つれづれライブ日記


vol.321
2008. 9. 6
「ライブの想い出」

9月6日 十三ファンダンゴ「OTODAMA 前夜祭」

今年の夏はフェス無しか! って、イジケてたら セッチューの千葉君が オトダマのセッチューテントに誘ってくれた! わあ~! で、この日は前夜祭 at ファンダンゴ! ワオ~!

リハ無しだったから 5時半くらいにノンビリで到着。ファンダンゴ前の灰皿んとこで一服。既にライブは2時から始まってて、ちょっと のぞこうか迷ってた。そしたら植木君が出て来て、すごく満足顔で、『いい仕事やりとげた青年』って感じの汗だくで。そっか、中は そんなに盛り上がってるのかっ、じゃあオレは、ひとまず楽屋で心の準備だな。楽屋には誰もいなくてゴロ~ン。寝そべってても下からファンダンゴの盛り上がりが伝わってきた。ド~ンド~ンと。早くこの温度に追い付かなきゃだ。とりあえず曲決めて ギター触りつつ曲順考えたり チョビチョビお酒を。シラフじゃ追い付けないと判断しまして。

8時過ぎて、出番が近づいて来た。オレの直前は bacon くんたちで、なんだかもの凄いゴリゴリでノリノリな地響きが楽屋のオレを非常に焦らせてくれた。この焦りは良い焦り。ふだんオレぬるいから、たまにはこうゆう状況が大切なのである。しばらくすると楽屋にはベイビーたちもいて、最後のセッションのためのイメトレで盛り上がっていた。楽しそお~! オレは ひとりライブのために精神集中~! で、出番が来た!

おおおお~、、、ファンダンゴはいつもニコニコ迎えてくれる。人も空気も。本当に愛くるしい場所。さっきまで焦ってたのが、2秒でどうでもよくなった。「わお、楽しそお~! 混ぜてもらお~!」って。さっさとセッティング済ませて、「トモフスキ~っっっ!」ってお客さんに叫んだら、即「わあああああ~!」て熱い、ゆるい反応を御返しいただき、あとはただその空気の中を泳いでただけだった。ライブの事、何も覚えてないや、、、

あ! ものすごく疲れたんだった! のども乾いてね。で、お客さんに「何かドリンクくれっ!」って言ったら、しばらくして、なんか黄金の液体を持って来てくれて。「助かった~!」ってゴクンと飲んだら超ウイスキーで驚いて、とりあえずむせた。落ち着いて、あらためてもう一口。最高に美味しい。あとで聞いたらファンダンゴ・カウンターの兄貴の気配りだったそうな。とすると、あの黄金はジャック・ダニエルだったのだね。(いつもオレ、ジャックばっかりなのです。)楽屋での日本酒と、そのジャックで、本当にガツ~ンと脳と体に来たっ! で、ラストのカラオケタイム。

この状態の手ぶらステージは本当に危険だ。頼まれてもいないのに、オレは手ぶらだと猛烈に動いてしまうからだ。しかも曲は「我に返るスキマを埋めろ!」、3番まであるのだ。結構長い、、。でもちゃんと1番から手抜きしないでアッパーに行ったぞ。経験上、あとのためにセーブしてもいい事ないから。で、ガンガン無理な動きをしまくってたら 更なる試練が!

突然、MDの調子が悪くなったのだ! いきなりプチっと止まって、動いて、また止まって、また動いてって現象が! オレってエラいから、ちゃんとその不具合にアクションを合わせたんだぞ。音が止まったら動きもピシッと停止。再生復活したらオレも動く。まるで酔っぱらいのパントマイム。体の動きを急に止める瞬間って、もの凄い筋力使うんだぞ。「ング!」って全身に力を入れるのだ。史上最高に無理した気がする。にもかかわらず、ライブ後「アレって、ああゆうオケだったんすか?」とか聞かれた。ちっがっ~う!

はい。おそろしく疲れたんだけど、ファンダンゴは最高の空気だったのでしあわせでした。ラストにみんな出てきてベイビー先頭にRC曲をセッション。一応ステージにオレは残っていたんですが、もうこの時間はヘロヘロの抜け殻でした。余力無し。すごい前夜祭だった。さっ、明日は早起きしてOTODAMA本番だあっ!