つれづれライブ日記


vol.457
2011. 6. 2

6月2日 新宿JAM


「楓泉爆弾」とゆう名の企画に誘われて、梅雨に2度目の新宿へ。

新宿JAM。自分の、今みたいな人生(非就職人生)のスタート地点。1986年5月に、当時やってたカステラで初ライブした場所なのであ~る。その25年前の更に何日か前に、四曲くらいのデモテープをココの事務所に持って行って、「ライブやらせてください~」って、高橋さん(当時のボス)にお願いしたんだ。そしたらBUCK-TICKさんの前座にいきなりブッキングして頂いて。ワオ!あれからだ。長いような短いような、怠け者のような頑張り屋のような、不思議な人生が始まったのであ~る。

で、恐ろしいほど変わってなかった!あのビル、意表を突いてかなり丈夫だ。裏の出入り口も、ステージのドアもあの頃とおんなじまんま。メインの入り口階段だけは POPにカラフルに進化してた。が、さすがに、スタッフさんは劇的に更新されてました。当たり前か、25年だもんな。店長さんは高橋さんでは無く、照明さんの歳は、ちょうど25だった~!

年月ネタが続いちゃってジジ臭いんだけど、なんとこの日の最初のバンド、ヘンリーヘンリーズくんたちは17歳~!俺のタイバン歴の中でも最年少。彼ら、中間テストの真っ最中らしくて、楽屋では翌日の英語の追い込みをしていたぞ。大変なスケジュールだ。でも、ちょっとうらやましい。濃い10代だ。俺の10代は全然普通だったのさ。ロックでもガラスでもない、想定内の高校生活だった。

二番目にトモフ登場。ヘンリーズくんのライブとは全く異種なんで、やる側もみる側も 面白い流れだったんじゃないかな。楓泉さん、グッジョブでしたね。普通のイベンターさんでは思い付かない組み合わせだったと思う。

この日の俺も頑張ったよ。もちろん、年輩者だからって、重厚に落ち着いたライブを、、っつうキャラでは無い。なんつっても、ヘンリーズくんにチューメ借りてたし。(優しい若者で良かった。日本は大丈夫だ。)1週間前に斜め向かいの紅布でバンドワンマンしたばっかりだったっしょ?だから、一曲もかぶり無しっつう作戦したぜっ。思いっきりハードル並べた。猛アスリートである。「イキツギ」とか「サンタクロース」とか、久しぶりに引っ張り出した。「コーキシン」とか大変なんだぜ。あ、カステラ記念に「停電」っつう、当時の曲(長谷川の曲)もちょいと。あと我に返るの「小声バージョン」は、アクションはとんでもなかったが、ちゃんと小声でやったぜ。(紅布とかぶり無しだからな。)通常の百倍疲れた。

お客さんの雰囲気、楽しげで愉快だった。平日の雨降りなのにご機嫌族。いや、だからこそ、どうかしちゃってご機嫌なのだな。うむ、東京も頼もしい。フロアに降りて握手しながら終わりました。無事完走~!

ラストに石川くん降臨。何年か前に神楽坂でやった時よりも、さらにパワーアップしてた。どんどん道を極めていらっしゃる。あらためて、「たま」って、とんでもない集団だったのだなあと、強く思う。

JAMさま、それではまた!今度はあまり疎遠にならないうちに再会したいです。ハバナイス梅雨~!