドラック!!




homepage,CD,LIVEなどの感想は、
tomovsky☆tomovsky.com まで(☆を@に置き換えてください)。