つれづれライブ日記


vol.456
2011. 5.29

5月29日 岐阜 CLUB ROOTS


マモルくんのお誘いで、トモフ史上初(カステラ期も含め)の岐阜ライブが実現した。西からタイフー2号、東からトモフ1号がギフで待ち合わせだ。全員「フ」がつく。仲良くしようぜ。これからもヨロシク。

今日も「のぞみ」。地上最高の乗り物。ウロウロ歩き回れるし、喫煙プレイスで日本酒を飲みつつ景色をみつつ、曲順とか考えたりボ~っと出来る。ちなみに「我に返るスキマを、、」は新幹線で作ったのです。あん時は、15号車と16号車のあいだが「くつろぎコーナー」だったな。

最近の新幹線は、ますます速いよ。名古屋に一瞬で着いた。一旦下車して名鉄に乗り継ぎ。ネットでしっかり行程を検索してたのでベリースムーズ。ツアコンいらずだぜ。景色は穏やかな田園、、、たぶん晴れてれば!台風2号で、なかなかヤバイ。お?木曽川?きょうは泥流だけど、懐かしい~!たしか子供の頃、家族旅行で来たぜっ!船に乗ったよ、「日本ライン下り」だったっけ?ああ、甘酸っぱい記憶。父ちゃん、母ちゃん、家族サービスありがとう。犬山城にも連れてってくれたっけ。この辺りなんだなあ。おセンチになって鼻がツ~ンと来た。

CLUB ROOTS の最寄り駅「岐南」に着いたが、、、意表を突かれた。無人駅なのか?ぬお、、駅前、畑っ!店はもちろん、自販機も無い。タクシーどころか、人影が無い。注・バカにしてるのでは無く、困っていたのだ。なぜなら、道を尋ねる相手がいないのである。ROOTSの住所のメモは持っていたのだが、まずどっちの方角に行けばいいのかわかんない。雨、風、強し。やるなあ2号。たくましくカエルだけが鳴いております。

おもむろにリュックから日本酒を。とりあえず、ぼうぜんとする事に決めた。 あっ!ヒトが来るっ!わっ、結構キレイな女子だ~!ぴゃ?!自分、ふだんなら絶対声なんかかけられない奥手な昭和男なんだが、非常事態っつう理由だと行けちゃうのだね。「スミマセン!クラブルーツってゆうライブハウスに行きたいんですが、映画館の辺りらしいんですが、、、」美女「あ~、歩いてゆくのは、ちょっとキツいと思いますよ、ウフ。」って返答。(「ウフ」だけ虚偽表現)そうなのか?ルーツのHPには歩けるカンジで書いてあったぞ?さては、ちょっと見栄っぱりしたなぁ、ルーツっ!

そしてまた座り込み一服。お酒持ってて良かった。台風みつつクピっ。ぜいたくな時間だ。やややっ!遠くの民家の前にタクシーが停まった!誰かが呼んだ迎車だ。で、そのクルマめがけて走ったぜ。いきなり機敏。なにやってんだオレは、、と唸りつつ。ギターとリュックとピンクケースと傘と日本酒だぜ。ずぶ濡れの酔っぱらいで「スミマセン、もう一台タクシーをお願いしますっ!」と。しばらくして同僚のタクシーが畑の中にやってきてトモフの台風とのひとときは終了した。近所だったら、めげただろうけど、旅先だと楽しい苦境なり。

CLUB ROOTS に着いた。さっきの「岐南」駅あたりと違って、このあたりは娯楽スポットだった。なんでもあったなあ。マクドも王将もかっぱ寿司もバッティングセンターも。どこも駐車場広め。つまり、クルマ族のための場所ってカンジ。店長さんは穏やかな青年。「こんな日でスミマセン、、」って恐縮していた。「た?しかに。」晴れてたらカリフォルニアみたいなトコだったんだろなあ。

この日はイベントの開始が4時半だったのさ。全部で7組も出演だからね。7組、多いよね?でもね、申し訳ない事情があるんだよ。地元のバンドがノルマを負担して、それが東京あたりから来るオレらの経費になってたんだ。彼等がいなければ実現しなかったのだ。うう、、ほんっとに猛感謝!ラブユー!岐阜のヤングたち!いつか恩返しが出来たらなあ。

そんな岐阜の若者たちは、みんな気合い入ってて、いろいろ目が覚めた。あ、1人だけ、ベロンベロンに酔っぱらってるあんちゃんもいたけど、彼もちゃっかり曲がよかった。どのバンドも気さくで、たくさんおしゃべりした。結果、すぐに出番が来たぜ、ありがと~。

多摩ナンバー「へきれき」の完璧なライブのあと、8時くらいにひとりトモフ出陣。



初の土地だったんで、トライ系は無しで、「こうゆう曲やってる男です」っつう選曲。ROOTS、いいっ!最近、どこのライブハウスも褒めてばっかりで、いまいち信憑性に欠けるかもだが、ホントに良いの!天井高くて、バーカウンター雰囲気良くて、お客さんユルくて、なんつっても照明が赤っ!赤、大好き。居心地良かった。きっとお客さんも。うん、交通の便以外は完璧だ!(注・クルマで来れば問題ないです。)対バンのひとらも、あちこちでのんびり観れるっつう構造も素晴らしい。最後あたりでマモルくんをステージに呼んで、スネアと金物をやってもらった。



ごめんね、リハ無しで突然頼んじゃって。しかもキックはオレが踏んでるから、マモルくんには、かなり無茶させてしまった。けど、楽しげにやってくれてた。マモルくんは無邪気で不死身。

お返しとゆうか、マモルくんバンドのアンコールでは、トモフが客席からユラユラとドラム席へ。気持ちよく叩いて、曲の途中でほんとのドラムくんにパス。楽しかったので許してください。

終演後、この日はじめて会ったお客さん(詩人!)に、ちゃっかり駅までクルマに乗っけてもらった。なにからなにまで大感謝な一日でございました。ラブ岐阜!これから仲良しで、ヨロシク!