つれづれライブ日記


vol.281
2007.11.11
「ライブの想い出」

11月11日 下北沢251

ひさしぶりに恭一くんと洋一くんと再会。とっくに11月なんだけど、「今年もヨロシクお願いします」のあいさつで始まった! 恭一くんはレピッシュの頃から印象が全く変わらない。豪快で優しい親分な、男の中の男。オレがカステラで生意気っぽかった頃でも、おおらかに話をしてくれていた、数少ない人なのです。ま、オレらがレピッシュ大好きってのもあっただろうけど。でも、恭一さんの存在には本当に助けられてた。これからもヨロシクです。逆に洋一くんは永遠の弟キャラ。(オレの弟って訳でなく、全人類の弟って意味)いつも会うたびに憎まれ口。楽しいのだ。お互い40男になって、少しずつまともな会話もするようになってきて、実は、くすぐったい。

リハしてて、どうもマーシャルの歪みが足りなくて困ってたら、恭一君が「オレの使ってないFUZZ貸そっか?」って、ホントに大きな男! で、ありがたくお借りしました。が!、自分、ギターがヘタなのを迫力でごまかすために歪ませたかったんだけど、恭一君のFUZZは切れがよくて、余計にヘタなのがバレるカンジになってしまった。やっぱプロの使う機材は良いのだ。音の抜けがコキ~ンとね。キレが違うのだ。

リハ終えても曲順が決まってなくて、車に戻って、ギターと紙とペン持って悶絶してた。で、決めた。今日のテーマは「御無沙汰していた恭一くんに、最近のトモフを報告」ってカンジで行こうと。で、車の中で「歌う41歳」から仮想ライブを始めて、途中でちゃんと「オレ、7月にアルバムを出したんですよ、、」とか語りを入れたり、気合いを入れるとこでは「おおおお~!」って、うなったり。駐車場に隣接する民家から、ときどき若者カップルが心配そうにこっちを見ていた。通報される前に車ライブは終了。ひと仕事終えた感があったので、コンビニで焼酎ウーロン割りを買ってクピっと楽屋に帰還。(帰る頃にはアルコール成分ゼロですのでヨロシク)

最初のバンドが始まった! BUGY CLAXION。気合いの入り方がスゴイ。パッキン、パッキン。ゆるい瞬間が一切無いのだ。おしゃべりもほとんど無い! 美女なんだけどサムライだ! ぐおおおお。燃えて来たっ! 怒髪天の増子くんのレーベルからCD出すらしいぞ。あ! そうだ、増子君が『大航海』をホメてくれたぞ。ほっほ~。うれしかった!

さて、2番手、ひとりトモフ。さっきのバンドがスゴク硬派だったんで、オレもしっかりやらないとな、、と気合いを入れてステージへ。251はステージ低めで、オレはバスドラム踏むから基本的に「座り」で、だからお客さんからはほとんど見えない。うぬう、、。でもそんなの関係ねえのだ。気合いと恭一さんのFUZZでズド~ンとな。お客さん、すばらしかったねえ。やっぱ気合い入れると気合いで返してくれるのだな。ライブって面白いなあ。10月、オレは首の鈍痛のせいで、結構ブルーだったくせに、この日のオレは全然へっちゃら。「わ~、今日のオレはゴキゲンさんだなあ」って自分を面白がってた。乗員・乗客のコーラス、お客さんのスネアも全部がエネルギーになったとです。大感謝祭。

あ、多少MCタッタカやったのだ。無駄なおしゃべり禁止。BUGY効果。そのせいか、さっきの車ライブよりも5分くらい時間余ってしまって(この日もステージに時計持参)、自己申告アンコールで2曲。「きよしこの夜」合唱して「メリークリスマ~ス!」と絶叫。それでようやく8時34分に。(8時35分までがオレの持ち時間)34から35に変わる瞬間を 大晦日テイストにお客さんと分かち合った。もう、冬の娯楽を満喫したっ! 2008もヨロシク。