つれづれライブ日記


vol.285
2007.12. 2
「ライブの想い出」

12月2日 高円寺クラブライナー

まず、前日12月1日から振り返らねば。土曜日。いい天気でね。ポカポカの完璧な週末がやって来たっ! こんな天気なのに明日のライブの事なんか考えてられるかっ! 海だっ! 山だっ! とりあえず外出だっ! で、なんか知んないけどホウキとチリトリ持ってダ~っ!、、と。落ち葉をザッザッザッザ、、、。べつに自分ちの庭とかじゃないんだよ。庭無いし。ごく普通の道。ご近所のおばあちゃんには「あら、ごくろうさま」って声かけられたけど、たいていの通りすがりの人たちは「なんだ? この男」って不審な視線をくれた。照れた。

やっぱ外の空気は最高だ。太陽、グッジョブ! いつのまにか汗かいちゃうくらいだった。そしたら、音楽モードも降ってきたっ! 「明日を とばして あさってに~♪」とか歌い始めてた。そ、この時点では「こんな天気ギラギラの週末に、地下に潜って、人前でテンション上げられっこない!」って気分だったのだ。たぶん正常な生き物の本能だ。「ああ、遠くに行かなきゃ。なんで明日、高円寺なんだ。間違ってる。不自然だ、、、」で、1時間くらい経過。呪いの歌も尽きて、枯れ葉をデカイバケツにどっさり集めたら「あ、ギターに触ろ~!」ってスイッチが入ったのだった。オレってチョロイぜ。めでたし!

そして日曜。道が空いててすんなり杉並区に潜入成功。天気最高。五日市街道(住所で言うと、成田東あたり)最高! クラブライナー到着。3時半入りだぜ。遅刻無しだ、バッチリさんだ。ささっとリハを済ませて、さ~て、出番は9時過ぎ。長い休憩だ。曲順を決めよお。(結局、土曜は楽器に触るだけで、曲順決めるまでには至らず。)ギターを楽屋でポロンポロンと。対バンの夏待ちレスター・平野君と だんだん知り合ってゆく時間を遊んでおりました。平野君、オレのモロ後輩! 歳が7つ離れてるから大学で出会うことは無かったけど。学部もサークルも一緒。しかも千葉県人! やたら腰低い下手(したて)に出るトーク戦法の男。「カセット時代から知ってます」とか「ああ~、緊張です~」とか、全部笑っちゃうくらいウソ臭くて大警戒した。ダマされちゃいけないぞ。「大好きです」とか言って、中身は悪魔だ。極悪なオーラを感じるぞ。で、すごく仲良しになれた。オレも極悪だから。楽しい時間をアリガトウ。

7時になって、チバくんからライブ開始。「うたう~34歳~♪」とかサービスしていた。気を使っていただき、恐縮だ。次が平野君たち。ドラム青年と2人でやってた。曲が全部いいの。やばいね。おもしろかった。で、ようやく来たぞ、オレの出番。21時24分! ごおおおん。トリってキツイぞ。くっそ~、枯れ葉集めで たまった熱を放出だあ~っ! お客さんたち、この前のレッドクロスよりも更にクール! いったい東京で何が起こってるんだ? いちいち微妙な反応になるので、そのつど つっかかってみた。「こらっ!」とか「なんだ! そのリアクションは! 処女かっ!」とか、セクハラ船長で かたじけない。本当は、お金払って観に来てるんだから ライブの楽しみ方は自由でござる。ああゆうふうにお客さんに無理をさせようとする自分が楽しい。ヨロシク。そうだ、この日が41歳トモフの最後だったのだ。次、会う時は「歌う42歳♪」

そんなわけで、お客さんとの真剣勝負に時間をかなり使ってしまって、気がついたら持ち時間の50分がスグ残り1分になっちゃっった。あわてて最後にやるつもりだった「仰げば尊し」へ。が、一番いいとこ(い~ま~こそ~、別れめ~♪の部分)で制限時間になってしまって、「ああ~っ、ここまでだっ! サンキュ~!」って無理矢理終了。欲求不満の「アンコール要求手拍子」が ちゃんと発生。アンコールは まずその停止箇所から歌いました。

ここからはもうダラダラだったな。なんか全然やり足りなくて引っ張ってしまったよ。2日がかりで上げたテンションの捨て場がなくて、終われないっ! どこかにバケツでもあればなあ。落ち葉みたいにドサッとなあ。で、最後は平野君の鍵盤借りて「タイクツカラ」を。ステージの真ん中に彼をひっぱりだして「君なら、いきなりでも大丈夫だろ」と強制セッション。全然ダメみたいだった。楽しかった。さすがに23時が近づいて来て、ついに終了。長い夜だったなあ。みんな、お疲れさまです。さてと、、次は14日だっ! 時間内で燃え尽きるぞっ!