YORUMANIA FULL

5 t h  f u l l  a l b u m
  1. カンタンが降ってるんだ
  2. 乗れ!!
  3. ダレガクルノ?
  4. ショウドウガイの季節
  5. トリセツ
  6. カンペキなヨナカ
  7. カベ
  8. メトロノームカフェ
  9. イチバンサキニ
  10. ヨゲンはハズレタ
  11. ファミレス
  12. まるでリーダーみたいに
【本人によるコメント(全曲解説)】

    ファミレスレコード UKDZ-FM-01 \2,750(with Tax) 2001. 2.23 Release 


本人によるコメント(全曲解説)

「YORUMANIA FULL」について、
トモフスキーが語ってみます。


もう発売日から ずいぶん経ってるけど、
やっぱ作者としての、「ならでは系情報」
ちょっと語らねば・・・。

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【info】 【1曲目~4曲目】 【5曲目~8曲目】 【9曲目~12曲目】 【まとめ】

01. カンタンが降ってるんだ
12月のミニ・アルバムのマイルドテイストが
ちょっと 自分の想像とちがってたから、
フルの方は かなりザラつかせた。ひずみも 増やした。
ギターとベースでひっぱってて、突然 いっしゅん、
キーボードが割り込むのが ポイントなんだけど、
ライブの時は いつも うっかり そのキーボードを
オレ、弾くの忘れちゃったりすんだよね。
ヘッドフォンだと よくきこえてくる、さまざまな
音(カチャカチャ とか カラカラカラ とか ピーー)は、
昔、ぼくが若林に住んでた頃、となりに住んでた 
クロイワくんの しわざです。
ちなみに「07:カベ」の「キュッキュッ」とかも
クロイワくんの しわざ。いたずら青年です。

02. 乗れ!!
バスの音とか、それを誘導してるホイッスルの音は、
小田急線の梅ヶ丘駅 南口で 採集。 MDで。
イチャもん つけられるのイヤだったので、
音楽をきいてるフリをして ずーっとたたずんでいた。
寒くない日で良かった。
ドラムはコマザワのスタヂオで「個人練習」とか言って、
ちゃっかり そこのカセットデッキで 録音。
うっかり、テープがやっす~いノーマルだったから、
もうノイズがたいへん。 あとあと 困った。
次からは 「HIGH」に しよう。

03. ダレガクルノ?
「ミニアルバマ」じゃなくて「ミニ・アルバム」
のときには 入ってなかった スネアの音を、
2拍め、4拍めに 配置。
ちょっとのノリUPを 狙ったんだけど、
きっとその違いは 本人にしか わかんないんだろう。
こうゆうコトって たくさん。
2番のサビ前の しかけとかね。
ま、いいんだ。 フンイ気!フンイ気!
きっと なんとなく 通じてれば いいんだ。

04. ショウドウガイの季節
ま、タイムリーにも ほどがある・・・って曲。
なんつったって 今回のレコーディングのために
購入したマシンのコトだからね。
次曲と セットでね。
こうゆうタイムリー・レポートってのは つくるのラクなので、
きっと きくヒトたちも ピュッと、ラクにきいちゃってください。
でも アルバム全体の流れの中に こいつらが いると、
なんか 愛くるしいんだ。

 05. トリセツ
そんなわけでね。
あ、でも この「トリセツ」は、ライブバージョンだと
ずいぶんエンターテイメント性が UPしてる。
ま、どの曲も CDよりか ライブの方が強めの印象に なるけど、
とくに この曲は UPしてるな。
「トリセツで、どうして そこまで 歌うの?」
ってかんじ。もう 音楽ってやつぁ・・・。
つみだねぇ。

 06. カンペキなヨナカ
「ミニ・アルバム」よか、よりサビのリズムを
強めに してみたんだけどさ・・・。
やっぱ オレだけの個人的な・・・あれ ですかね。
ま、それは それとして・・・。
この曲と「01.カンタン」は、ライブでこんな曲がやりたい・・・って
考えてつくったんだ。
POPだけど ちょっと いびつな コード進行。
ライブだとみんなで サビをガーッと 歌うのだ。
いろんな種類の声が 同時に鳴るのって やっぱスゴイよ。
CDは 同じ声が たくさん鳴る おもしろさって とこだね。
どっちも スキだなぁ。

 07. カベ
「語り」だ。とゆうか、「しゃべり」だな。
このジャンルは 大事にしないと。
リズミカルじゃないけど、ぼくにとって
これは『星ラップ』(EXPO)につづく、
トモフスキーラップの第2弾なのさ。
夜中、ボーッとしてると、「あ・・・今、動いた!!」
って思うコトあるよねぇ。
あの時の、あのカンジって、いわゆる
ラップみたいなリズムにのった声に
しちゃうとね・・・違うんだよね。

 08. メトロノームカフェ
ぼくのやってる ラジオ番組
(BAY FM,日曜深夜27:00)の
タイトルチューンとして つくったやつ。
この曲だけは、かつての愛機、
TASCAM488で つくった。
だから なんとなく あったかいだろ?
な? な?

 09. イチバンサキニ
35年前のことを 想いだして つくってみた。
ほんと、あんときは悩んだからね。
「しゃべりたいけど しゃべっちゃいけない・・・」とか、
「さあ!しゃべるぞ!あ、でも誰にしゃべろう・・・」とかね。
曲調は、この曲をつくる頃に、どこかで ボブディラン きいてた
もんだから、こんな歌いまわしになったのです。(Aメロね。)
赤ん坊の声は ホンモノだよ。
オレのじゃないけど。

 10. ヨゲンはハズレタ
こうゆう「ジャッジャッ」ってゆうリズム、
いわゆる「シャッフル」ってゆうんだけど、スキです。
で、サビの下降してゆくベースラインも スキなのです。
そして このように、時間軸をテーマにした曲って 
スキなのです。
スキなコトの あつまりの曲。
なハズなんだけど ちょっと まだ成熟度が いまひとつかな。
もっと せつなくて、もっと 湿度高めに なりたかったなぁ。
なーんて、もう発売されちゃってんのにね。
あっはっはっはっ。

 11. ファミレス
ちゃんと「フル」用に、ちょっとゴーカにしたんだぞ!!
気づいてくださいね。
この曲、思いついたのは、世田谷通りの 
TSUTAYAの向い側のベンチに座ってた時だ。
ちょうど そのときMD持ってて、
道端で 歌って記録したんだ。
ああ・・・初々しい。
知りあいに会わなくて よかった。

 12. まるでリーダーみたいに
この詩って、詞ね?あの、どーなんすかね?
こうゆう気分を 経験した人だと「ビビビ・・・」っと くるのかな?
その「ビビビ・・・」は よい「ビビビ」だと いいんだけどな。
「ビビビ・・・」ってきたとしても、
「そんなコト、思いだしたくもねえよ!」みたいだと、
やだな。 時々考えるよ、こうゆうコト。
でも しょっちゅうは 考えないんだ。
だから こうゆう曲を 時々つくるんだね。

まとめ:YORUMANia FULL
たのしんでもらえたでしょうか?
20世紀のおわりの2ヶ月ぐらいの
ぼくの気分でした。自分としては
ほんとラッキーなことに、結構たのしく つくれました。
よかったです。





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