つれづれライブ日記


vol.341
2008.11.24
「ライブの想い出」

11月24日 渋谷 O-WEST


埼玉チームの気合いのイベントに呼んでもらっちゃったよ、しかも最終日のトリ!ぎゃお~!、、、知らない人も多いと思うんで言っておかねば、埼玉チームとオレの師弟関係を!


いまから20年以上も前の、1986にカステラってゆうバンドが始まったのだ。バンドやったことあるヒトなら、わかると思うけど、バンド初期ってお客さんっていないじゃん?ライブのたびに、知り合いに無理矢理来てもらったりして、それでもノルマには足らなくて自腹切ってライブするじゃん?きついんだよね。そうゆう時に優しくしてくれたのが「大宮フリークス」だったの。(フリークスはその後、VOGUEって名前で熊谷に移転して、さらに宇都宮、埼玉新都心ってお店が増えて、名前はヘヴンスロックに。)


フリークスだけだったよ、オレらを面白がってくれたひとたち。当時はパンクロックが盛り上がってた時期で、まあ今思っても、「あんな幸せな時代の日本で何がパンクだ!」って気がするけど、カステラってさ、歌ってる事とか全然パンクとかロックっぽいカンジじゃなくてさ。いや、やってる側は「オレらこそ本物だ!オレらが一番パンクだ!○●なんてクソじゃん!×△なんてニセモノじゃん!ウンコチンチン~♪」って、ケラケラしてたんだけど、ライブハウス側からしたらオレらこそ全然ダメジャンルだったの。声高いし、歌詞の題材とんでもないし、そもそもさっき言った通り、お客さんの動員無いからさ、どこも相手にしてくんないのだよ。


そんな初期のオレらに手を差し伸べてくれたのが大宮フリークス!人気のあるバンドの前座に誘ってくれたのだ。「面白いよ、やっちゃいなよ!」って感じで。デルジベット、コロニーコロン、コックスコム、筋少、ゴーバンズ。出来立てのバンドのオレらに、豪華な環境を与えてくれたのだよ、すっごいアリガタイ事だったんだよ。なんたって知名度ほとんどゼロだからね。そしたら、知り合いオンリーだったお客さんに、少しづつ知らないヒトが加わり始めて、80人くらい来てくれるようになると都内のライブハウスとかにも定期的に出れるようになって。で、埼玉卒業なの?っつうとそんな事ないぞ。


カステラ、メジャーデビューするんだけど、やっぱそんなに受けないっ!やっぱさ、ロックじゃないし、POPSでもないし、生意気だし。でもね、埼玉チームは優しいまんまで付き合ってくれてたんだよ~。ラジオとかテレビとかに出してくれてたの。正直、申し訳ないくらいの愛情を頂いてしまってた。ひとりトモフの初ライブも熊谷VOGUEだったんだよ。いまだに恩返しできてない。どうすることが恩返しになるのかわかんないんだけど、いつか必ず!って思ってたら店長かわってしまっていた!、、もう、いくら感謝しても足りないくらいの師弟関係なのでござる。


さて、O-WEST。お気に入りの場所。渋谷で埼玉チームのお祭りってのも 微妙にくすぐったいけど なんか心意気を感じます。 お客さん、温かめに残ってくれててまずひと安心。トリだからさ、一応心配するじゃん?で、次はライブ内容だ。頑張ってフィナーレらしくしなきゃだなあ。オレらの前に横道坊主さんたちが完璧な熱さで空気を作ってくれてたから、なんとかそれに混じろうと頑張った。気持ち良かった。ちゃんとやったよね?一応トリだから、アンコールとかもあっちゃったりしてね。たまには「しっかりやらねば」っていう責任感プレイも良いね。 この日は楽屋もテンション高かったです。オレいったい何度「千の風」歌ったろう。気持ちいいんだよなあ、WESTの楽屋の階段あたり、すごく声が響くから。面白い夜だった~♪


そして、埼玉の先輩方、ありがとうございました!ラブです!自分ごときに出来る事が何かあったら、是非、御指令を下さい!