つれづれライブ日記


vol.369
2009. 8.28
8月28日 荻窪ベルベットサン


荻窪ベルベットサン。まさにハカマダ君の部屋だったね。とか書くと、「いや、そんなこと言ったら、お店に失礼です。」って彼は言うだろうけど、本当にあの場所を驚異的に使いこなしてた。出番、オレ、たいてい年功序列で後になっちゃうんだけど、ハカマダ君が後で大正解だったなあ。もちろん第一部(トモフ)も 充分楽しんだし、ナイスなライブだったと自負しておりますが、第二部(ハカマダ君)の濃度に比べたら、全然お茶漬けだった。彼は きっと自慢話とかしないだろうから オレからリポート。まず登場の音楽が流れます。が、ステージにハカマダ君は現れない、、、あ!見えたっ、、、消えたっ!また見えたっ!、、、また消えたっ!

ステージの後ろがガラス張りで外の景色が見えるつくりなのだ。道とステージは同じ高さ。で、通りかかる街のヒトの中に、チャリにまたがるハカマダ君がっ!右から左へツツツツ~っと!「おおおお~!」(店内苦笑歓声)、、左から右へ。「おおおお~!」これが、さりげなく1往復とかじゃ終わらなくて、3往復はしてたたっ!意外にチャリだと機敏。で、チャリごとお店に入ってきたと思ったら、また外に引き返して、さらにリプレイ。このクドさ、かつて「ニューウェイブ」と呼ばれたジャンルである。舗道に駐輪してカギを掛けるまでの一部始終も丸見えとゆうか「丸見せ」。入念なショーの一部になっていた。

はぁ~、、ようやく入り口から登場かな?と思ったら、ステージそで後方の小窓、たぶん風通しのための窓(ネコか、エスパー伊東くらいしか通れない)から、足、、胴、、アタマの順で入ってきた!メリメリメリ~っと。荻窪、大拍手。ライブ本編も、この衝撃に負けない押しと引きで、ハカマワールド炸裂だった。ふだん(トモフん時も含めて)彼は、ものすごくブレーキかけてるんだね。ま、その振れ幅の大きさがハカマダ君なんだなあ。

ちなみに、お茶漬けなトモフ部は、「一日が終わる」「コインランドリー」「夕立」「スピード」「突破」「ワンダ」とかね、バンドではあんまりやんない系。マイク使わなくても聴こえるような近さなのに、ついつい思いっきり歌ってしまった。気持ちよかったのだ。「我に返る」の間奏では、客席後方でのんびり飲んでたオオツカ強制参加。激奏でモモを痛めたそうです。第三部ではハンドマイクで歌ってもらいました。殊勲賞。
40人くらいの濃い夜だった。全員に海の小石サービスっつう、妙な事してしまったのもこの晩だったなあ。貴重な夜だった。終盤に来て、ようやく「いい夏」の予感。