つれづれライブ日記


vol.450
2011. 4. 9

4月9日 盛岡 change


いいトコだった~、change!まず、ああゆうビル、好き。古めのコンクリの。到着して階段昇る時点で、「あ~、楽しい。確実に楽しい。」って思った。妙に広い楽屋も最高。スタッフさんも、店長も最高だった。盛岡族がうらやましい。

時間、さかのぼって4月8日深夜。仙台には泊まらずに、ライブ後そのまま盛岡に移動。仙台は宿泊施設が微妙だったのだ。水道とかガスとかね。トモフは人性補欠号に乗せてもらった。このクルマに乗るのは、去年の5月以来かな。一番うしろの特等席に誘導してもらえた。ほんと優しいんだよ、鹿児島の若者たち。困っちゃうくらい優しい。ちなみに22歳差!親子の差だ!特等席にも納得である。甘えまくった。

盛岡に出発前に吉野家。旅先で食べる牛丼は、つくづく美味い。脳細胞に染みる味わいだ。ありがとう牛たち!お前らの人生(牛生)はグッジョブだった!ガッチリ味わったぞ。、、、ワオ!若者たち、食うスピードとんでもなかった。オレが4分の1あたりで、もう完食してた。4倍速だ。そんな単語、CDR焼く時しか見た事ない。ちゃんと噛んでるのか心配になった。すっかり親気分である。トモフは食べたらスグ眠る習性。カコ~ンと落ちた。

ガバッと起きたら盛岡だった。真っ暗な町だ。これホントに県庁所在地なのかっ?あ、単に節電モードだったのかも。

翌朝、スッキリお目覚め。昼に集合だった。午前中ヒマヒマ。ホテルの浴衣みたいの着て徘徊して、缶コーヒー買って、大リーグとか観てたかな。老人モード爆進中だ。昼、みんなと合流して change に到着したのだった。

冒頭で言ったけど、ほんとにいい味わいのビルだよ。店長さん曰く「絶対、何か、すんでる」。うむ、確実にいるね。それも「いい昭和の何か」だね。やっぱオレは昭和の男。非常に居心地良かった。楽屋はバンドマン大集合で、おおにぎわい。今夜は花団も一緒。景色が濃い!セッチューツアーに普通の若者はいない!プラス、盛岡のバンドたち。彼等はニコニコおとなしくしてたね。うん、それくらいでOK。

開演までヒマでヒマで、楽屋は各地で変な事になっていた。自分ら界隈は、ふだん楽器なんて触らないくせに、みんなでかわるがわる弾いていた。対バンの曲を「ほ~、、」「なるほど~、、」と、カバーしあったり、サザンのコードを「おお~、、」と、研究したり。あと、「Fender 狩り」が一瞬流行した。気をつけろ、Fender 族たち!大事なロゴをマジックで塗りつぶされるぜ!

オレ、昼から飲んでて、このままでは本番前に具合が悪くなると思い、外を散歩。市街地あたりでそば屋を発見。ナイスだった。いい店!全メニュー制覇したいくらいだった。

夜ライブ開始。地元バンドが3つしたあとで、セッチュー組スタート。花団、セックスマシーン、ひとりトモフ、人性補欠の順で。花団、セクマシの流れはスゴイね。確実にお互いでハードル上げまくってる。そこにいるヒト全員を根こそぎ巻き込んでひっくり返すエンターテイメント魂。あっぱれだ。あそこまでやってくれちゃうと、オレは逆にプレッシャーさえ吹き飛ぶ。もう全然、別の競技だ。あ、でもオレもしっかりやったよ。彼等のつくった空気を、冷まさないように~。セクマシのアキラ少年に鍵盤参加してもらって『我に返る』を。ほぼ強制的に。楽屋での思いつきの流れだったのさ。サンキュー。そしてジンポケ(人性補欠の略らしい)へ。盛り上がってたね~。セッチューフリーの空気、いいよね、ギスギスしてなくて。バンド同志がいいライバルで、熱い絆みたいな世界。美しい~。うらやましい。これからも時々混ぜてください、ヨロシク!

終演後は、なんとこのまま東京へ出発らしいぞ!とにかく泊まりたがらないツアーだ。クルマ移動だから、とりあえず次の現地に到着するのが大事なんだね。出発前に打ち上げ、店長オススメのラーメン屋へ。いいね、即、ラーメン。居酒屋打ち上げとかが苦手なオレにはバッチリな流れである。お店の名前、「蘭々」だったかな。良かったぞ~。全然いま流行のタイプでは無い。絶対こうゆうのがいいんだよ。赤担、黒担、みそ、しお、しょうゆ。オレは「みそ」を、対面の2人が2種類ずつ。全味レンゲリサーチできるラッキーな席順だった。どれも美しい味!最後まで飲み干せる、泣けるカンジ。夕焼けの味がした。さっきの蕎麦も良かったし。食運もバッチリな街だった。満足。さらば盛岡!また来るぜ!

人性補欠号の特等席。毛布をスッポリ頭からかぶって即寝。気づいたら霧の中を走っていた。ドライバーはドラムのゴンザレス(日本人だが)。曇るガラスを拳でキュキュっとしつつ頑張って運転しております。(ジンポケは3人が免許持ってて代わりばんこなシステムらしい。)しばらくしたら変だ。ものすごく低速だぞ、このクルマ。さっきからビュンビュン抜かれている。くやしくないのか、ゴンザレス!ん?車線を分ける白線の上を走ってるぞ。モノレール気分か、ゴンザレス!んんんん~?寝てるのか~!!!カモ~ン、ゴンザレス!カムバ~ック!!起きてるのオレだけだったんで、責任感で声かけた。「お~い?」と。ゴンザレス、ピクっとした。寝てたのだ。

SAに停車。「いやぁ、トモさんの声で起きました~」笑顔だ。「代わるよ。」「いや、ダイジョブっす」「いやいやいや~」遂にみちのくで、歌うアイルトンセナこと、トモフがハンドルを握った!運転用のメガネ持って来なかったから、乱視で表示の看板は見えないんだが、ま、命重視で。しばらく分岐とか無くて真っすぐみたいだから行けるさ。さて~、、、乗った事の無いクルマのアクセル具合とかに慣れてきたら、とりあえずさっきオレたちを抜いてった奴らを全部抜き返す!燃えた。セナフスキー。ま、安全運転の範囲で。

ドライバーの権限で、ちゃっかり佐野SAで停車。仙台行きのバスの休憩で気になった麺打ちのあそこだ!食事休憩~!食堂で佐野ラーメンを。うむ。たしかに麺は素晴らしかった。麺だけなら昨夜の「蘭々」よりもいいかも。(ま、麺のジャンルが違うから、一概に比較は出来ませんが。)ただ、スープがねえ、美味しいんだけど淋しいカンジ、、しょうないか。SAだもんね。はい、すまんが、食べたら眠る習性です。ドライバーは、目覚めたギター君にあっさりチェンジ。結局、セナフは2時間くらいしか貢献してなかった。いや、大事な2時間だったハズだ!命を守ったぞ!若者たちの輝く未来を、守ったぞ~!

なんとこの日も彼等はライブ。怒濤の9連チャン!(ちなみにセクマシと花団も八戸でライブ!)このツアー中には13連チャンってのもあったらしいぜ。さすがにヘトヘトじゃん?さっさと現地入りしてノンビリしたいだろうに、なんとワザワザ、オレんちまで送ってくれちゃった。本当にアリガトウ。優しい子に育ってくれて、とうちゃんウレシイぞ。5月に高円寺だな。元気に会おうぞ!

仙台と盛岡、2カ所だけの参加だったけど、かなり濃い旅だった。ありがと~セッチュー!そして、ありがと~東北っ!このタイミングで会えたのも何かの縁かもよ。いままであんまり行ってなかったんで、これからだ!ヨロシク!レッツ再会~!