つれづれライブ日記


vol.435
2010.11.23

11月23日 長野 J


熊谷に続き、theピーズの晩秋ツアーで、2年ぶりか、3年ぶりの「J」。ご無沙汰のあいだに引っ越ししていた!駅の逆側(善光寺側)、つまり、栄えてる側なんだぜ。しかも店、大きくなっていたっ!ぬおおおお。神戸の松原くん(スタクラ→太陽と虎)といい、Jの谷口くんといい、みんな順調なライブハウス人生を送っているようだぞ、このご時世に!ぬおおおぉぉぉ、、、そんなに儲かるのか?ライブハウス。諸君、どうする?やってみないか?大事なのは体力と精神力とお人柄だろうなあ。オレは無理。君らに任せた!

まず新宿東口に集合。ピーズ、サード、トモフでクルマで行くことになってたのだ。遠足気分でソワソワだったのか、30分以上も早く着いてしまった。とりあえずウロウロして、達磨(だるま)という名の中華料理店で、もやしそばを、、、おおおおっ!ナイスだった!店のルックスから全然期待してなかった、すみません。中華の店って、そんなに麺とか気合い入ってないコトが多いじゃん?ゆるゆるだったりすんじゃん?ここの麺は、しっかりしてておいしかった!、、、って、ラーメンコーナーで語るべきですね、はい~。ちなみに7点。

集合時間に東口へ戻ると、なんと全員そろってた。きっとみんなも遠足気分でアッパーなのだ。よい!天気も。最高の旅、マチガイ無し!しゅっぱ~つ!ゴーゴー!長野へ、ゴー!なんか、ピーズの記録用ビデオカメラが設置されててね(まわしっぱなし)、撮られてるもんだから、3割増しくらいで元気にしてました。やっぱ、これからバンドマンになる青年たちに夢を与えないとね。楽しそうだぞ、、とね。

道中、またあの大好きな山「妙義山」にため息。やっぱすごいよ、あの雰囲気。確実に悪魔が住んでるっつうルックス、なのに妙に落ち着くんだよね。じわ~っとくる。行きも帰りもこの山には感動してた。登りたくはないけど。で、Jに到着。うむ、さっきも書いたけど、本当にご繁栄おめでとうございます。ナイスな人生に敬礼~!

トップバッター、サードクラス。この日はベースにベイビーがやって来て「5人サード」。熊谷事件を気にして、ハカマダ君今回は時間押さず。曲が終わるたびに、初サードらしきお客さんが、客席後方で「さいこ~!」ってホロ酔いで叫んでた。非常に良いムードでした。

2番バッター、バンドトモフ。ひひ~ん、ばっちりばっちり!このメンツでマイナスな緊張なんてするワケないんでね、ただただ楽しいだけだった。40分だと気力体力なんとか持つし。お客さんも愛しいし。得だよね、長野のヒトってみんな善人に見えるもん。素朴で温かいみたいなね。実際、ライブにわざわざ足を運んでくれるヒトは、都会も地方もみんな素晴らしいに決まってるんだけど、長野っつうだけでイメージ3割増し。(3割増し、かぶった!)「美人が消えた日」は、2度目にしてもう完璧にCDを越えた。すっかりノリノリの曲になってきてます。

トリ、ピーズ。楽屋のすぐ脇がステージだったから、真横から飲み飲み観戦。ぜいたくです。極楽です。シンちゃんがエラく発奮してた気がして、ライブ後に言ったら「ん?そう?」って軽く返された。後日、ハルのブログ見たら、ステージの中の音がやりづらかったらしくて、ああ、きっとそのやりづらさをグイッと一網打尽にするための、男気なドラミングだったのかも知れない。エラいなあ、さすがだなあ、、、とか褒めても「ん?そう?」って返されるんだろうなう。(ここだけツイッターしてみた)

打ち上げは、そのままJの客席フロアで。ちゃんと鍋だった! Jと言ったら鍋っ!なのだ。よかった。「谷口君、えらくなっても鍋を出す!の巻」。で、オレ、ここらへんで昼からのお酒でもう限界真近。何度もトイレで休憩しつつ引退を決意。ひとり先にホテルでキュ~だった。

ガバっ!目覚め早しっ!長野の早朝、気持ちいい~!コンビニに行って、またお酒を買い、お!宝くじ売り場発見。天気いい日は運も良かろう、と思って、年末ジャンボを3枚購入。そしたら、たまたまこの日が年末ジャンボの初売りの日だったみたいで、地元のテレビ局が売り場をロケしててさ、すごいよ、テレビのヒトたち、さわやかにゴウマン!「撮影してもいいですか?」とか一言も断りなく、カメラぐいっと顔面に向けて、「何枚買われましたか?お仕事は?景気はどうですか?」とかバンバン。ふだんだったらス~っと去るんだけど、やっぱ長野なんだよね、オレもピュアにしっかり答えた。

オレ「3枚買いました」
テレビ「2億円あたったらどうします?」
オレ「ううん、、1億は競馬資金に」とかマジメに答えてた。あれ不採用だったのかなあ。

そのあとはみんなで善光寺に。善光寺最高!すっごい良かった。オレ、地元が成田で、成田山って有名じゃん?でもね、善光寺の圧勝だった。威厳っつうの?風格っつうの?成田山は歴史は古いんだけど、メインの建物は鉄筋コンクリなの。善光寺は木造だかんね。ま、何回か火事があって創建当時のじゃないらしいんだけど。(それでも300年とか建ってる!)いやぁ、、、圧倒された!本堂の下に真っ暗な回廊みたいのがあって、それが名物らしくて、やたらシンちゃんが「行け!行ってこい!」って勧めんの。そう言えば、ゆうべの打ち上げでも「行け!是非行け!」って、言ってたんだ。「いいよ、べつに~、暗いだけっしょ?~」って、面倒くさがってたら¥500渡されて、「いいから行ってこい!」って。結局シンちゃんから4、5人が¥500支給されて、渋々、発券所へ。

いやぁ、渋々してて申し訳なかった!すごかった!実は、回廊に行く前に、お坊さんたちのお経タイムがあってね、スゴかったのだ。濃厚なエンターテイメントだった。まず、お経の合唱にグッと来て(時折、ボスの独唱が入るのがポイント)、さらにクライマックスに鐘が絡み合うのだ。ゴ~ンって鐘と、ジャンジャンジャ~ンってのが。大感動だよ。世界に誇れる系。あれで¥500は安いっ!オレらのライブ、、¥3500とか、、、ズバリ、高いっ!

で、そのあと、シンちゃんオススメの真っ暗なトコへ。狭い階段をぞろぞろ降りてゆく。ほんとだ、何も見えない。さっき「スリに注意」とか書いてあったけど、スリも無理だよ、あの暗さ。天井も壁もどこらへんかわかんなくて、重~い圧迫感があるのだ。すぐそこ天井あるんじゃん?とか思ってかがんじゃったり。で、エライんだよ、誰もライトとか点灯しないの。信仰心ですかね。最後の1分くらいは吐きそうになるくらい脳がギュ~ッとなった。初めてだったから、「あとどれくらいでゴール」ってのがわかんないからだね。「いつまで続くんだ?あ~、もうやばい、ハカマダ君(うしろにいるはずの)ダイジョブなのかなあ、そう言えばパッタリ声が聞こえない、、、うう、日本酒まわってきた、、、うう、、、ああぁっ?」って、ゴールだった。ギリギリセーフ。出て来るヒト、誰ひとりスガスガしい顔はしてなかった。すごいアトラクションだ。まさに国宝。

とりあえず善光寺に圧倒されてメロメロで、そのあと唐辛子屋さん。旅前から、この店に行こうって決めてたのだ。想像してたのと違って近代的な店構えだったのが、ちょっと「ううむ」だったけど、粗挽きの唐辛子2つと、滅茶辛いらしいヤツと、からし味噌と、油を2種ゲット。帰宅後バシバシ使ってます。特に粗挽きが大正解!そして全員で、そば屋へ。自分は大ざると日本酒を。じゅうぶんおいしかったんだけど、誰かが頼んだ焼酎のそば湯割を一口もらったら打ちのめされた。

ライブ&善光寺。完璧な旅だったなあ。ハルが「毎月、長野でやろ~」って言ってたよ。同感だが、毎月は無理。