つれづれライブ日記


vol.412
2010. 6.19
6月19日 京都 MUSE


ああ、すごく面白い日だった。ライブ終ったあと、そのままサッカー観戦だかんね。日本 vs オランダ。いわゆるパブリックビューイングみたいなの。初体験だった。(実はそうゆうノリ、なんかダサイとか思ってたし。)いやあぁぁ、団体観戦、いいもんじゃん。みんなでノンビリ、花火大会観てるみたいなカンジなんだなあ。ナイスな経験、ひとつゲット!

そもそも、この企画、CAPITAL RADIOのカジ君が、半年くらい前の冬に「6/19にMUSEで企画あるんですけど、どうですか?」って言ってて、「ん?その日って、ワールドカップの日本戦の日だよなあ」って気づいて、「ま、オレはサッカーは録画でもいいからな、、」ってカンジだったんだけど、意外にハルが「絶対ダメだよ。そんな日にライブなんて。お客さんにも悪いだろ。ワールドカップだぞ。4年に一度だぞ。」ってかなり強く反対したのだ。カジ君、アタフタ。でもその後の岡田ジャパンが いろんな親善試合とかで やたら弱いのが連続したら、ハルの気が変わって、日本サッカーに見切りをつけたらしく「もういいや、日本サッカー。6月のキャピタル、OK!」ってコトになったのでした。

MUSEにスクリーン出してもらって、ライブ後にそのままパブリックビューイングっつう作戦は当初からあったんだっけかな、それともカジ君が「サッカーな一日」のために頑張ってくれたのかな。とにかくサンキュー!超グッドアイデア!

キックオフが8時半だったんでね、ライブスタートが5時半だぜ。早いっ!ピーズ、スクービードゥ、バンドトモフっつう順番らしいぜ。ふだんじゃ、「え~!このメンツで、トモフがトリっすか~?」って遠慮しちゃうけど、この日のトリは『日本vsオランダ』だかんね。ライブ中にサッカーが始まっちゃっても、トモフなら何とか面白く絡むでしょ、、っつう先方の思いもあったのでしょうかね。

まず、カジ君が牛の着ぐるみで登場して「ん?なぜ、牛?ま、ある意味タイムリー、、」って思ってたら、よく見るとサッカーボールだった。えらいな~。あいさつの締めは「では~、最高のライブバンドたち~、キックオフ=!」って開幕宣言。

トップバッター、theピーズ。次、スクービー、で、トモフ。みんなテンション高く、しかも異様に、まったくダラダラせず。お客さんもだよ。まだ外、明るいうちから妙にパキパキにテンパってた。最初からクライマックス。素晴らしい!やっぱいいね、こうゆう特別な一日を共有してるっつう「お祭りアドレナリン」な空気だな。ほんと良かった。この日にこんな場所にいれて。

転換(バンドとバンドの合間のステージのセットチェンジ)の時のビデオ上映もスゴくてね。ライブでノリノリ、転換では大笑い。一瞬もマッタリする時間が無いのだ。完璧。にもかかわらず、全然時間を押さなくて、素晴らしく時間通りに8時半に向かって行きました。トモフも思いっきり汗だくで頑張ったよ。全然急いだワケではないんだけど、なんと30分で本編終ってしまって、アンコールいただいて、MUSE全員で『スポンジマン』のシュを。今夜の一戦が、どんな結果になろうとも、それをカラダに吸い取るぞ、、っつう意味であります。そして『君が代』絶唱。あんなに国歌をカラダの底から熱唱したのは生まれて初めてである。1小節ごとに血管切れるかと思った。

ついに8時半。スクリーンにサッカー中継ドカ~ンと。ステージにはイスやテーブルが並べられ、バンドメンバー組たちは、そこで飲みつつ、乾きものつまみつつ。お客さんもほとんど帰らずに体育座りとかで。ピンチとかになると「あああああ~!」、チャンスとかで「おおおおお~!」ってMUSEじゅう、、いわゆるあのパブリックビューな一体感!はずかしいと思ってたあのカンジなんだけど、最高だったのだ。うかつにも「いいなぁ~、こうゆうの、いいなぁ~」ってしみじみした。まあね、街角で出会った単なる群衆じゃないってのも大きいんじゃん?それまで3時間はライブを共に踏ん張ったっつう同志的な集団だもんな。最高で当たり前。いやぁ、泣けた!

結局日本は惜しくも負けてしまったんだけど、関係なかったな。試合終了でMUSEじゅう拍手だったよ。ひゃぁ~。いい試合だったし、本当にいいイベントだった。ありがと~、キャピタル!







P.S. マキシシングル『長すぎる冬』の初売りでもあったんだけど、想定してたよりも需要があって、すぐ売り切れてしまって、買えなかったヒトたち、申し訳ない~!すまんね、断然サッカーな一日だろうと思い込んどったばい~。早速通販もスタートします。もちろんタワレコさん等でも注文できるけん、ヨロシク。