つれづれライブ日記


vol.307
2008. 5.17
「ライブの想い出」

5月17日 渋谷O-WEST

トモフ2DAYSがやってきた! 会場はWEST! いままで何度も言ってきた通り、大好物な場所です。情報によると、オレだけの大好物ってわけじゃなくて、他のヤル側族からも人気がある小屋なのだそうだ。週末なんて簡単には取れないらしい。ぬお~! そんな、激戦場を2日間与えていただいたっ! 感謝~!

にもかかわらず、また今回も「レコ発系」では無い。本当はアルバムか何かのリリースタイミングに合うのがベストなのだ、いろいろとね。でもオレ今年の冬、寒さに負けてさぼってしまってたので、リリース無関係な「ライブのためのライブ」になってしまった。ここらへんの意識の低さはトモフの弱点。反省。陳謝~!

でもね、ライブには手抜きなんかしないです。一番大事な事である。ライブいまいちとかだったら、個人的には1週間はド~ンと落ちこみ、対外的には一生取り返しの効かない事にもなるのだ。大げさでなく。だってさ、誰でも、つまんないって思った場所とか2度と行かないっしょ? 遊園地でも、ラーメン屋でも。だから、ライブに出陣する時は たいていピシッとテンションあげております、オス! 眠くならないように ほとんど食べません。

2日めはワンマンだけど、初日は怒髪天とのビッグマッチが実現したっ! うれしい。単純に「観たい」、「会いたい」って思ってたからさ、怒髪天。去年の下北沢の251だったかな、増子君が オレの『大航海』のこと スゴク褒めてくれたのね。で、オレって自分の事褒めてくれるヒト大好きじゃん? もお、急に増子君大好きになっちゃった。そん時、「無計画、、あの曲いいねえ」って言ってくれたんだ。「おおおお、まじ? あの曲いい? やったああ、同世代に褒められたぁああ、やったぁぁ」って。おかげで音楽人生1年伸びた! 時々、こうやって伸びるの。『39』の時のサワオくん、『BEST』の時のミネタくん、ジュンジくん。お客さんに褒められるのも もちろん「イェ~イ♪」だけど、やっぱ音楽やってるヒトに褒められるのって かなりダイレクトに栄養になる。で、しっかり真に受けて1年くらいフワ~ッといられるのだ。ちょろいっ、オレ。

この夜のタイトルは「男の再会」! そっ、251事件以来の再会ってつもりで考えたタイトル。そしたらさ、1週間前の「妄想ライダー」で既に再会しちゃってるし、このあとの5月30日には名古屋でも一緒。再会し過ぎっ! でも、かまわん、どんどん仲良しになるぞお~!

デ~ン、第一部・怒髪天スタート! 楽屋にはテレビモニターがあって、ライブが観れるのだ。サードクラスたち大歓喜! もお、沸いた沸いた。楽屋の歓声、ステージまで聞こえてたんじゃないか? っつうくらい。だってさあ、すごいんだよ、こぶし! お客さんの拳、拳、拳! ズド~ン! ズド~ン! 曲によって人差し指突き出しだったり。そうゆうお客さんの一体化アクションみたいのって、「うわあ、気持ち悪い~」って場合もあるじゃん? でも、怒髪天の場合は違うっ! 増子君の哲学とか、バンドの男気っつうか心意気にビシっと来て、ドカ~ンと来て、生理的に突き出されてるカンジ。だから見ててちっとも寒くない気持ちいい~拳たち。感動的だったなあ。

ビュ~ン、第二部・トモフ! ちゃっかり強制してしまった、ああゆうこぶし! 本来、強制なんかするもんじゃないのだ。んな事わかってるよ。でもね、ちょっと見たかったのだ、拳の群れを。それをやっちゃうお客さんたち(ふだんはたぶん大人しいタイプ)の顔を。ああ、そしたらみんな本当に気持ち良さそうで。こっちの期待以上に楽しげに突き上げてて。「そっかぁ、みんな、そうだったのかあ、、、」ってグオ~っと熱くなったよ。そっか、そっか、そうだったのか。今までは オレが そうゆう一体化アクションのことを「ひゃぁ、寒い~」みたいに言ってたからな、遠慮させちゃってたんだね。すまんすまん。みんな無邪気でワイルドでアッパーな天使たちだったんだな。臆病者はオレだけだったんだあ! もおブレーキかけないんで、自由に楽しんでくれたまえ~。

怒髪天がライブのハードル上げてくれたおかげで、オレらいつもよりか張り切ったね。で、その張り切りをお客さんたちは何倍にもして返してくれた。いいプレッシャーを与えてくれたなあ。増子君にお願いして良かった! いい初日にしてもらちゃったよ。よ~し、このまま2日目も行くぞ~! 音楽って楽しい~!