つれづれライブ日記


vol.376
2009.10. 2
10月2日 京都 SOLE CAFE

(うってかわって、メチャクチャ長文)

ガバッ!ヤバイ!寝てた!いま何時だっ?ニャ?まだ朝8時じゃん。自然に目が覚めるのにも2種類ある。ひとつは快適型、もうひとつは二日酔いによるカラダの悲鳴型。ららら~♪昨夜ホテルに着いたまんまの体勢で眠りに落ちたのだなあ。しみじみ。とりあえずシャワーに移動して体育座りで滝に打たれていた。

11時チェックアウト。ソーレカフェには17時入りだからのんびりだ。なんか食っちゃえ。胃がもたれても空き時間で何とかなるべ。希望軒でラーメンとチャーハンです。前も来たなあ。ココはマジメなお店。オススメ。衝撃は少ないけど、カラダが衝撃を欲してなかったのでちょうど良かった。

それにしてもきょうは雨なのだ。雨、キライじゃないけど、荷物多い時は別だ。憎い!ギターとリュックと旅行ケースだもん。パーカー男がこの世の全てを呪っていた。旅先で傘を買う気にもならず、ガード下に雨宿りでしゃがむ。ううむ、多少臭うスペースである。どうすっか、もう京都に移動しちゃうか。新幹線だと時間あまるから普通のJRだな。あ~あ、それにしてもビショビショだ。くっそ~、呪!

新快速、座れて良かった。すごい揺れるのな、あの電車。脱線注意だよ、頼むぜ。ピャオ!すぐ京都に着いてしまった 。早いよ!(←三村風に)どうすればいいんだ。雨さらにバリバリだ。また呪う。ホテル探そうとしてちょっと歩いてみたけど あまりにもハードなルックスの自分がフビンなんで断念。秋の気ままなひとり旅っていう感じじゃなかった。サバイバル。気を抜くと風邪ひくぞ、しっかりしろ、オレ!

ホテル探しは後回しで、待ち合わせには早いけどソーレカフェを目指した。北大路っていう駅で下車。ヘンピなトコって聞いてたから、嵐山みたいな静かな観光地を想像してたんだけど ちゃんと街じゃん!マクドもあるぞ!ソーレのボスに電話。やっぱ到着早すぎて通じない。ああ~、泣きながら喫茶店に避難。フゥ~、一服。

雨がしのげてイスがあるって素晴らしい。お、何か注文しなきゃだな。コーヒー。いと熱し。喫茶店でコーヒー飲むのなんて何年ぶりだろ。外の雨をながめつつ、なんか今オレ、お洒落さんじゃん?秋の気ままなひとり旅じゃん?と、御満悦。カフェインパワー、ナイス。すっかり元気。呪いは封印。ペンと紙をテーブルに置いて曲順づくりを開始しちゃったぜ。調子に乗って紅茶も頼んだ。まるで午後の紳士。

16時、ついに連絡ついてソーレカフェ店長と合流!ワオ!若い!彼は村田「さん」じゃなくて、村田「くん」だった。メールとか電話で、勝手に「脱サラした渋い55歳」って思いこんでた。お店も白いキレイな雰囲気。「ソーレ」ってゆうからさ、南米の太陽のいかがわしい怪しい店だと思うじゃん?違法な香りなアングラな。妄想だった。きれいだけど居心地も良かった。アンプの音もスゴク好みで。場所、広くないから店の響きもたまんない。こりゃいいぞ~。ささやかなホロ酔いでハンナリマッタリな京都の夜になるぞ、間違いない!わあ~い♪リハやってるうちに幸せに達した。あんなに移動は切なかったのにな。完璧な上機嫌で、開場してお客さん入ってきてもその場でギターでおもてなしBGMしたり。いま思うと、あの時間が、この日のオレのピーク!さすがに本番直前、いったん二階の休憩部屋に。これがミスだったんだ。幸せな夕方のまま流れてゆけば良かったのだ。

ちょっとヨコになったてたら世界もオレも変わっていた。さっきはザワザワしてた脱力感な店内が、お客さんピシッと座りきったら「教室!」みたいな空気に変わってた。むむむ~、オレは教育実習生な感じだ。激・至近距離!カキ~ン。超シラフ。よりによって選曲を踏ん張って昨日と一曲もかぶらない静かめの曲連発って作戦だった。ゆるく楽しく同志との夜を~って思ってたせいなんだけど、これまた妄想だったぜ。緊張感パリパリを強調する結果になっていた!アウアウ。張りつめている~!なんでだ~!自慢じゃないけど、ああゆう独特な会場はオレ得意なハズなのだ。しかも生徒たちは関西ピープル。だから「まあ、最初はカタくてもそのうち面白い夜にになる!」って、余裕かましてたんだけど、やってもやってもオレもお客さんも淡々としてて。ただ曲を丁寧にやってるだけのライブだった。ま、それでいいんだけど。ううむ。長い一日の最後の肝心な本番が 一番険しいサバイバルな気分になってしまった。謎だ。もっと飲むべきだったか。

本編終わってアンコールタイムからは ステージ脇のテレビ(画像は砂嵐で音のみ)つけてニュース(五輪開催地どこだ!の日)を気にしたり、ライブの続きをしたり、まあようやくあやしげな夜。なかなか投票にならないもどかしさを、全員で楽しみました。あの時間にリオ決定してたら最高だったよな。終演後、SOLE特製パンとパスタをごちそうになりました。いいトコだった。村田くんたちの人生、素晴らしい。

深夜。ひとりでテレビ。「本当にリオになった!おおお~!」濃い一日なり。