つれづれライブ日記


vol.445
2011. 3.11

3月11日 心斎橋クアトロ


心斎橋クアトロ。バンドでクアトロ、久しぶりっ!このメンバーでは初なのかな?(キャパはシャングリラよりも大きいらしいけど、奥行きがそんなに無い、横長な造りだから、シャングリラとか京都ミューズの方が広く感じるね。)前のメンバーの頃のバンドトモフとか、ひとりトモフでは経験ずみの、この横長独特な「客席に囲まれてるっぽい」カンジは、キャンプファイヤーみたいで好きで、そこに盛り上がり民族な西のお客さんがドワ~っとやって来るんだから、確実にユルく、猛烈に熱くなる夜なはずだ。が、なんだか微妙にカタイ序盤。ん~???どうした、心斎橋っ!

原因はオレの靴だった。オレ、慣れないハイカット?のコンバースはいてたのだ。普段靴(ノーマルコンバース)をこの前の渋谷で汗だくにしちゃってたから、きっと微妙なスメルで新幹線の隣のヒトに迷惑かけそうで、おNEWの靴をおろしたの。(もちろん頂きものです。ありがとう。)そしたら、足首あたりが暑い!キュウクツ!人のテンションは足の環境で決まる。そんなオレのギコチナさがクアトロ族に伝染してたんだ。スマンスマン。で、脱いだっ!裸足ライブ!まるで平成の歌姫の誰か!

靴、脱いだ途端、すっごくしっくりきた。解放~♪土俵を足の指で噛むカンジね。遅ればせながらスイッチオン。お、クアトロの温度もグッと来たっぽいぞ。くっそ~、序盤の9曲ムダにした!ま、いい。悲喜こもごもだ。うしろの記憶しか残らないのだ。そっからはバリンバリンにウロウロし、転げ回り、熱唱し、クアトロキャンプ族はにぎやかで、オレはワオワオ!だった。(ちなみに脱いだ、おNEWコンバースには客席を航海させてあげた。ちゃんと靴の裏はゴシゴシしたぞ。クアトロ海をぐるりと一周して無事に戻ってきたぜ。)

この日からライブ3連チャンで、プロだったら多少体力とか喉の事を気にしてセーブするべきなんだろうけど、まったく手抜き無し!われら全力隊!えらかったな~。アンコール前に、大相撲が中止になって可哀想な大阪族のために、土俵入りを披露してあげた。「ほらほら、これがハクホウだよ~」と。最初のシコ踏みで足つった。その事態で、ハカマダくんは、突然始まったひげダンス(ドリフのね)リズムにきちんと対応してた。プロ意識っ!

打ち上げのお好み焼き屋さんのテレビで昼の大地震の映像を初めてみて、「、、ぁあああ、、、」ってなった。とんでもない日に全力ライブしていたのだなと思った。とんでもない日にお客さんも振り絞って集まってくれたんだなあ。ううう~。でもちゃっかり、久しぶりの大阪ワンマンがいいライブでホッとした、、っつうピンぼけな気分も体に同居してて。混沌しつつ、とにかくタバコ、日本酒、豚肉を繰り返していた。ヘトヘトで終わった。気持ち、体力、内臓、すべて使いきった3月11日でした。