つれづれライブ日記


vol.282
2007.11.17
「ライブの想い出」

11月17日 十三ファンダンゴ

サードクラスやスタッフたち「30代チーム」は、16日の夜に車で東京出発。大阪まで6時間くらい? 大変だ。でも、運転手の遠藤君に生放送のラジオから電話が掛かってきたりして、それはそれは盛り上がってたらしい。ちょい嫉妬。オレは10月に頸椎(首あたり)痛くて、前もって「クルマ移動、無理!」って弱音吐いてて、当日出発。のぞみ移動。オレが新幹線なのに、手伝ってくれてるハルがクルマ移動ってのは無いべ、、と、2人でのぞみちゃんに。隣同士に座る事なんて滅多に無いから、ちと照れ臭かったかな。オレはシュウマイ弁当。ハルはトモフ曲の紙を出して最終調整。エライ!

大阪・京都の大航海ツアーだっ! いつもは京都・大阪の順なんだけど、今回は逆で、ファンダンゴが先になったのだ。この順番の違いが いつもと違った十三の夜をつくった。つくってしまった! もお、かなりバッタバッタしちゃったぞ。まず、ライブの流れ。「流れ」なんてもんじゃなかったな。あらゆるアクシデントで、ブチブチ切れた。それも全部こっち側のせい。お客さんに恐ろしい大男がいて、ライブを滅茶苦茶にした!とかだったら あきらめもつくけど、こっち側の故障とか準備不足が原因だったから、かなり反省しました。

「反省~? だったらチケット代、返せ~!」とか言われちゃう? ダメだ! 返さんっ! なぜならば、さまざまなアクシデントのたびに、「くそっ、十三トモフはこんなもんじゃないぞっ!」って、猛烈に踏ん張って、かえっていつもよかヘトヘト汗だくだくだったもん。なので、引き分けっ!

1つ、踏ん張り自慢。トモフ、ギターのマイクを白熱奏法で壊してしまって、「じゃあ、もうギター弾かないっ!」ってピックを客席に放り投げる。が、その後ギター復活して「やっぱピック返して!」って言って、そしたら客席で「はい、ここにあります!」って言ってくれてたらしいんだけど、その声はオレには聞こえなくて困ってたら、「これでどうですか?」って遠藤君から2枚のピックが渡されて、でもどっちも柔らか過ぎて使いづらそうで、「金のピックと、銀のピック、、違うっ! オレはさっきのピックじゃなきゃイヤだ~! いやなんだぁあああ!」ってヤダヤダ地団駄あたりが、かなり脳のエネルギー消費した。で、演奏復活したくせに、スグにまたギター鳴らなくなったんだよなぁ。思い出すとゾッとする。あそこらへんライブのモロ終盤だったじゃんね。ぎゃああ。

それでもアンコールの「スポンジマン」とかラストの「カウント6発~!」あたりの興奮度まで昇って終われたのは、さすが十三! うん、お客さんに助けて頂いた。頼りない船長で申し訳ない! ファンダンゴにいた乗員・乗客全員で、なんとか無理矢理ライブをカタチにした!ってカンジだったよな。沈没ギリギリ回避。

ライブ後。いつもは客席フロアで お客さんたちと幸せなグダグダをするのがファンダンゴでの日課だったんだけど、この日は無し。やっぱ次の日にもライブがあると無理だぁ。全然開放的に、なれなくってさ。それがスゴク残尿感。ホテルもちょい遠くて「道場」での打ち上げも無し。それもスゴク残尿感。いつもとは違った事がたくさんあった十三の夜でした。やっぱ「ファンダンゴ最終日」がいいのだなあ、オレってヤツは。

そして、この日のバタバタしちゃったホロ苦い教訓と残尿感が、翌日、京都のライブの激成功に生かされたのである。磔磔、、すごかったんだぞお。