地球人

6 t h  f u l l  a l b u m
  1. TV
  2. ラッキーチェア
  3. クルマ
  4. 地球人
  5. OFLO
  6. サメルンダ
  7. キミのペース
  8. 0.009
  9. ILS
  10. 宇宙人
<参加アーティスト>
nino trinca/サード・クラス/ワタナベイビー
【本人によるコメント(全曲解説)】

    ファミレスレコード FAMI-004 \2,000(Tax out) 2002. 9.20 Release 


本人によるコメント(全曲解説)

連続リリースの第2作め。

前作の『散らかったユウウツと赤い月』は、トモフスキーの中の、「ウタモノ系」のひきだしからのエントリー。
今作は「いびつなPOP系」のひきだし。
もうちょい具体的に言うとすれば、前作は「ココロの中のコト」をテーマにしてて、
今作は「ココロの浅~いとこらへん」をテーマにしています。
レコーディングの作業も、前作はびっちりモンモンとひとりで試行錯誤したのに対し、
今作はたまたまうちに遊びにきたミュージシャンに「何かやって!!」と無理矢理(楽しく)参加させたりしているのだ。
どちらの作品もトモフスキーのちらかった引きだしの中のひとつなのだ。
なので、どっちかひとつじゃなくて、両方とも、かみしめてもらいたいのだ。
ヨロシク。

01. TV
人間は、ホントはテレビが一番スキなのだ。
そのくせにいろいろヨケイなコトにムリして興味を持つのだ。
そのせいで、モヤモヤしたり、ヤキモキしたり。
愚かだ!!
なので、きちんと「本命はテレビ」とゆうコトを認識すべき。
そしたら他のコトはつるっと全部ラクになるのだ。
う~む・・・・。深い・・・。
02.ラッキーチェア
声を多重RECしまくった。
数えきれないトモフが歌っている。
詞は、実際に環8で出会ったイスのコトをもとに、
スキマにワタナベイビーのトークが光る。

03.クルマ
「クルマは硬いからヨケヨウ!」とゆう、人類に共通のテーマを取りあげた。
実に深い。
ちょっとボーカルをひずませてアメリカなカンジをかもしつつ、
サード・クラスの独得な演奏で無国籍サウンドに仕上がった。

04. 地球人
意表をついて英詞に挑戦。
やってみたら結構チョロいもんだ。
フジギと、ドラマチックに仕あがったし。
やっぱ、世界的な言語ってやつぁ・・・たよりになるなあ。

 05. OFLO
自分の声をハーモナイズでオクターヴ上げて、
「初めてのチュー♪」効果をねらった。
スゴクかわいらしい曲なので、
NHKの「みんなのうた」とかにエントリーされたらいいなと思ってたけど、
世の中はそんなに甘くないようだ。

 06. サメルンダ
詩のイメージからすると、前作に入ってもよさそうなんだけど、
音のフンイ気がへんてこなので今作に登場させた。
サウンドキャンバス(ROLAND)に入ってる音を、
「ここまで使うか?!」ってくらい利用している。
そろそろローランドから感謝状がとどいてもいい頃なのだが。

 07. キミのペース
地球人はたいていこんなカンジで、
いつのまにかいろんなヒトのペースに合わせつつ、
逆に、自分のペースに合わせてもらいつつ・・・。
きっと宇宙人からみると妙なフンイ気なんだろうけど。
それでいいコトもあるんだろうし。
・・・みたいなコトは考えなくていいです。

 08. 0.009
裸眼では0.009とゆう超ド近眼の主人公の悲しい事実を曲にした。
でも、それはフツウの視力の人間には味わえない世界で、
実はちょっと楽しげなコトでもあるのだ。
ムトゥ(サード・クラス)のバイオリンがせつなく響くのだ。
笑えるくらいに。

 09. ILS
「居留守」をテーマにした。
かなりビートルズ的アレンジなので、たぶんキャッチーだ。
サウンド的には誰のココロにもつつっと入ってゆくだろう、
けど、内容的にはそうもいかないと思われる。
なぜなら世界は今、ケイタイ電話の時代らしいからだ。
かなしい。

 10. 宇宙人
サード・クラスが初めてボクの部屋に来た時に出来た曲。
それ以前のボクらは、月イチのペースでボーリング大会を開催していたのだが、
あんまりサードたちが楽しそうでないので、
「これからは音楽会だ!!」というコトになったのだ。
つまり、これは記念すべき第一回音楽会の作品です。
とてもムジャキで楽しそうです。






homepage,CD,LIVEなどの感想は、
tomovsky☆tomovsky.com まで(☆を@に置き換えてください)。