カンチガイの海

3 r d  m i n i  a l b u m
  1. カンチガイの海
  2. 両想い
  3. 手抜き返し
  4. あのハナシのつづき
  5. ワガママとイジワル






【本人によるコメント】


    Epic/Sony Records dohb discs ESCB3203 ¥1500(with Tax) '96.10.2 Release 


本人によるコメント

ロシア人、ハリウッドに行く。

96年の春先は、忙しかったです。2月には全国店頭ライブ、3月に初のフル・アルバム「ネガチョフ&ポジコフ」を発売。4月にはライブ・ツア-と、本当に休む暇もなかたんです。働きながら考えました。時間ができたら、今年こそ自動車免許を取りに行こう。あんなに面倒くさいと思っていたのに、合宿免許に行くんだと心に誓いながら毎日過ごしました。
コンサ-トが終わると、待ちに待ったオフがやって来ました。厭きるほど極度の暇になりました。久しぶりに草野球でもやろうかと、友達のミュ-ジシャンを誘ってみても、みんな最近売れっ子で、つきあってくれません。しかたなくの~んびりと、何もせずに部屋でテレビを見ていると、ル-大柴がB級バラエティに出演していました。「そう言えばこの人、最近見ないな。芸風がウケなくて、落ち目なのかな。」と思った時、突然、僕の中でふつふつと新しい作品の創作欲が湧いてきたんです。

「大げさで何が悪い」、と。

素材の良さがわかるざるそばも美味しいですが、七味唐辛子が大量に入ったカレ-南蛮が食べたい。そんな衝動に駆られました。気取った小こげさなものが何よりイケません。
そして、ボクの気持ちを決定づけたにはオリンピックです。期待された日本人選手が次々と敗れていきました。トゥ-マッチを恐れずに。大胆に、かつスペクタクルに。ボクはついに免許を取るのも断念し、スタジオにこもりました。


TOMOVSKY GOES TO HOLLYWOOD.

つまりこの作品は、ボクの冒険心のかたまりみたいなものです。


オオキトモユキ:談






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