つれづれライブ日記


vol.15
1998. 3.17 ~ 1998. 3.21 
「ライブの想い出」Live Tour '98 EXPO*part1

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とうとう ライブの日々が始まった。
僕自身、待ちに待っていたので うれしい。
'97は ほとんど レコーディングのことばかり考えてた。
レコーディングは 大好きだけど 毎日じゃねぇ。そんなに スキじゃなくなった。

だから '98は ライブをたくさんやるんだ。
でも 時々 レコーディングのこととか、麻雀や、草野球のコトも考えよう。
じゃないと、今度は ライブ嫌いになっちゃうからね。

バランスは たぶん 大切だ。


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3月17日 渋谷・屋根裏

シークレットライブだったらしい。
シークレットにするほど トモフは人気者なのかちょっとした謎だが、お客は いっぱいだ。
よかった。 かなり ホッとした。
ところで、「ナゾ」とゆう漢字、たぶんまちがってると思う。

渋谷の屋根裏は 300人くらい入ると満員の いわゆるライブハウス!
今までは、5人トモフスキーは 東京では リキッドとか、ブリッツだったから、こうゆうライブハウスで あの強力な5人(ちゃっかりオレも含まれている。)のショウをするのは すごくワクワクする。
お客さんの「こまく」もきっと ビリビリだ。


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僕は 久しぶりのライブだったから、すこしずつ ライブ感を とり戻していこうとしてたけど、しょっぱなから お客さんがダイレクトに あおってくれるので、どうでも良くなった。
ライブハウスは、どっちみちスバラシイのだ。
ちょっとした 独り言も全部きこえるし、考えてるコトだってきっと まる見えだ。
ぼくのスバラシイおひとがらも バレバレだ。
最前列の人には ツバもとんぢゃう。
スリル満点だ。

'97には こんな種類のドキドキは ほとんど無かったから、
「おぉ!オレの'98が遂に始まった。血がめぐり始めた。」
とゆうヨロコビで ぼくは すっかりゴマンエツだった。
ありがとう'98。


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3月20日 名古屋 クアトロ

さて、旅が始まった。
20日の朝5:00まで ホフのオールナイトニッポンにおじゃましてたので、朝寝坊の恐怖から逃れるため 僕は 東京駅に泊まって新幹線を待った。

とは言っても 野宿じゃないぞ。
あの赤レンガの駅のホテルに泊まったのだ。
すごいだろ。あそこ かなり古いぞ。
エレベータなんか ないぞ。 へとへとだ。
ホテルの廊下から 下をみると そのまま駅の吹きぬけだ。すごく ビジネスマンな ひとときだった。


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さて、名古屋で5人ライブは 久しぶりだ。
でも ちゃんと 少しずつ動員が のびてるらしく、
「トモフスキー!その調子だ!がんばれ!!」
ってカンジだ。

名古屋のクアトロは、ステージが異様に高くて、僕の目線には 空間しかない。
初めて あそこでやった時は そのつくりのさみしさで、どうしても ライブな気分になれなかったけど、もう すっかり慣れた。
逆に あのクールなつくりを 「さて、どんなエキスで 埋めてみせようか。」とワクワクするようになった。エンターティナー魂がくすぐられるのだ。
立派だなぁ、オレ。

この日は すごく じっくりライブができた。
お客さんが じっくり楽しんでる気がしたからだ。
「星ラップ」の2番で 「熊になった母と子のおはなし」をしたら、きちんと悲しがってくれていた。ように見えた。
ピュアな 名古屋の夜に トモフスキー感激。


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3月21日 心斎橋 クアトロ

前日のピュアな夜とは うって変わって
大阪のクアトロは アニマル系だ。
同じクアトロなのに つくりが全然違う。
こっちは ステージが低いところにあって、
客席は うしろに行くにつれて高くなってる。
ぐるりと まわりから 僕らは 見おろされてるわけだ。
当然、ドキドキする。
「そんなに 見ないで!!見つめないで!!」ってカンジ。

ステージに登場したとたんに、僕はコーフンして、はしゃぎ始め、ムダに動きまくり、お客に あおられまくり、すぐ くたびれた。
ライブ開始の頃に比べて、終盤はめっきり口数も減ったから、観てた人らはきっと おもしろかっただろう。
でも 僕は「つかれても、歌詞をまちがえるな!」
「ヘトヘトでも 曲順を とばすな!」

心の中はまるでコンピューターのようにとぎすまされていたのだ。
すごいだろ。

「星ラップ」のクイズコミュニケタイムで、
正解者に 花がプレゼントされるとゆう
美しい企画が うまれたのは この晩だった。
昔は お客さんとのコミュニケは なんとなくキライだったけれど、このごろ妙に大スキになってきた。
みんな おもしろいヒトたちばかりだ。
あぁ、楽しい。
ライブは、よいね。