つれづれライブ日記


vol.350
2009. 3. 1
3月1日 十三 FANDANGO


ラブジューソーのVOL.3は、フラカン圭介君と!

ファンダンゴ、すごい事になったぞよ。日曜日モードで早めの6時に始まったにもかかわらず、終わったの10時20分。ちょいとたっぷり過ぎた。スマン!終演後、電車できた遠方組は急いで帰路へダッシュだし、ライブ中もヘトヘトで何人か具合ヤバかったらしいし。んでも、オレたちもギンギン本気、汗ダクダクの4時間強だったのですから、おあいこだ!お許しを~。

この日は4部構成。ヒィ~。第1部は「卓球部」。ステージに卓球台置いたぜ!すごいだろ。異様にサイケな光景だ。ファンダンゴにレンタルしてもらっちゃった。台とセットでラケットとボールも付けてくれてたのは知らず、前日にオレは二人ぶんのラケットを近所のスポーツ屋で購入していた。えらかった!ケンカにならないように、ぴったり同じのを。

実は圭介くんもオレも 青春をウッカリ卓球に捧げてしまった過去を持つ。いや、「ウッカリ」じゃない!光輝く日々だった!で、満員の250人の前で真剣な卓球対決。きっとファンダンゴじゅうがオレたちに、ピンポンじゃない本物の卓球に、メロメロだったハズだ。対決に入る前の、卓球用語解説、福原愛かヨツモトか、石橋貴明問題、等の激論に意外に時間がかかってしまった。燃えすぎた。いや実は、あれでもまだまだ話し足りてない。が、6時45分、場の空気に気づき対決へ。

審判はファンダンゴ店長加藤君。彼は卓球ルールご存知では無かったのだが、無理矢理やっていただいた。神聖なステージに上がって、この対決を裁く重責を担うのは加藤君をおいて他にいないからな。11点先取の1セット勝負だぜ。あっとゆう間にケリがつく。奇跡的に大接戦になったのだ。良かった!もしも点差が開いたりしたら、あっけなくて淡白で微妙に気まずくなったに違いない。卓球もナメラレテしまっただろう。熱い卓球を見せる事ができて感無量である。ちゃっかり会場も盛り上がってた。緊張の場面では静かに息をのんでいたっ!卓球で世界はひとつになっていたっ!きっと。

ちなみに夕方のお手合わせん時は、圧倒的に圭介君が上手だったの。本番だけ意表をついて接戦になって、しかもいつのまにかトモフが勝ってしまったのだが、そんな勝敗どうのこうのじゃなかったね。ゲーム中のあの光景!サイケにペイントされたファンダンゴのステージをバックに「さっ!」っと本気で叫びあう男たち。それを見守る(ライブを観に来たはずの)250人。まさに歴史に残るハードコアなシーンだった!一応、勝者は歓喜の雄叫びと客席とハイタッチ、敗者は罰ゲームで石橋貴明氏のモノマネ。(この罰ゲームは、卓球人にとっては最大の屈辱とゆう流れだったのだ)しかも全然似てなかった!

7時15分、第2部「鈴木圭介ソロ」スタート。よく頑張った!てゆうか、よくちゃんとライブやれたよな。アタマの中、卓球でいっぱいのまんま階段降りてステージに行ったよ、圭介くん。やっぱり最初は卓球ひきづってたけど、徐々にしっかり音楽人に戻っていってた。さすがだ、ライブキング。もしオレの出番が第2部だったら、オレ、きっと1時間じゅう「さっ!」って言ってた。曲はほとんどフラカン以外の曲。すごいよね、ソロとバンドを分けてるんだね。えらいよなあ。困っちゃうなあ。

8時20分、第3部「ひとりトモフ」スタート!ここらへんの時間になると、もう卓球の事は遠い昔。ファンダンゴはすっかりライブな空気。とゆうか、若干、フラフラしております。やっばいなあ、でもそうだよなぁ、すでに2時間以上立ちっ放しだ。開場から数えたら3時間越えてる。ラブジューソーって、体力的にも激しい。たぶんバンドのライブよりもタフだろうな。すまぬ。だが、踏ん張れ!毎日じゃないのだ。しかも、vol.4がいつあるのかもわからんのだ。今夜、果てようぞ!って、、お客さんよりオレの方が先に果てた。「我に返る」の後の2曲は意識ないっ。カラダの記憶で歌っていたかんじ。なんとか完走して階段かけあがり、待機所で圭介君と再会。「だあぁああ、、、よし、ここで日本酒に助けていただこ~!」とクピっ。ふだんあんまりアルコールなイメージの無い彼も、この日はクピっと。不謹慎な酔っぱらい自己満ライブでは無いのだよ。疲れていたのと、気持ちの盛り上がりすぎによる硬直を、なんとかしなきゃならんかったとよ。マッサージですたい。

9時25分、第4部「炎のセッションタイム」うん、いいね、いいね。まだまだ行けるね。1曲目はツイストの「宿無し」。圭介君御用達でございます。かなり歌い慣れていた。オレはドラムと2番のボーカル担当。オレも歌い出したら歌い慣れてるように歌っていた。客席はツイスト知ってるヒトいないカンジ。「なにやら野太いセクシー歌唱法」をエンジョイしている2人を面白がってくれてるご様子でした。それでよし。2曲目、ここで、フラカンの曲!「君のこと」。オレはドラムとコーラスをしっかりね。この日の中の貴重なフラカン曲ですからね。ただ、前の日にアルバム聴いてガッチリマスターしてたテンポよりも、圭介君のイントロ、ガツンとスピード速くて困った。十三マジック。

待機所の日本酒が何故かステージに持ち運ばれておりまして、エネルギー補給はバッチリだった。今、気づいたけど、オレら、かなりの回数、間接キスしてたんじゃん!お互い、プチ下ネタ連発だったのに、一度もそこには触れなかったのな。やっぱ真剣だったんだよ、きっと。立派!はい。3曲目はジュリーの「時の過ぎゆくままに」。これはオレ選曲。圭介君とのセッションだったらコレだべ、、って随分まえから思ってたのです。世代的に外せない曲なのです。立ち位置チェンジして、今度はオレギター、そして圭介君ドラム!ふだんほとんどドラム叩かないから、上達曲線の真っただ中で、叩けば叩くほどウマくなってた圭介君ドラム。夕方のリハのプレイを2とすると3になっていました。満点は100です。

まだまだ行くんだぞ、十三は不死身の様子だった。よし、4曲目は「SKIP」。これは圭介君が「大好き。是非!」って選曲しててさ、去年もどこかで「ここ何年かで自分が聴いた曲の中で、一番!」って褒め上げてくれてたのだ。あの一言で自分は寿命が1年延びたくらいうれしかったんだ。で、「(コーラスじゃなく)主メロも歌いますっ!」って豪語してくれてたのだ。そしたら、、凄かった!ほとんど綱渡り!前の日に初めて聴いたんじゃないか?ってカンジ!コラ~っ!ま、よく言えば、圭介節。でも、なんと、このたどたどしい圭介節が見事にあの時間の空気にジャストフィットしてしまったのだっ!圭介君はこの時もドラム担当で、バスドラムとスネアしつつだから、いっそうギクシャクするんだ。歌いながらリズムが裏返っちゃったり、止まりそうになったりね。それが音楽の魔法を産みまくってんのだ。やばいぞ、景色。必死な子犬と、それを見守るファンダンゴ族。号泣~!

10時過ぎてます。もお、全然気分的に満腹。だが圭介君が「ビデオ買ってよ」を強行採決。カステラの曲。あまりにもあの頃の曲だから、オレは照れるし、カステラ曲はキーが高いからなぁ、、、。そしたら「僕が歌うから、やりましょう」ってことになりまして。やってる最中にチラチラっと「トモさん、どうぞ」的にこっちを見るから、う~む、ところどころ歌ってしまいました。やっぱり高かったです。照れたなあ。お客さんの顔、見れなかった。

最後がカステラでは終われないっしょ。ドロドロの252人で「ほたるの光」を歌った。さすが名曲。しっかり締まった。熱い、長い夜だった。ほんとに日付越えるかと思った。無事でなにより。ラブジューソーの3ヶ月は、想像以上に最高な夜たちの連続で、ここでいったんお休みがプチ残念だけど、実は、ちょうどいい具合に精魂尽き果てたんでホッとしております。この日が基準になって、4月、5月って続いてたら恐ろしかったよなあ~。圭介君サンキュー!そして十三族たちよ!エラかったぞ!ハグ!君らは最後まで完璧だった!真のアスリートだった!表彰状~。

P.S.「ラブ・ジューソー」は まだまだ続くんで、皆勤賞目指してる猛者は、チケットとかの証拠ブツを捨てずにキープしておくように~♪