つれづれライブ日記


vol.349
2009. 2.16
ライブ日記 2月16日 新宿紅布


ここんとこ毎回言ってるから、シンピョウセイが疑われてしまいそうだが、実はこの日も最高だったのだぁ~!ワア~イ、ワア~イ!2月なのに素晴らしい!いいじゃん、2月!助かるなあ、今年は。激寒って日も少なめだよね。


佐々木健太郎くん(アナログフィッシュ)と出会った記念日だ。新宿に向かって移動中のオレは、「ああ初対面だぜ、憂鬱だ、、、」ってゆう暗黒大王だった。だってさぁ、そもそも、知らないヒトと知り合うのって面倒くさいじゃん?しかも、この日のライブのためにメールのヤリトリ3往復くらいあってさ、そのメール期の佐々木君の印象、オレにとって相当悪かったのさ。なんたって佐々木君、連絡がマメでさ、そしてさらに、メールの言葉使いが丁寧で簡潔!そうゆう一般的にはプラス査定要素がオレには全部恐怖、、とゆうかプレッシャーになっていた。セッション予定曲をメールで送ってくれちゃうってのも初体験でさ。(いつもは、当日の夕方に適当に合わせていたのです)「きっとクールなテキパキ君なんだ。切れ味鋭い若者で、高校時代はアタマいいくせに学級委員とかはしないで、目立たないポジションで同級生たちを冷笑していたタイプだ。絶対そうだ!なんたってバンド名、アナログなフィッシュだぜ。カッコいいよな。アタマ良さそうじゃん!きっと、オレの、ライブ前のヤリトリの適当さにイライラしてるに違いない!あああぁ、そしてライブ本番もイライラさせてしまうんだ。きっとそうだ、間違いない!ぐああああ~、、きつい。2/16よ、早く終われ!」って運転してた。メールで受け取った課題曲聴きながら。きっと顔面、ろう人形みたいに固まってたぞ。やっかいな事に、この課題曲もやたらカッコイイのだ。カッコ良過ぎて覚えらんないのっ!「ああああ!こんな曲、一人コーナーでやった方が、曲のためじゃん!くそぉ~!わお~!今日よ、通り過ぎちまえ!世界よ、いま、終われっ!うおらぁぁぁ~!」って。、、、ほんと、事故らなくてよかった。


新宿到着!そして佐々木君と遭遇。ギャオ!スミマセンでした。実際会った佐々木君は即ナイスだった。メール期の暗黒想像と真逆!ラララララ~♪知り合えてよかったぁ。佐々木君、アナログファンと、関係者の方々、申し訳ありませんでした。佐々木君は、ちっとも冷笑青年じゃなかった。いいかげんにしろ!ってくらいの真っすぐな青年。(ま、根底は賢い切れ者だと思うけど、)うっかり部品が足りないまま飛び立ってしまった月ロケットのような男だった。ありがとう、2月16日よ!おまえはいい日だ。来てくれて良かった。こんな男と出会わせてくれて感謝だ。ライブ前から乾杯~♪してしまったよ。たのしい楽屋だったなあ。ああ、ひょっとしたら、無理してオレに合わせてくれてたのかも知んないけど。繊細で純情なロケット青年。


そんなしあわせな成り行きで、怖れていた第三部は、逆にオソロシクたのしかった。この日もドラムをセットして、相手の曲の時はドラムを叩くっつうシステムだったんだけど、あんなにプレッシャーだった課題曲だったのに、「わ~い、楽しい~、いい曲だね~、永遠に終わらなくていいぞ~」って叩いておりました。佐々木君のドラムプレイは、まさに佐々木君そのもので、国宝級に純情なビートを新宿に刻んでいた。あんなにイビツな「ワルクナイヨワクナイ」は初めてだった。レッドクロスの全員の目が「母の目」になっていた!


P.S. トモフ個人的情報。この日は「去年の今日より全然マシだ」って曲を初公開。またまたライブ前日に突発的に新曲モードになって作業に突入しちゃったのだ。ここんとこ毎回、ライブの前日にライブと関係ない方角に猛然とやる気を放出しておりますね。(ライブでそのまんま発表しちゃってるから全くムダな方角ってワケでは無いんだけど)Aメロは2号に語ってもらって、サビだけ合唱っつう曲。これもベースとドラムがグリングリンにカッコイイぞ。寒い季節だと脳が防衛本能でグリグリ系を欲するので、こうゆう曲が出来やすいのだな。ライブ本番は、する事が無いAメロの最中、ステージの照明真っ暗にしてもらった。見られても困るから。こっちからは とまどう客席が、よ~く見えた。次回は空調に魔法の何かを混入いたします。全員でノリノリだっ!


いい2月だったなあ。まさに「去年の今日より全然マシだ」な毎日だったよ。厳しいはずの季節を楽しませてくれた人々よ!アリガト。出会ってない人々よ!このあとヨロシクです。さ、春が来るぞ~!