つれづれライブ日記


vol.267
2007. 7.20
「ライブの想い出」

7月20日 渋谷 O-WEST ワンマン『大航海』



なんたって、この日のベースは兄だぞ! ハルだぞ! ホッホッ帆~!! 事前にBBSとかでバラしたいのをずっとガマンしてたのだ。お客さん、驚かしたくてね。ちゃんとドワ~ってなってた。「今日、ベースを弾いてくれるのは、なんと~、、、!! にいさんだぁ~っ!」って紹介したら、「ええええ!? うわあああ!!」って、お客さんの地盤移動がドドドってステージに向かって。トモフライブでは観た事なかったあのうねり。壮観だった!

でも、ハルは軽く手をあげてヨロシクってあいさつなカンジ。覚えた曲たちのことでアタマがいっぱいだったらしい。動いたらアタマの容器からコード進行とかがこぼれちゃうって状態だったのだろう。初参加が、いきなりワンマンで25曲だもん。身内ながらスゴイって尊敬する。気の毒にさえ思う。25曲習得、、。6月のうちから「あの曲のあそこのコードは どうなってんだあ?」って質問メールが届いたり、「トモフ曲は覚えづらい! 体に悪い! だから次々とベーシストが変わってきたんだ!」ってグチっていらっしゃった。オレは「ダイジョブ。間違ってもバレない。そうゆうアレンジって風に聴こえるよ、きっと。」って。でも「いや、ベースの間違いは絶対ヤバい!」って、さすがっ! たのもしい~!

ハカマダ君の完全復活なるか!ってのもこの夜の、もう1本の柱だったのだ。ワンマンなんて半年ぶりくらいだもん。体、もつのかなあ、、って実はかなり心配していた。が、ライブ前の楽屋での彼は意外に絶好調でゴキゲン良さげ。かえって、オレ、オオツカ、クメムラがソワソワ病に冒されていた。「あああ、このソワソワ~、どおしよ。」「あああ、このソワソワ~、どうしましょ。」って、3人だけがアタフタ。ハルはコードをメモったカンニングペーパーをじっとながめ、ハカマダ君はニコニコ。異様な楽屋だった。ライブ直前の5分前になって、急に自分はソワソワが消えて、シャキ~ン、ポワ~ンってスイッチが入ったの。あれは不思議だった。たぶん、ユンケル効果。そして、さっき書いた通りのドドド~ってゆうライブスタートに突入したのであ~る。

ハルとハカマダくんの2大柱に気をとられていたが、実はこの日は『大航海』のレコ発じゃんよ!! おうおうおう!! お客さん満員感謝! いいよね、O-WEST。いいっしょ? あそこ。昔は結構よくやってたんだ。2階席がま~るく取り囲んでるカンジで、うん、長方形だとロックっぽすぎるけど、丸いと、なんか「ショー」っぽい空気になるよね。温度高めの。客席の一番後ろも、割と近いっしょ? 生理的に好きなのだ、あのつくり。あの空気。ま、せまいって事なのだね。でも550人ソルドアウトだもん、全然キセキ! ありがたし!
また『大航海』からそれてしまった。そもそもは1月のリキッドワンマン終わった直後の打ち上げ会場に行く途中で、遠藤君(スタッフの青年)に、「ワンマン、年に1回じゃなくて2回やりたいなあ、、。CDリリースとか関係なくても やりたいなあ~」ってお願いしたら、「わかりました」って、フリップサイドの須田君(イベンター)に連絡。んで、「7月20日、取れましたっ!」って決まったんだよ。早いっ!すなわち、当時はこの夜がレコ発ワンマンってつもりでは無かったのだよ。なのにトモフが頑張っちゃったおかげでレコ発になっちゃった! 『大航海』って名前も、ワンマンライブのタイトルとして考えられたものだったのだ。そしたらアルバム完成が間に合って、アタマこんがらがって、CDのタイトルも『大航海』になったのだ。半年の間、いろいろあったよなあ。ハカマダ君休憩で4人トモフとか、ミエノくん脱退、篠田くんプチ復帰、そんでこの日には兄参加。ちょうどレコ発。ワオ!としか言いようが無いっ!

ライブは、思いっきり楽しんでしまったよ。猛烈にハシャイだぞ。しっかり歌う事にも気をつけました。新曲多かったので。でも基本的には動きまくっていたなあ。楽しくってね。ハカマダ君と思わずハイタッチしちゃったよ。出来たじゃ~ん!って。兄がしっかり弾いてくれてるぶん、弟は足と腹筋の限界へ。この動きには意味は無いだろう、と思いつつも、見えないロープで縄跳び、うさぎ跳び、船長の潮吹き、、、。観てた人は知ってるだろうけど、あの夜を一番有効利用したのはオレだ~っ!! 次がメンバーたち。で、その次がお客さんたちかな。ゴメン。でもお客さんのおかげなのだよ、あんなにわけわかんない楽しいトコに昇れちゃうのは。いつもなごやかに眺めてくれてて助かる。ギュ~!!!(抱きしめております)

不安と興奮と感動と燃料切れと安堵。全部経験できた。大感謝な大航海だったぞお。サンキュ~! さ、夏だ~!