つれづれライブ日記


vol.318
2008. 8.11
「ライブの想い出」

8月11日 渋谷チェルシーホテル

ライブはバッチリ楽しみました。メガ君、誘ってくれてアリガトウ! いろいろ茶化してしまったけど、ほんとに誕生日だったみたいだね。おめでとう。まだ29かぁ~、ワオ!

時は、さかのぼって、午後3時すぎ。オレは渋谷で漂流者になっていた。リハの時間は3時からだったので、すでにこの時点で大遅刻マンである。なのに何故かボ~っと道ばたで固まっていた。目の前にあるのは「club ASIA」、、、ズッド~ン。完全にここがチェルシー・ホテルっつう思い込みで夏の渋谷を急いでいたのだっ! 左にはラブホテルの群れ。ううむ、目的地はこうゆうホテルでは無いのだ。

とりあえず club ASIA に入ってみた。道をきこうと思ってね。そしたら「おはよ~ございま~す!」と、妙に明るい声を浴びせていただいた。おお! かっこいい女子たち! ミュージシャンっつうよりか、ダンサーのような、モデルのような。オレのこと関係者って勘違いしてあいさつしてくれちゃってるのだ。もお、このまま、ここで関係者のフリして一日過ごそうかと思った! でもしっかり我にゲットバックして、「あ、おはようございます。でも、自分は迷子で、チェルシー・ホテルってトコに行かなきゃならないんだけど~、、」「??? 、、チェルシー? 、、、知りませ~ン(超苦笑)」。すっごくカッコ悪~っくその場を去り、隣のO-WESTさんでチェルシーの場所を聞いたのでした。ここでも笑われた。

再び渋谷を急ぐ。完全に大遅刻である。と、東急本店の前で巨大な黒人青年に呼び止められた。やばっ! カツアゲか! 42歳の大のおとながカツアゲに~っ!? (ちなみにトモフは、かつてマンハッタンで黒人に25セント強制没収された切ない経験を持つ)そしたら善良な青年だった。ふう。英語でオーチャード・ホールへの行き方を聞かれた。彼も迷子だったのだ。堂々とオール日本語で教えてあげた。無事着いたのかな。で、汗だくだくでチェルシーへ急ぐ。そう言えば、本物のチェルシー・ホテルはマンハッタンにあるのだ。泊まったことあるぜ。自慢してる場合じゃないな。急げ! 偽チェルシーへ! 、、でも、ちゃっかり東急ハンズに潜入。冷気を欲したからでござる。地階入り口から1階出口まで歩き、体と脳を冷しつつ。涼しい~! 超気持ちいい~! そう! さっき、北島が金メダルとったんだ。きっと、彼が北京で感じた気持ちよさと同じくらい、ハンズの冷房は気持ちよかった。行き返った! さ、到着! チェルシー・ホテル、うん、ここだ。来たことあるじゃん! 前回は 恭一君たちとやったんだっ!

花団さんたちが 遅刻トモフの代わりにリハをしててくれた。ありがとう。ちゃんとペコペコ謝りました。次に自分のリハ済ませて、する事無くなってコンビニへ。体が夏の渋谷漂流でヘロヘロだったんで、それをリカバーするためのアルコールをゲットした。本番までは5時間くらいあるからね。シラフじゃ待てない。無理です。お酒で気持ちを穏やかにしないとね。そしたらホント、お酒って素晴らしい。あっという間に本番スタートがやってきた。マキタ学級、おとぎ話、花団、、って楽しげに時間が過ぎて、自分の番がやってきた! ひゃあ~、まだ顔が、ちと赤いのだぁ。でも安心。実は、照明さんに「トモフの時は、赤ライトだけで ヨロシク!」って、お願いしてたのだ。ふっふっふ。ま、赤ライトをお願いしたのは 赤い顔を誤摩化すためじゃなくて、赤ってテンション上がるからってゆうマトモな理由でしたのだ。白とかで明るいと、照れくさかったり、素に戻っちゃったりするんだけど、あやしい赤オンリーだと、つねにライブモードでいられるのだ。おかげさまで、非常にゴキゲントモフでピュ~っといられた! ついついライブ中にも お酒をオーダーしてしまった。すごい良いトコだった。お客さんも夏だと緩くてアッパーで良いね。

この日の思い出は、ラスト2曲のカラオケタイムかな。ライブの最後にカラオケ曲を配置するのって、ある意味「賭け」だぜ。チャレンジャーだぜ。普通のテンションじゃ ライブハウスのステージでカラオケなんて出来っこ無いのだ。でもね、きっとこうゆう五輪な日々って、世界中に「無茶OK!」って太陽風が降り注いでるのだ。全然ダイジョブだった。と言うか、むしろ、最後の2曲がやってくるのを楽しみに序盤を進行していた気がする。お客さんの景色よし! メガ君のお客さんが元気で助かったし。赤のおかげだな。みんなも、赤、大好きみたいだ! 「あの話のつづき」と「我に返るスキマを埋めろ」をハンドマイクで熱唱してゴール! いい泳ぎが出来ました。皆様の応援と、自分の強靭な精神力のおかげです。ありがとう。4年後、ロンドンで!