つれづれライブ日記


vol.409
2010. 5.22
5月22日 山口 つのしま


初めて角島ってゆう所に行った。つのしま。山口県の西の端の辺り。ネットとかで調べてみ?スゴイっしょ、景色!海の中を橋がヌオ~っと。その先に美しい島~っ!その島の海辺でライブしてきたのだあ。ホッホッホ~♪ なんちってね、天気悪かったの。ハフ~。去年の秋あたりから 超雨男なんだよな。ほぼ魔法なみだね。呪いっつうか。前の日までは夏みたいにギラギラの初夏だったのに、トモフの西への移動に合わせて、低気圧が東シナ海から会いに来て、現地合流~ 、、迷惑かけて申し訳ない。


晴れていればこんなトコ

この日は特に激・迷惑でゴメンなさい。なんたって野外イベントだからさ。湯田温泉Organ's melodyのエイゾウさんの企画「つのしまJAMMIN」。もう10回近く続いてるんだって。ロマンだぜ、すごいぜ、あついぜ!

朝10時半。小倉で鹿児島のバンド「人性補欠」くんたちと合流。彼等のワゴンで島へGO~!日本海を左に観ながらドライブ。この頃はまだ雨は降ってなくて、ひゃぁ、景色素晴らしい。海も道も家々も、昭和のニオイの映画とかに出てきそうな、胸にツ~ンと来るカンジ。農作業トラクターが普通に道を走っているっ!おお!小学校~!渋い~!結構もりあがった、オレは。人性補欠くんたちは、まだまだ爆睡中。さすがに有名な橋を渡る時は「んん~?、、おおお~!、、」って目覚めてた。島に入ってしばらくすると、レストランとか売店のある一角があって、いわゆる『道の駅』ね、そこで休憩&軽食。

突然ですが、ひとつオカルトな話。さかのぼって前日、自分ち(神奈川なのです)から新幹線に向かうタクシーで、運転手さんとの世間話。
運転手さん・「これからどこに行かれるんですか?」 トモフ・「北九州の方です」
運転手さん・「ほおお、長旅ですね~、、私の娘、、、山口に嫁いでましてね~、あの辺り、いいトコですよ~。角島ってとこで働いてましてね、、、、」
トモフ・「ど~ん!自分、明日そこでライブなんですよ~!」
かなり驚いた。

はい、また22日。「運転手さんの娘さんがこの一角のどこかにいる!まさに道の駅で働いてるって言ってたぞ。あああ~ドキドキする。」でもね、名前とかチェックしてなかったんだよな。「昨日、神奈川であなたのお父さんのタクシーに乗りました~!」って号泣したかった~。

お酒と水を買ってクルマに戻ると、さっきまで爆睡してた人性補欠くんたちが、異様に元気に目覚めてて、ここで初めましてのあいさつ。好青年たちで安心。無愛想なパンクスとかだったら、たぶん困った。(意外とそんな無愛想なヒトっていないのですがね。)

彼等が食べてたイカ焼きがすっごく美味しそうで、ついついオレも。すごいよ、まるまる1匹で¥150だぞ。ダイジョブなのか~?しかも柔らかくて塩加減も絶品!オレ、普段は海産物とかあんまり興味ないんだけどね、これはもの凄かった。「あああ、、、もうこれだけでも来たかいあった!いい旅だった!」って思った。イカ食って、一服してると、やはり今日の対バンの「ズクナシ」さんたちのワゴンも道の駅に到着。東京からの長距離ドライブしてきたんだぜ。13時間とか言ってたかな。でもパキパキしてた。気持ちのいい出会いのひととき合戦だったなあ。みんな何かを食べていた。

さてライブ会場へ。もろ海辺。天気悪いんだけど、「なんだここはっ、、、素晴らしい~!」って感動した。日本海とは思えない白い砂浜と青緑の海。もうダッシュで荷物置いて海に入った(足だけだったけど)。「ちめた~い♪」と盛り上がった。今年初の海水接触。ズクナシさんたちも、チャプチャプしていたよ。ふ~、、天国。タバコ、うまし!(ちゃんと吸い殻は持ち帰っております。)晴れてたら間違いなく発狂スイミングしてた。そのチャプチャプの最中もライブ会場から音は聴こえてきてんの。夢のような時間でござる。「お?あんな所に教会が?」って思ったら、それはトイレ棟。センスいいのか失笑なのか。つのしま、深い!





楽屋の小屋


教会のようなトイレ

対バン、いいバンドばっかりだった。10チームくらい出てたのかな。自分は4つくらい観れた。どのバンドもライブキングなカンジ。も~、強者ばっかり。エイゾウさんとセッチュー千葉くんがメンツを選んでるんだってさ。目が覚めたなあ。オレ、実は、ライブするの大好きなんだけど、オレよりもライブ好きな連中がこんなにいたのだなあぁぁぁって、、気合い入った!こうしちゃおれん!って、ダッシュで教会に。

しっかりトモフん時から雨はバシバシ降ってて、お客さんは基本、レインコート。やばいよ、ちょい寒そう。でも笑っている。全員で盛り上がって行かねば~!ってゆう共通の気合いがあの場所を支えていた。「気を抜いたら凍死するぞ~!さあさあさあっ!」っつう遭難手前の集団のパワーみたいなカンジ。上機嫌で、バシバシ歌いました。雨もバシバシ。

終了後は、楽屋の小屋の前で飲み飲み飲み~。プハ~。七輪であらゆる食物を炭火焼していた。お客さんからもらったチクワとか、道の駅で買った干物とか、おばっち(宇部のやんちゃな青年)のコンビニ弁当のハンバーグとか。炭火って、なんでもおいしくしてくれるのな。七輪買いたくなった。(換気に注意だぜ!)そ~、おばっちが実はバンドマンってことを この時、初めて知ったのだ。なんとこの日も出演してたらしい。いままで全然言ってくれないんだもん、なんだよその男気!強烈な照れ屋なんだよなあ。高倉健みたい。


七輪で何でも焼く

かなり夜になって、自分は寝るために小倉へ。つのしまに残るヒトたちもたくさんいたみたい。夜中とかオソロシイくらいの暴風雨だったハズだけど、それはそれで盛り上がったんだろうなあ。

5月、なんだかんだ言って素晴らしく終ってゆく。つのしま、また呼んでいただきたいです。雨でも感動できたんだから、晴れたら確実にスゴイんだろうなあ。ああ~来年が待ち遠しい。ヨロシク!