つれづれライブ日記


vol.421
2010. 9. 4
9月4日 泉大津 OTODAMA’10



トモフに声をかけてくれる唯一の夏フェス、オトダマ!オレは5回目なのかな。お誘いしていただき大感謝!

毎回、この一日が終ると、「あ~、、また来年ここに来れるように頑張らねば。」って思うのだ。ちまたでは「世界で一番ゆるいフェス」と呼ばれているようです。オレは他のフェスを知らないから、どれくらいユルいのか実はわかんない。ま、トモフが出場してるってだけで、ユルいっちゃユルい。居心地良くて天国のようなイベント。出演組も観戦組もスタッフ組もみんな終始笑ってる感じ。去年までは、、。

今年はガツンと様子が変わった。とんでもない酷暑のせいだ。「気合い入れてないとヤバイぞっ!」っつう精神力勝負なオトダマになってしまっていた。「ユルいと死ぬぞ!」みたいなね。みんな闘っていた。暑さと。全員戦士。

7月の終わりあたりからズ~っと猛暑だったじゃん?でもオレ「ちゃっかりオトダマの日だけ気持ちいい秋みたいな日になるんじゃん?」とか淡い期待してたんだ。そうは行かなかったね。朝からギンギン殺人光線が降り注いでた。お客さんも、オレらも、ベリベリハード。ま、出演組は、いざとなったら楽屋っつう避難場所があるからさ、精神的にラクなんだよね。逃げ場を与えられている戦士。ずるいよね。ゴメンね。だから、お客さんのぶんも頑張ってクピクピ飲んだよ、一日中。猛暑に酒は危険なんだぜ。つまり命がけだったんだぜ、エラかったなあ、オレ。



さ~て、、、そう!酒飲みに頑張っただけじゃないのだっ!この日は3種類のトモフinオトダマだったのだよ。ひとりトモフ、ハカマダ君バンドでドラムトモフ、最後にバンドトモフ。飲みっぱなしっつう任務もあったから合計4種類のトモフ。大忙し。楽しい~っ!

1種類め、ひとりトモフ。大浴場(でかい方のステージ)で開場時にプレイすんの。「湯沸かし」ってゆう名の重責だぜ。(ちなみに、重大な責務の略だぜ。)兄、ピーズが「風呂そうじ」っつう、これまた重責。重責兄弟!イベントの最初と最後に大木兄弟なんだぜ。きゃっきゃっきゃっ♪オセロだったら、あいだのメンツもみんな大木兄弟。今年のオトダマ・ポスター、大木家の家宝だよ。もらいそびれたけど。

開場時って、ほんとに開場中で、頑張って一番ノリ出来た人たちだけしかいなかった。それでも普段のトモフライブの人数は軽く超えていたよ。



猛暑っつっても、まだ午前のレベルだから、お客さんもフレッシュ。トモフもまだこの時間はシラフ。お互いフレッシュ。気持ち良かったね~。巨大な会場でひとりトモフだもん。自分は見えないけど、きっと妙な光景だった。ステージがデカイから感覚もデカくなって、ひとことしゃべるたびにド~ン。大浴場現象。



何やってもでかめに体に返ってくる。たとえば、オレ「歌う44歳~!」お客さん「うおおお!」オレ、ド~ン(感動音)。朝の10時過ぎにド~ンド~ンだぞ。ゼイタク!気持ち悪いくらい気持ち良い午前。で、時間の感覚が無くなっちゃって、持ち時間の半分くらいで一回ライブ終了してしまった。ちょうどカラオケで『我に返る』の最中だったのだが、「あ!時間だっ!」って、オケのストップボタン押して、「ここまでだ~!サンキュー!」って。子羊たち悲鳴。でも、「イベントで最初から時間オーバーしてたら、後々とんでもないコトになるのだっ!」って説教して退場、、しようとしたら、



なんとカンチガイで、あと半分時間余ってて、「ひゃ!」。また再生ボタン押して再開。すげえアタフタ。スタッフ組も。ショーとしてはダメダメだったなあ。でも、苦情禁止でヨロシク!朝イチからオトダマテイストだった、、と納得していただければ光栄です。



そんな苦笑な時間を、無事に終えて、避難楽屋に。そしたら、もう全身汗だくなんだぜ。すごいよ、やっぱ猛暑なんだ。やっばいぞ~。着替え持ってきてて良かった。水分と日本酒とタバコを持って物販席に移動。楽屋から物販席までって、開場の端から端だかんね。1kmくらいあるんじゃん?ない?ま、いいや。とにかくこの移動だけで即、汗だく。もう笑うしかないよ。いま着たTシャツがもうダクダク。

物販席は楽しいよ、実は。屋根あるから意外と暑くないし。隣にグレートいるし。ふだんは夜にしか会わないお客さんたちと、空の下でしゃべったりするの、面白い。新鮮。照れくさいから、余計がんがん飲んでしまい、どんどん楽しくなってゆく。



しあわせだ。オトダマだ。もし、ツイッターのやり方を知ってたら、1分ごとに「しあわせなう」とか「なんだか笑ってるなう」って打ってたにちがいない。めんどくさ~!ツイッター廃止!ちなみに死刑廃止には反対なう。

you tube は大好きです。

かき氷を2杯。午後1時くらいになって、そろそろハカマダソロの時間だ。ドラムのスティック持ってセッチューテントへ移動。セッチューテントは物販席から近いハズなのに、ものすごい時間かかった。すごいんだよ、とにかく暑かった!ホント、イジワルだぜ太陽!日差しと地面からの熱気がとんでもない!普通に歩いてるつもりなんだけど、うまく進めない。途方に暮れたトボトボさん歩きしかできない。まわり見てもみ~んなそんな感じ。女戦士がへたり込んで日焼け止めを塗っている。無口&無表情。おそろしいことになって来てるぜ、今年のオトダマ。とにかく、集中してライブ観戦とか、集中して食事とか、何か「しっかりスイッチ」を入れてないと、悪いとこへ連れていかれちゃう感じだ。



ベイビーとハカマダ君と合流。ベイビーは元気。ハカマダ君はバテ気味だけど、基本バテキャラだから誰もその差に気づかない。ハカマダバンド、この日はサードの曲だったけど、今後はサードではしない曲(ダメ出しされたボツ曲)を男3人でやるユニットです。お客さん、いっぱいいたなあ、セッチューテント。良い良い酔い。しっかり叩きましたよ、それはそれは。ドラムは、キックにしかマイクが無かったから、スネアとか通常の7倍の圧力で叩いた。いと激し。自分がヨシキか、村井くんかと思った。どちらも大好きです。気持ち良かったけどハカマダ君的にダイジョブだったのかなあ。クビにならないように、これからも頑張ります。無事第2ラウンド終了~♪

もう、この時間あたりになると、自分がする予定を必死にクリアしなきゃ、、って感じ。あ、でもちゃんと「アナログフィッシュ、いい~!」とか「おお?コレ何?グレープバイン?かっこいい~!」とか、感動の引き出しは生きておりましたよ。さあ、楽屋へ10km(増えてます)の道のりを移動。バンドトモフの曲順を考えなきゃだ。theピーズ、到着。ハル、顔が生きてなかった。太陽にかなり吸い取られてる様子だ。まあ、まだ出番まで長いからね、いまはそれで良い。曲目考えようとしてもアタマ回んなくて、「あ、オレひょっとして、酷暑にやられてるか?」って思う。「いや、そんなハズは無い!」って日本酒補充。復活!ギンギン。水とかポカリじゃ効かないんだよね、もう。モルヒネ的に日本酒を使用していた。

バンドトモフは5時過ぎくらい。この空き時間、何してたんだろう。物販席だったかなあ。記憶無し。ラリホ~♪

5時過ぎ。再びセッチューテントに。セッチュー楽屋もドロドロだ。誰かが延々とナゾナゾをしていた。「パンはパンでも、食べれないパンは~?」「え~?、、、酸っぱいニオイのパン!」「ジーパン!」「ルパン!」、、みんなダメになりかけていた。セッティングしにステージに昇って、お客さんたち見たら、ガツンとスイッチ入った!ボロボロに疲労なハズなのに、「グオ~!」って迎えてくれた。おおおお!泣いちゃう~!



準備のあいだ、先週から急に大ブームの『少年時代』。いい曲です。なかなか準備OKにならなかったおかげで、フルコーラス歌えた。最後は強制大合唱。たぶん全員満足。ほんとにいい曲。5時半、バンドトモフスタート。すっごい!燃えたぞ!わ~い!最高~!ギャオ~!汗だくがズボンまで行って、おもらしの心配をされたくらい。マイタオルを物販席に忘れてたから、汗が目に流れてくるたびに最前のお客さんのタオルを借りた。行儀悪くてスミマセンでした。助かりました。オレらもお客さんも頑張った。すごいね、ヒトって。振り絞れるもんなんだね。体力は有限だが、気力は無限だ。ステージの真横にはメガくんや、セクマシくんが見守ってくれててね、(圭介くんもいたらしいんだけど発見できず。見つかると引きずり出されるから、オーラを消していたらしい。やんちゃだ。)セッチューテントって、村みたいで、家族みたいで、素晴らしいのさ~♪きっと、ライブハウステントもそうなんだろな。制限時間ピッタリ、全員スポンジマン戦法でフィニッシュ。隣のコッコさんに迷惑もかけず、バッチリだった。大人~!



はあ~、3種のトモフ完走。安心して食べまくりタイム。朝から食べてなかったから何もかもがウマいっ!たこ焼きがグレイテストヒット!食べ終ると、再びたこ焼き屋さんに並び、また終ると並び、、を繰り返してた。楽屋内では、まだ大事な出番を控えてるピーズチーム、熱中症(太陽とゆうよりか、お客さんの暑さ)にやられてダウンな大塚。オレだけちゃっかりゴキゲンに満腹で睡魔ハズ・カム。



、、、ガバっ!と起床して露天風呂(中くらいのステージ)の見えるとこへ放浪歩き。まだまだこの日を楽しむのだ!怒髪天を観戦。強力だったねえ。この頃(6時とか7時くらい?)は、もうかなり夜。照明に照らされるお客さんの手の群れがすごかった。

ビークルが大浴場でラストライブ。ビークル君、一往復くらいしかしゃべったコトないんだけど、たしか同じ千葉県人なんだよ。下ネタが多いのは土地のせいなのでしょうか。まったく困ったもんです。花火が上がり、オトダマ本編終了、そして遂に兄の出番でござる。 theピーズがスタート。気持ち良さそうだった。あれは、絶対気持ちいいよ。花火が終ったあとの「はぁぁぁぁ~」ってゆう、しみじみな夏の終わりな中でライブなんだぜ。帰りのバスに急ぐヒトもいるのに、たくさん残ってくれてるお客さん。やばいよ。号泣な光景だ。泣いたのかなあ、はる。

すべて終った楽屋広場は、バーベキュー会場みたいにニギヤカだったんだけど、もう自分はたこ焼き満腹なのと余力ゼロのせいで、虚脱タバコと惰性日本酒。来年もここに、無事でいれたらいいなぁ、、、。

ホテルに戻って、打ち上げ前にちょい横になって休憩。ん?気づいたら朝10時だった。伝説のオトダマ打ち上げに参加出来なかったのだっ!がぁぁぁぁん!すごく残尿感。打ち上げのとんでもなさもオトダマの大事な要素なのだ。くぅぅぅぅ、、、でも限界まで楽しんだんじゃん。いいじゃん。うう。

昼前。帰りの新幹線ホーム喫煙所で、民生くんに遭遇。いつも思うんだけど、思ってる以上に背が高くて、頼れる男って感じなんだよね。握手で才能を吸い取った。よし、ダッシュで帰宅してアルバムづくりの続きしよう。

まとめ・オトダマぁぁぁぁあ~っ!