つれづれライブ日記


vol.271
2007. 8.25
「ライブの想い出」

8月25日 大阪 OTODAMA 07

終わっちゃった、、って途方に暮れております。こんな気分は小学校の夏休み以来だ。ひとことで言えば、「楽しかった!」なんだけどな。なんかそれ以上に、「もうあの日は来ないんだな、、」って淋しさの方がデカイ。正直困っております、もう3日くらいたつんだけど。缶コーヒー買いに自販機行くのも 妙にトボトボしてしまう。まだ暑いのにさ。コンビニ行ったら 普段は買わないTOPPOなんて買っちゃってるし。

オス。天気すっごく良かった。会場に着いたらステージの巨大な屋根でゾクゾクした。ハカマダくんと笑っていた。あまりにゾクゾクするんで。でも、天気ギラギラなおかげで イヤな緊張感は無かったなあ。各バンドののぼりがズラ~っと立ってたな。大相撲の力士ののぼりみたいなカラフルなカンジで。清水音泉のおバカな熱い心意気に グッと魂つかまれて楽屋村へ。

ステージ裏の楽屋村。楽屋小屋(工事現場のプレハブテイスト)が10軒くらい並んでいる。芝生の中庭みたいなとこに 海辺の白いプラスチックみたいなイスとテーブルが置いてあって、ちらほらミュージシャン~!ってカンジの人たちがくつろいでいた。楽器持ってウロウロとか、何か食べてたり。音楽雑誌で見た事があるあの景色。ワオ!でも、とにかく暑くて(朝11時なんだけど既にギンギン)ダッシュで楽屋小屋へ。エアコンついてたけど、昼3時くらいまでは34度。でも外よりかは涼しい。お客さんに少し申し訳なく思う。

すぐ最初のバンドが始まって、轟音がズシンズシン楽屋小屋を揺らし始めた。マキシマム・ザ・ホルモン。すごいね。やばいね。曲が終わるとグワ~っと歓声。なにかMCでしゃべると、またグワ~。ああ、オレたちフェスってトコに来ちゃったんだね、、って強烈に実感。普段は感じることない音だったのだ。幸い、次の出番はYO-KINGだったから 少しずつ気分は落ち着いた。倉持(YO-KING)がいてくれて本当に良かった。やっぱ知り合いの声とサウンドって落ち着くね。お、倉持調子良いようだな、、って聴きつつ、ハルとハカマダくんと3人で今日やる曲を早回しで合わせてた。サードの女子たちは早くも会場をエンジョイしに行ってたようです。あの子たちはホントに旅が大好き。

さて、あっと言う間ってカンジで出番になった。ステージに出て、「おお~い!」って軽く手を振っただけで、「どおおお~っ」って歓声が返ってきた。ナイスな大阪テイストな、お出迎え!でもいつもよりかその数がデカイ。ひゃひゃひゃ~。落ち着いて準備なんかしてらんない。わ~いわ~い♪ 早くライブしたくてたまんなかった。でもリハ(サウンドチェック)無しだったから、ちゃんと一応マイクチェックとかさ、アンプでジャラ~ンとかね。そのつど客席とか景色見て、なんか笑っちゃったなあ。もう何から何までスゴイ光景で。

ライブスタートOKの許可が出て、待ってましたってカンジで「うわわああおおお、オ~レ~は~、トモフスキー!!!」って大声だしてスタート。気持ちよかった!まず、清水音泉と、投票してくれた大阪ピープルに大感謝の弁。ちゃんと聞き取ってもらえるようにゆっくり選挙の街頭演説のようにしゃべりました。兄があいの手をはさみつつ。

で、「歌う41歳」から「ワルクナイヨワクナイ」ってダッシュ、ダッシュ。とにかく30分だからさ、時間ないの。なんつってもこの日は「無計画とゆう名の壮大な計画」をメニューに入れちゃったからさ。あれだけで10分くらいあるじゃん?ちょい困るよね。自分の曲なんだけど。あの曲のせいで 今年のOTODAMAのトモフはトーク不足。お客さんとのまったり不足。ま、しゃべり過ぎでライブ台無し事件ってのも過去に何件もあったから これはこれで良しとする。にしてもホント、あわただしかったな。自分の脳。しゃべりれないぶん動きまくらねば、、と。でも歌詞忘れないように空に字幕を思い浮かべつつ。
ステージと客席の間が結構スキマがあってさ。やっぱそこに飛び降りるっしょ。お客さんに何度も水をまいてあげたり、ペットボトルごと放りこんだ。暑そうだったから。あれ全部トークの代わりでござる。スタッフさん、いろいろ御迷惑おかけしました。

バックでは兄がバッチリぶいぶいベース弾いてくれてるんだし、弟は落ち着きなくていいの。サードクラスはクメムラがいつもと違う帽子をかぶっていた以外は いつも通りニコニコ。オオツカはニコニコ通り越して口開いたまんま。ハカマダくんはギブソン(借り物)を気持ち良さそうに弾いていた。もっとPAさんにアピールしてギターの音量上げてもらえば なお良かった。ギブソンだもん。いつ「返せ!」って言われるかわかんないもん。お客さんバッチリ! たくましかった。すごいね体力と精神力。オレだったら5分で倒れるよ、あの天気で、あの人混み。

ぴゅ。あっと言う間の30分だった。きっちり体は果てたけど、なんか心は全部空に吸い取られてしまったカンジ。疲れても何か疲れ足りない。野外マジックだな。オレのあとは民生くん、筋少。さすが!ってカンジのライブしていた。フェス慣れしているなあ。物販スペースで聴いてて、「ああ、オレ、もうちょいじっくり噛み締めつつやれば良かったのかもなあ」って少し心残り、、しつつも、お客さんにお酒もらってクピクピしながら、TシャツとかCDにサインをシュシュシュ。楽しかったけど、かなり酔った。水分とるべき時間に日本酒だったので。

めでたく完売して「さあ、遊ぶぞ~!」って時、オレは楽屋村でクタっとなっていました。頭に冷やしタオル乗っけてゴロンと。セッチューのテントが気になっていたんだけど、全然動けなくて無念。夕方過ぎに起きてスネオくん、ピーズ観戦。夏終わっちゃうんだなあって、しみじみしていた。Coccoっていいなぁ、って後ろ髪ひかれつつ後片付けして車移動。

打ち上げがバナナホールであったのだ。23時半くらいから。何もかもおいしかった。パワフルな打ち上げだったなあ。すごいや、みんな。4時までやってたらしいぞ。自分は3時にフェイドアウト。もう、全然余力無しで。OTODAMA、やっぱ愛しいなあ。トモフ初の夏フェスがOTODAMAで良かった。また、誘ってもらえるように もうちょい頑張んなきゃ。今度は炎天下の日本酒は控えて、ガツガツ楽しむぞ~! グレープ(元グレート)みたいになれたらいいな。

P.S.11月に大阪と京都でバンドワンマンあり。どっぷり満喫させていただきます。ヨロシク。