T E A M

2 n d  m i n i  a l b u m

  1. ねるまえ
  2. サイゴのコトバ
  3. 明るくなくていいのに
  4. チーム







【本人によるコメント】


    Epic/Sony Records dohb discs ESCB3023 ¥1500(with Tax) '95.9.1 Release 


本人によるコメント

ロシア軍のように神々しい、この壊れている音楽。
~個人のためのダンタイズム、TOMOVSKY/TEAM~

皆さんの浅いフカ読みをさそった自作自演の宅録アルバム「WALTZ」はいかがでしたか?おかげさまで、流行のLo-Hiサウンドとして、狙ってもみなかったカタチで話題となり、驚いている今日、このごろです。
しかし、今回は、バンドでレコ-ディングしてみました。
理由は、気が変わったから(笑)。単純です。
ただし、前回、「人に気を使うのがイヤで、自分勝手にやりたい。」と、言っておきながら、「なぁ-んだ、やっぱりバンドが好きなんだ。」とお考えの方、それはおおま違いです。
1人でもできる、と解ったレコ-ディングを、あえて集団作業でやる。
その理由は、『世の中広いのだから、きっと自分以外にも天才はいるはず。』と思い、新たな天才との触れ合いを求めてみたくなったから。つまり、今回の作品『TEAM』は、みずから自宅を飛び出した、そんな「天才さがしの散歩」みたいなものです。

「ねるまえ」
「明るくなくてもいいのに」
「サイゴのコトバ」
「チ-ム」
一見、適当に選んだと思えるこの4曲には、実は共通のテ-マがあるのです。
それは、何かやろうとしたら、常に「その瞬間、瞬間が大切だ」ということ。
そして、一番大事なのは、それが「終わる」瞬間と、その時の自分の気持ち。
例えて言う「死んだらおしまい」の終わりって、裏返して言えば、自分は何があっても終わらないっていう確信がある時に使う言葉だと思う。でなければ、きっと生きててもおしまいになっちゃう。
ねるまえは、このあと何しなきゃ、とか考えなくてもいいから楽しい。その楽しい瞬間が、好きなのです。
ひとりだと自由な気分でいられるのに、あえて、めんどくさい団体活動をする。それは、レコ-ディングやライブが終わった瞬間の充実感を楽しむと同時に、また、既存の集団というものを否定したい気持ちからでもあります。小学校の頃から、どこかに属していないと安心できないっていう帰属願望は、もう卒業しよう、と。つまり、今回、この「天才さがしの散歩」で出会った天才クンたちは、皆、TOMOVSKYというチ-ムに所属しているのではなく、好きかってやっている人たちが偶然同じ場所にいたという、「それぞれがリ-ダ-」の集まりなのです。
結局、集団とは何か、という意味を知っている人こそが、真の天才なのでした。
満足。

オオキトモユキ:談





homepage,CD,LIVEなどの感想は、
tomovsky☆tomovsky.com まで(☆を@に置き換えてください)。