つれづれライブ日記


vol.295
2008. 3. 2
「ライブの想い出」

3月2日 代々木・ザーザズー

ザーザズー、3周年おめでとうございます。お店完成直前のドタンバ作業中の階段で、スプレーで徹夜ペイントしてたあの夜から3年たったのだあ。で、何度か出演させて頂いた。実は、最初の頃は どうしてか馴染めなかったのです。謎。代々木っつう場所のせいだろな。渋谷経由で行ってたから、車の渋滞でグッタリでね。いまでは参宮橋方向から侵入しておりまして、もうダイジョブ。あと、駐車場、最初はスグ隣りのとこに入れてたんだけど、一日停めてたら滅茶苦茶高くついて、ブルーになったんだあ。いまでは安いとこ発見して、もうダイジョブ。ステージの中の低音がド~ンとしてたのも いつのまにか気にならなくなっていた。改造したのかな、オレが愚かだったのかな、もうダイジョブ。出音も最初よりもグッっと来てる気がする。これも単なる気のせいだったのかもしんないけどさ、いろんな「もうダイジョブ」なおかげで すっかりくつろぎの場所だなあ。さすがだなあ。これからもヨロシクです。

この日は TALK TO ME とバンドトモフの2バンド。安斉君に無理言って2バンドイベントにしてもらったんだ、たぶん。だって、絶対ヤル側も観る側も2バンドがいいもんね。1時間づつってちょうど良いじゃん? 3組とかで、それぞれ40分とか30分じゃ、自分がお客さんだったら あっけないな。お祭り系イベントで10組くらいで、「わあ、たくさん観れてホッホッホ~♪」ってのなら、いいけどさ。オス。同意の叫びキャッチしました。

TALK TO ME は、想像してたバンドと違って驚いた。メールで矢野君とヤリトリしてた時、オレ勝手に、TALK TO ME のことを キーボードがど真ん中で弾きまくってる、ちょっとイビツでクールなバンドって思い込んでいたのだ。そしたらいきなり矢野君ギター持ってるし、なんだか全然エネルギッシュだし、キーボードはどこにもいないし。リハの時間、「ダマしたなっ!」と、一応切れてみた。「オレが思ってた矢野君じゃないっ!」、、と。一応ね、自分の妄想に律儀にね。あ、でも、カッコ良かった。ストレートでタイトでグリグリだった。なるほどなるほど。出番を終えたTALK TO MEくんたちが 汗だくで楽屋に戻ってきて、かなり「いい仕事を成し遂げた男たち」なカンジで、わあ、オレらも頑張らねばあ~ってなりました。

この日のバンドトモフの曲順は、オレ、3日くらい前に、台所のガスの脇でギター持って考えてたのだぞ。エライのだ。いつもは頭の中でなんとなく、、だからね。台所で楽器持って考えるのっていいかも。ライブへの心の準備になるような気がした。頭で曲順考えると、「ここらへんで新しめの曲を、、」とか、「ここで馴染みの曲を、、」って邪心がムクムクしちゃうんだけど、台所は無心になれるね。単純に音の流れで決めらるカンジ。とか言っても、お客さんに「いつもと曲目の流れに邪心が無くて素敵だったです」、なんて言われちゃったら、一瞬でバシっとキック、チョップ。

で、いいライブだったのだ! 曲順のおかげとかじゃないけど。冬の終わりが始まってきてるって空気が良かったな。ハカマダ君のカレー事件とか。あ、こっそり「ワルクナイヨワクナイ」の最後を大げさ化したりもしたな。お客さんいっぱいだったね、ありがたい。代々木が愛くるしくなってきちゃった。いい事です。こうゆう変化、たくさんあると助かるな。いい想い出が消えるよりも早く、楽しい出来事が上書きされてゆけばよい。

打ち上げでオオツカとアンボの誕生会をしました。ハルが酔っぱらって、矢野君にたっぷり話しかけていた。からんでる景色だったけど、TALK TO ME なんだから しょうがないよね。『オレに話しかけろっ!』だもん。ケンカにはなってなかったようだったから良い良い。ああ、楽しい一日だった。すっかり春かな。