つれづれライブ日記


vol.315
2008. 6.27
「ライブの想い出」

6月27日 吉祥寺 スターパインズ・カフェ

とうとう『不思議な6月の夜』最終日~!
なんと、不思議のスタパ史上最多のお客さんが集まって、いつものイスが無いぞっ! 初めて見たぞ、イスの無いスタパっ! もはや「カフェ」ではないっ!

この日のみ、ライブ本編スタート前に「不思議なスライドショー」っつう楽しい事があったのだ。スタパには映像設備があったのでね。ステージにスクリーンが下ろされて、そのスクリーンと客席の間わずか50cmのスペースにメンバーたちはマイク持って体育座り。見上げる首が疲れると寝そべって。で、何が映し出されるのかというと、メンバー7人それぞれの「過去の恥ずかしい写真」! ま、赤ちゃん時代とか恥ずかしくない写真も。自分が提出した写真以外の、他の人のぶんは当日まで極秘に管理されてて、この日まで内緒。オレらもワクワクな企画だったのです。

ピロ~ン♪と写真が登場し、「お~? これ誰だあ~?」って、メンバー、場内、ざわざわざわ、、、「あ、自分です」と本人がマイクを持ち、写真について「御本人解説」。このパターンで、ひとり3、4枚づつ。順番バラバラで。ナイスだ、この企画。温笑(あたたかい笑い)と、苦笑(あ~あ、やっちゃった的な笑い)の渦だった。でさ、一応ちゃんとみんな恥ずかしいっぽい写真持って来てたけどさ、なんかちゃんとセーフゾーンをキープしてんだよなあ。ズッルイよなあ。オレのパーマ頭写真(地方高校生独特のパーマ、でもカッコは卓球のユニフォーム)は見事に「アウト~!」だった。場内、苦笑を通り越して なんとも言えない怒号にも似た「ええええ~っ?」が起こっていた。ひとは あまりに唖然とすると怒るのだな。個人的には長髪の知久青年、オオツカのブルマでドッヂボールは受けた! よしとする。

そしてスクリーンが上がり、「さあ、今日で最終日~!」ってライブが始まった! 今日が終わるととうぶんコーラスしたりプレイすることの無い曲たちが多いから、がっちり集中したぞ。旅の3日間で吸収したものを全部放出するぞ。気合い入った。きっと、7人それぞれの気合いを入れてたな。7種類の気合い。ここまでの3本とは何かが違ってた気がする。なんたって最終日だもん。ビシっ!

あ! あの課題の『スピリチュアル』のベースもね、遂にこの日、立って弾いたっ!(前の3日間は床に座ってコードの紙見ながらだったのだ)そしたらなんと、立って弾く方が演りやすかったのだ! ドラムとのノリを合わすのがね、立ってると視界の先にドラム(手の動きの気配とか)が見えるじゃん? おお、こうゆう事だったのかあ! リズム隊の秘密を知った! 今回の4本の中で一番うまく行った! そしたらね、この日、とうとうあの子(クメムラです)が曲終わった時、ニッコリしていたあぁぁぁ~! 苦笑いじゃなかった~! ホッとして足に来てヨロヨロした。

ま、そんな個人的な喜びもありつつ、ライブは悲喜こもごもに進んでいった。この後の日々でも各メンバーには会うけど、この7人勢揃いでステージってのはとうぶん無いっしょ? 目に景色を、ノドに歌を焼き付けてくカンジでした。すごいなあ、光ってるなあ、、とか、う~ん、イイ曲だよなあ、、って、まるで高3の卒業記念ライブ。そんな経験ないけど。

つくづく、スゴイひとたちだ、不思議メンバー。基本的にみんな頑張り屋さんでステキだ! 今回の『不思議な6月の夜・2008』では特にベイビーとハカマダくん、頑張ったなあ。ベイビーは ほぼ全曲ベース頑張ったんだもん、すごい事だよ。ハカマダくんは静と動、、っつうか、弱と強っつうか、ノーマルとアブノーマルの振り幅が たまんなかった。この日なんて客席かきわけて階段昇って2階席で歌っていたぞっ!(彼は、その後打ち上げでトイレに閉じ込められてたし、実に引き出しの多い男。)そして今回、知久君の才能に改めて感服、服従! 『ロシアのパン』つくったのが二十歳前あたりなんだってさ。ガ~ン! 脱糞! オオツカの『いやだな』はどの会場でも最強だった。新たに大正琴にトライしてたり。御本人は大殺界の真っただ中って言うけど、立派に楽しんでると思います。ムトゥのバイオリンは存在感バッチリだったなあ。『剣の舞』叩かしてくれて感謝。あのコーナー、燃えた! クメムラは曲中は頼もしいバンドマスターで、曲間は完璧にオーディエンスと化していて(どの客よりも笑い声が大)、その落差はいつも神業だと思います。グレイト!

実は3月頃、団体行動キツイかも、、って時期に「オレ、今度の不思議ツアーは欠席したい」って言っちゃってたのだ。でも、参加して良かった。あんなライブ、他には無いもんなあ。宝石!! フォーエバー!!