つれづれライブ日記


vol.17
1998. 4. 2 ~ 1998. 4. 3
「ライブの想い出」Live Tour '98 EXPO*part3

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4月2、3日 新宿 リキッドルーム

ちなみに 今、この原稿は
久しぶりに手に入れた お気に入りのペンで 書いています。
とても フレッシュな なつかしさ。

そして、あぁ リキッド2DAYS。
両日とも すばらしく つかれた。
エネルギーを 使い果たすのが
このごろのライブの課題のひとつなのだ。
ペース配分なんて
してる場合じゃないのだ。

もう とっくに 大人なのだ。
もう 12年も ハタチなのだ。


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まず 初日の4月2日、3:00PMに
リキッドの楽屋に到着。
3/28のサッポロ以来、4日ぶりにメンバーたちと再会。
あいかわらず いい目をしている男たちだ。
4日間のうちに トモフ・ライブのテンションを 
すっかり忘れてフツウのカラダになってしまってるので(僕を含めて)、
サッポロのライブのビデオを楽屋でながめた。
リハビリってかんじだ。
5分くらい ながめてれば、あっとゆうまに
もう ライブモードだ。
かんたんだ。


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リハビリの後は ステージでリハーサル。
リキッドは ステージが広いから 
モニターにきちんとキモチいい音を返してもらわないと
コドクになってしまう。
モニターってゆうのは、ステージの床に置いてあるスピーカーたちのこと。)
4日間のブランクを埋めるために かなり入念なリハーサルがつづく。
ちなみに 僕は リハがスキで 他のメンバーが
「つづきは本番で・・・」とか言い出しても、
「いいえ!!これも本番です」とゆうキビシイ男である。
汗を ひととおりかいて さぁ開場待ち。

リキッドの長い階段を登りきった若者たち。
もう それだけでかなりの体力を使ってるハズだ。
でも こっちも リハーサルでヘトヘトだからイーブンだ。


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オープニングの「T・O・M・O・V・S・K・Y」でお客さんと
こっちの両方にスイッチが入れば あとはやるだけだ。
あの曲で ぼくは 自分の生いたちをひととおり まくしたてて語る。
家族構成や、父と母のなれそめとかを公共の場で 演説するのは とてもユカイで、あれだけでぼくのスイッチは 全開だ。 カンタンなのだ。
「とばせ!手を抜くな!ペース配分くそくらえ!!」と、
心の中で 指令がとびかうので トモフスキーは 勇敢に果ててゆく!!
カッコイイのだ。
スバラシイ、ナイスガイなのだ。
こんな ナイスガイなんだから、観にきた客たちも みんなナイスガイに決まってるのだ。
パーフェクトなのだ。


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そのうち トモフスキーは うかれすぎてライブそっちのけの所に行ってしまうのだけれど、すっかりツーカーなバックのメンバーが なんとかしてくれるので 安心して 手放し運転なのです。
お世話になります。 なってます。

そうは言っても 音楽家なボクは いくら暴走していても、歌詞をまちがえないように気をつけ、曲によっては微妙な声量の調節をするのだ。
トモフスキーの曲は 出し入れが激しいから、そこらへんの数学的なバランスがとても重要なのだ。
炎の魂と氷の頭脳なのだ。
そして それをあやつっているのは 実はフッキンハイキンなのである。
なんか よくわからなくなってきたけど、言いたいコトは
エライんだぞ!!ってことです。
ほめてあげよう。


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あ、そうだ!今回のツアーが始まる前に、
ぼくは確か、「ライブはダイブだ!!」って言ってたけど 結局客席に身を投じることは なかったね。
ちょいと 釈明せねば なるまい。
あれね、ダイブね、やっぱ 危ないね。
痛そうだし。
お客さんたちも あんまり カラダきたえてなさそうだし。
だから 今回は 保留。
だってさぁ、花を投げるだけで ショーギダオシだぜ。
ちょっと たよりないね。 って、ヒトのせいにしてみました。

ま、ダイブは なかったけど、オレの魂はリキッドじゅうをころげまわってたので よしよし。なんか、今回のライブから突然 エキサイトなライブショウがスキになった。
そう思わせてくれたのは...
そう。君たちだ。あぁ、たまんない。
ライブはいいねぇ。ずーっと やるぞ。
ずーっと 観にきてください。では また。