つれづれライブ日記


vol.149
2005. 6. 3~12
「ライブの想い出」

不思議な6月の夜ツアー

2005年6月3日 名古屋TOKUZO /6月4日 大阪ファンダンゴ /6月5日 京都磔磔
6月10日 吉祥寺スターパインズカフェ /6月12日 下北沢QUE

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ああ!! サイコーの日々だった。
これを書いてるのは13日の夜11:00。きのうの今ごろは打ちあげでワイワイやってたのだ。きのうの今ごろは打ちあげでワイワイやったのだ。予想に反して誰も泣いていなかったけど、たのしかったなあ。今夜はひとり、静かに、あの日々を振りかえってみようと思ふ。

6月3日、朝の8:00にシブヤに集合!! 早いっ!! 
新幹線なら おひるに家を出ても余裕なのだ。今回はバス貸し切りの修学旅行スタイルだからな、団体行動だ。メーワクかけちゃいけない。ちこくは厳禁だ。親睦を深めるのだ! ・・・だが渋谷に着くころ実は「くっそ~、なんでバスなんかにしたんだ!!」って首謀者を少しうらんでいた。渋谷までの電車がおそろしく混んでいたからだ。荷物3コ持って満員の電車に乗るのは初めてだった。もう地獄だ。手ぶらならたいした苦痛じゃないけどな。まわりの人々がメーワクそうにブツブツ言うし、オレのカラダはダラダラ汗かきまくるし。途中の駅ではいちいち降りて、また3つかかえてギュ~だし。

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汗だくでバスに着いた。20分チコクしてしまった。オドロイタことにワタナベイビーがすでにバスの中にいた!! ベイビーはスペシャルルーズな印象だったのでショック!! そして、オレは反省しつつ最後尾の席(ベイビーのとなり)へ。さあ!! 出発だっ!!

バスの運転手さんはシラガまじりの62才(推測)。あいそうはよい。が、根はクールな仕事人(これも推測)。結局、4日間(東京に戻るまで)一緒だったけど、最後尾のオレは一往復も会話しなかった。べつにキライなタイプってわけではなくてね。仕事人の男に明るくコミュニケをとるのは同じ男としてひかえたのだ。それが武士なのだ。

バスの中は、走り出して10分くらいはみんなガヤガヤしてるけど、そのうち静かな寝台特急になっていた。一番カンタンに眠りについてたのはハカマダくんだな。実にコンパクトにちぢまって横になっていた。

途中、何度かサービスエリアで休憩があるのが、とてもたのしみで、とくにオレはこのツアー中やたらオナラがたまるのでね。もう、バスを降りたとたんに「シュ~~~~」と永遠にとまるコトがないのでは…と思うほどのガス放出をたのしんだ。浜名湖サービスエリアでの放屁はとくにキモチよかったものです。

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名古屋!! 高速おりたらいきなりもうフツウの街並だ。ま、いいさ。ライブしにきたんだからな。TOKUZOって初めてだったんだけど、さすが知久くんお気に入りの小屋ってだけあってスゴクいいとこだった。ウッディ!! ふだんはジャズな しぶい音楽系のライブハウスらしい。

ライブの出演順は、今回のツアーはジャンケン!! 特別大物がいるわけでもないし、小物がいるわけでもないし(小さいのはいるが)みんなライブキングたちだからな。で、勝った順にトップバッターなのだが、みんなオソロシク ジャンケン弱くて だいたいオレがトップになっていた。トップは大好き。ま、キンチョーもするけど、あのキンチョーはスキなタイプのキンチョー。なんつったって、さっさと終えておサケのみながらみんなのライブ観れるからよいね。

TOKUZO、この日は微妙なイスのおき方で、最前の2mくらいが立ち見っぽくイスが空いててうしろがイスずらり。で、さらにうしろがまた立見。あいだのすわり族は見づらいべ。オレはムリヤリ、そのすわり族のとこまで歌いに降りてみたりしたが、ど~も、やりづらかったなあ。おちついて観たい人たちのココロをムリヤリこじあけている自分を感じてしまった。酒のみながら知久くんとかのライブみてたら、すごくいいカンジで、勉強になった。スバラシイ!!

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ま、そんなカンジでトモフ部はすこしカラまわりしてしまってたのだが、今回の企画はサイゴにまたみんな登場するしくみでね、ツアーCD(5曲入り! すべて未発表曲!!)の曲順でやるのだ。CDの3曲めがオレの「スポンジマン」なので、つまり第5部の3番めにトモフ再び登場。当然オレはほろ酔いだったが、お客さんたちもいいカゲンに出来あがっていた。2時間で人間(とくに群集は)ってかわるのだ。おかげで第5部ではカラまわし度は減った!! ラッキーだった!! TOKUZOを愛せた!! やすらかに初日の眠りについた!!

6月4日、お~大阪だ!! 
十三だ!! ファンダンゴだ!! オレの西のホームグランドだ!! 今回のジャンケンではちょっと気を抜いてみたらトリになった!! ファンダンゴは全員スタンディングでワイワイガヤガヤ脳天気でしあわせなカンジ。あいかわらずこの日もステキだった。TOKUZOとはちがってドロンドロンのカベだし、トイレのカガミはステッカーでみえないし、ステージに登場する時は客席かきわけるシステムなんだけど、オレはその弱点(?)たちがすべてココロにストライクなのだっ! たぶん、サードたちも、ベイビーも、知久くんもあそこだといい意味で「ラク」なカンジ。きっとそれはお客さんもみんなそーだべなあ。いい神様が守ってんだよ、ファンダンゴは。ラブリーな。

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あ!! この日のライブ、最前列にお子さま連れの方がいてね、オレはふざけて「手ぶらのオトコの怖さをおしえてやる~!! 母子ともども…」ってユ~ラユ~ラうごいてせまってみたら泣かせてしまってなあ。ま、オレ的には「う~ん、失敬!!」くらいの失笑なひとコマなんだが、あの母子にしてみればちょいホロにがいトラウマな夜だったろうな。ほんとにゴメンナサイ。(ここ読んでるかわかんないけどさ)…あれに懲りずに、また最前とかにきてくれたら「さすが、関西人!!」ってカンドウするのでヨロシク。

打ちあげの店がとてつもなく「大阪」でね。よかった。店員がオレらよりも出来あがっててね。オレはよっぱらいスキだ。メーワクかけないよっぱらいはサイコーだ。料理もうまかったし。値段も「え?!」ってぐらい安かった。これからは一生『道場』で打ちあげだな。

さぁって、京都だ。ワンワン! たくたくだニャア!!
オレの中では勝手に大阪ナンバーワンライブハウスはファンダンゴで、京都のNO.1は磔磔なのだ。なんでか? ルックスだ! ニオイだ! あやしい楽屋だ! サードたちは磔磔初めてらしくてね、たぶん「わあ!! 木だ!! 木だ!!」ってハシャイでいたことだろう。な~んて、みんなあいつら疲れてたかも。

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なんつっても、今回のツアー、オレとベイビーと知久くんのバックバンドは全部サードクラスだからさ。ココロはいくらがんばってハリキっても、カラダはきっとボロンボロンだったはず。で、ツアー3日目だからな。ライブおわった後のオオツカなんか ちょい気の毒なくらいヘトヘトになって楽屋のソファーにねころがってた。当然、オレはその上に乗っかってあそんでみたけど。かなり無反応だった。みんなヘトヘトだったのだな。ちなみに、オレは毎回、自分の部30分、第5部で10分くらいハジャグカンジ。天国だった。スマン!! ありがとう。

磔磔はね、みんなよかったな。ベイビーは「のどがピンチ!!」とか言ってたけど 実際のライブではちっとも平気で、逆にハスキーでいいダシ出てた。知久くんは男らしかった。サードクラスはニューウェイブサウンドなようで実は「和風」だから(トモフ的見解)たくたくにフィット! トモフはたくたくラブだからね、なんかいいの。いつも。あのズラ~とすわってるよっぱらいたち・・・みてるだけでこっちも酔っぱらってくるのだ。ホッホッホ~♪

打ちあげの居酒屋(2軒目)がちょいブキミで具合がわるくて、ホテルもなんか怖くてテレビと電気をつけっぱなしで寝た。乙女のようだった。

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東京へ帰るバス。結局、雨降らなかったな。
CDでは「雨の中を、バスが走る♪」って歌ってたのに。ま、いいか。来年のこのツアーはきっとちゃんと雨だ。

渋谷につくと、もうやになっちゃうね。
オソロシク日常(現実)の景色だからよお。
もちろん、そこにみえるひとりひとりは みんなそれぞれ変態たちなんだろうけど、すごくフツウにみえてしまう。「あ~、旅が終わってしまった。また、しばらくフツウの日々だあ…」ってションボリした。が、クールな運転手さんは、きっと、「さ、おわった。あしたは…」ってカンジだったのさ。笑顔だったが。

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6月10日。4日間のブランクを経て吉祥寺にメンツが再び終結した。
「おお、久しぶり!」。で、この日またオレはトップ!! ジャンケン強すぎ! 競馬は負けっぱなしなのだが。スターパインズカフェ、昔はコギレイでなんかキライだったんだけど、このごろ愛しい! ここも店の人みんなキサクだし。照明、すごくキレイなんだよな。お客さんもスキみたいココ。で、この日だけ「アコースティック」ってゆう夜だったので、オレはひとりトモフしてみた。スタパにひとりトモフはジャストフィットだな。と、オレは思った。次のひとりトモフワンマンはスタパだ!! と、勝手に決定した。

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第5部あたりは、ちゃんとバンドサウンドで、フィナーレなゴージャス感はバッチリだ。ベイビーと客席でハイタッチ…っつう、しあわせな技がこの日うまれた。ステージの方を振り返ると、知久くんと天使たちの笑顔。オレはあまりにもしあわせで失禁した。ココロの中で。

6月12日! あ~、とうとうほんとの最終日だ。
ついに終わってしまうのだ宝石の日々が…。4時ぐらいにQUE入りしたんだけど、やっぱ微妙にさびしげだ。テンション低いわけじゃないんだけど、「おわるのだ。おわってしまうのだ。」っつう風がビュンビュン吹いていた。少なくともオレの中では。この日だけは、「サードクラスがトリ!」ってのは決まってた。オレら年輩者がムリヤリ命じたのだ。この企画はそもそもサードクラスが毎年、1月にやってた企画だからね。サードクラスは見事にホームグランドでトリのステージをつとめていた。勇ましかった。

そしてサイゴのサイゴの第5部。あいかわらず、オレとベイビーは客席で「男のハイタッチ」、そしてステージには笑顔のサムライたち! ああ!! 父ちゃん母ちゃん、産んでくれてありがとう。

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打ちあげはそのままQUEで行われた。
居酒屋じゃないから、イスがオレにはおちつかないの。だから基本的には立ちのみの打ちあげになっていた。ベイビーが13日に神戸でライブだったんで先に帰ってしまった。せつないな。

ひさしぶりに朝までのんでみた。そんなに打ちあげフェチじゃないから。打ちあげって、ず~っといると、おもしろいのだな。寄せては返す波のようだった。クメムラが異様に元気だった。彼女の妙なダンスがいまだに脳裏から消えなくて困っている。ハカマダくんがみんなの手相をみていた。オオツカと知久くんが静かに大人の飲みをしていた。シノダくんもムトゥもたのしげだ。ああ…。みんな元気でよかった。

すごいイベントだったなあ。
どこの夜もお客さんたくさんだったし、どの夜もしあわせに眠れた。正月に(2006のね)ツアー第2弾やるって!!
今回のしあわせを超えられるのか?! ってオレは不安だ。ちゃんと、半年生きないとな。置いてかれちゃうからな。来てくれた人たちも、それぞれそこそこがんばって また再会だ!

6/3 名古屋
1・歌う39歳(短)
2・ワルクナイヨワクナイ
3・骨
4・疎遠
5・星ラップ
6・GO ! GO ! GO !
7・脳
8・歌う39歳
 
6/4 大阪
1・歌う39歳(短)
2・脳
3・乗れ!
4・疎遠
5・GO ! GO ! GO !
6・巨大なダムのありんこの穴
7・ワルクナイヨワクナイ
8・歌う39歳

6/5 京都
1・歌う39歳(短)
2・疎遠
3・脳
4・骨
5・星ラップ
6・巨大なダムのありんこの穴
7・ワルクナイヨワクナイ
8・歌う39歳

6/10 吉祥寺
1・歌う39歳(短)
2・ワルクナイヨワクナイ
3・カンチガイの海
4・忘却 to ハピネス
5・世界は終わってなかった
6・いとしのワンダ
7・歌う39歳

6/12 下北沢
1・歌う39歳(短)
2・脳
3・PATROL
4・星ラップ
5・GO ! GO ! GO !
6・巨大なダムのありんこの穴
7・ワルクナイヨワクナイ
8・歌う39歳

全5ヵ所、第5部
1・年上想い(サードクラス)
2・恋かしら(ワタナベイビー)
3・スポンジマン(トモフスキー)
4・おるすばん(知久寿焼)
5・不思議な6月の夜(全員)