つれづれライブ日記


vol.284
2007.11.23
「ライブの想い出」

11月23日 新宿レッドクロス

満員の紅布~! 初めてだ、フル・レッドクロス。わ~い。HARCOくんのおかげだね。ひゃっひゃっ! 彼とは久しぶりの共演。情報によると5年ぶりとか、らしいぞ。オレは そのあいだに船長になっていた。でも、彼は、あいかわらず王子様テイストなHARCOくんだった! 白いシャツに アイロンをピシッと。「王子様」って言われるのイヤかな。ゴメン。でもね、ほんと輝いてんの! スターになる人って、きっとこんなカンジなんだろうな、、って思う。近いような、遠いような輝き。オレには無いね。トモフはお客さんから無理矢理あつめてるから、輝きを。お客さんが光ってくれないと、トモフ光りません。ヨロシク。

第一部HARCOくん。ライブ直前まで、PV撮影とかで大忙しだったみたい。若干疲れてたのか、それとも、もともとモノ静かな青年だったのか、曲のあい間のトークは実に淡々と。まるで23時頃の旅の番組のような語り口。演奏は優雅に熱く、トークはトツトツ淡々と。なんかよい。この手法、学習した。いつかマネする。あんなプレイは出来っこないけど。

5年間に下北沢で一緒にやった時よりも、やたらバージョンアップしてたよ、HARCO君。いろんな仕掛けを駆使しててね。自分の声をサンプラーにその場で取り込んで、それのハモリを重ねてって、それらをバックにいよいよ彼がリアルタイムで歌うのとか。ああゆう実験音楽的な心意気って大事だよね。トモフは逆に、最近はシンプル化しちゃってるね。この日はMDすら使わなかったし。あ、でも6月の名古屋とか、ビデオの2号と頑張ったじゃん。仕込みに仕込みを重ねたじゃん。そ、時々すごいの。オレ。なので許されて!

第二部トモフくん。不思議と、やりやすかったなあ。「不思議」って書いたのはね、すごかったのだよ、お客さんの静止加減が。ニコニコしてるんだけど、誰も動いてないの。満員だからキュウクツで動けないってワケでは無く、なんかピタっとしてるの。なのに気持ちよかった。あれは たまんないね。ああゆう雰囲気、今や大好きです。たぶん、HARCO君しか知らない人たちがキョトンとしてて、その「キョトン」をトモフ慣れしてる人たちはジャマしないように していたんだろうな。そうゆうトコ君ら、やさしいよね。大好きです。おかげで、オレだけ浮いて浮いて大漂流して猪木まで降りて来た。この~。気持ちいい大漂流だった。

この夜の選曲は、「コインランドリー」「カンチガイ」「疎遠」「幻想特急」「SKIP」「不惑」、、って思い切ってオセンチ系トモフを連発してみました。どりゃ~ってのじゃ無くて、「歌もの」系をズラリと。あ、そのせいで静かだったのか。なあんだ。たまにはヨロシイね。基本、オレって、オセンチなんだからね。ミ~ンミ~ンとね。せつなくね。あ! HARCOくんの鍵盤借りて、久しぶりに鍵盤トモフもやった! 「両思い」と「タイクツカラ」。メロディアス・トモフだったんだな。でも猪木。

第三部、セッションタイム。出演者2人の場合の恒例になりつつある「お互いの曲を一緒にプレイ」ってのが この2組だと難しい。原因は、HARCOくんの曲がハイブロウ過ぎて オレには無理~! なので「きよしこの夜」と「蛍の光」で勘弁していただいた。スマン。彼の鍵盤の音がクリスマスに実にマッチしていた。11月だけど。唯一2人でキレイにハモるところを 彼が本番でウッカリ忘れたので、そこだけは付け足しシンギンした。いろいろ無理させちゃったかな。HARCOくんが オレに合わせて だんだん下品になってゆく第三部だった。またやろうね。今度は5年とかあけずにヨロシク。さ、12月だ~っ!