つれづれライブ日記


vol.461
2011. 6.19

6月19日 広島 ヲルガン座


初めての「ヲルガン座」。問答無用で、すごいトコだった。ご主人、アケミさん(ライブ中に仮に名付けていた。本名は「いずみ」さん)が好きな雰囲気を徹底的にやりまくってる独特なお店。センスと実行力、うらやましい。彼女のここまで日々とかが集まってかたまって生き物になってるみたいだ。すばらしい人生。彼女は「まだまだ全然序の口です。」って言うかもだけど。

予定よりも早めにヲルガン座に到着。「どこかに定食屋さんとか、ありますか?」って、いずみさんにきいたら、「よかったら、ここでどうぞ」と。そ、ヲルガン座は昼は飲食店なのだ。ちょうどランチタイムでにぎやかだった。繁盛している。「フォー」とゆうものをいただいた。ベトナムなカンジ?「オオツカ、好きそうなトコだよなあ」とハカマダ君と意見が一致。オオツカはオレら界隈の人間の「エスニック担当」なので。

この日のランチはベトナムだけど、店の雰囲気は古めのヨーロッパ。あやしい人形、不気味な大鏡、角鹿の首、レトロなシャンデリア。見世物小屋みたいで、いちいちくすぐったい。「ここで、ライブするのか~、、」ゾクゾクした。

さあさあ、ライブの時間。京都に引き続き満員御礼。2階席もあるんだぜ。不思議な空気。とまどいつつもハカマダ君頑張る。オレも頑張った。うむ。ここ最近の広島ライブとはムードが違う。イスのせいかもだけど、みんなかしこまってるぜ。ま、違ってていいのだ。普通じゃないもん、この小屋。でも、そのうち馴染むぜ。よし、馴染んだ!

第二部終えたらトモフもお酒復活。ヲルガン座はシラフではもったいないのだ。で、お客様から頂いた日本酒を一口して、そのまま客席にパス。「まわせ~!間接キスとか気にするな~!」オトソが客席を巡ってゆく。よしよし。楽しくなって来た。ギターのシールドが断線気味で、「天才ワルツ」は生ギターと生声で。「無計画」は、「たぶんここがヤバイ」っつう箇所をハカマダ君につまんでもらいながら完走しました。妙で良かった。

第三部。昨日の京都の成果と、プラス、おニューな実験。タンバリン振りつつのバスドラム。やっぱギターケース叩くよりか、ちゃんとしたな。あと、「今日に与えよ」にハカマダ君鍵盤で初トライ。「ワルクナイヨワクナイ」には、いずみさんに強制参加していただいた。いきなりでスミマセン。でも余裕で対応してくれてたぞ。彼女はバリバリのアコーディオン弾きさんなのでした。たのもしきリハ不要族たち。

ライブが終わって夜が深まってきたら、今度は夜のお客さんでお店がいっぱいになっていた。みんなこの店に集まってくるんだよ。ほんと素敵である。ヲルガン座~っ!

P.S. ホテルまでもがレトロで良かった。