つれづれライブ日記


vol.475
2011. 9.30

9月30日 南青山マンダラ




トモフのマンダラ・ディナーショー。ワンマンと、誰かと2マンってのを交互にやってきて、今回はワンマン。文字通り、出演者はオレひとりのみ!

楽しかった!ご満悦!やったぜオレ!はふ~、良かったホッとした。まあ、好き勝手にノビノビやらして頂いておりますが、一応「ひとりワンマン」は責任がピンポイントだからね。やりがいはあるけど、イマイチだったりすると、その残念度も濃いから、フニャフニャなようで実はかなり真剣なのだ。100m走を三時間してるようなピリピリ感だぜ。マンダラの快適さに酔いつつも、「この幸せ綱が最後まで切れませんように!」って頭のスミで祈ってんのだ。

今回も、前の日、ライブの事だけしていたよ。いつかの秋に大失敗したからね。そん時は、CDづくりをギリギリまでしてて、昼まで歌入れとかしてたんだ。ノリノリでライブに行ったら、本番で声が秀樹(西城)になっちゃって、お客さんに主メロ歌ってもらって、俺はコーラス。あの時はそんな激動の展開に感動したけど、二度目は許されない。マンダラに来る時はいつもあの日の事がアタマをかすめる。

で、この日。体調バッチリだ。喉はカナリア状態。まず第一関門クリア。第二関門は食後の睡魔とたたかうお客さん対策。自分は食べたら確実に眠ってしまう体質だからね。そこらへん無視してワアワアあおっても迷惑だから、選曲をレア曲にして「ん?」とか、鍵盤トモフを多めにして、緊張感で「コキ~ン」とかね。どうにかして眠らせない作戦。これ成功だった。何が成功って、やってるオレ自身、ちゃんとキンキンに起きていた。

昔の曲では「死人の日記」を久しぶりにした。いいね、あれ。いまのバンドでもやりたいな。きっと楽勝で出来るっしょ。逆に、バンドではノリノリな「巨大なダム」が想像以上に玉砕だった。事前の部屋練習で、ある程度のヤバさは覚悟していたが。あまりの玉砕さが面白かったんで、今後は『玉砕コーナー』ってのを設けて、毎回なんらかの無茶トライを1曲やることにした。

初公開曲は「アメリカ以下」と「SOX」。「アメリカ以下」は断片のみ。コード進行は「時々だけ」と一緒で、歌は「アメ~リカ~以下~♪」を繰り返すっつうだけで。ほんと最近の神様は期待ハズレなことばっかりだから。それでも手を合わせてしまうんだけど、、。「SOX」は黒猫でつま先だけが白いネコの名前。正確な綴りは「SOCKS」か。ま、いいよ「SOX」で。あいかわらずの「夜の徘徊モノ」だけど、通りすがりのネコがいるぶん楽しげで怪しい。長編である。CDづくり頑張りマウス。にゃ~。

アンコール合わせて30曲くらいかな。めずらしく結構シャキシャキやったよね。初めてひとりワンマンに来たひとには、これでもかなりユルユルに思えたかもだけど、いままでで一番テキパキやったよ。やれば出来る男だね。歳の数くらいやれるのかもよ。

それでも電車の都合で、ひとり途中早退のお客さんがいて、「残念~!元気出せよ~!」「すみません~」パチパチパチ、、みんなで彼女を温かく送り出した。いい空気だった。ひとつの学級だった。マンダラマジックだね。

お、肝心なディナー!この日のシェフも素晴らしい仕事をしてくれたよ。テーマは「トモフ、パリに行く」だったそうです。で、フランスパンのサンドイッチと鶏肉のシチューとサラダ。あと謎の串。デザートも。丁寧で小粋な細工はあいかわらず感動的で、なんつっても、ちゃんと全部おいしいってスゴイよ。毎回どんどん自らハードル上げてゆくねえ、ダイジョブなのかなあ。ホントのプロだ。

今回はチケット当選したのに振込みが無いってヒトが多くて、いろいろ面倒だったはずなのに、グチもこぼさず追加販売作業してくれて、みごと連続満席記録を更新したアカバネ、エライ!ご苦労様~。そして、ギターの断線をチャチャチャっとお父さんのように修理してくれた南さん(オレはズ~っと南さんだと思ってたので。本名は山本さんと判明!)。そしてそして粋なスタッフさんたち。集結してくれた同志たち。みなさまのおかげで、私はいつも大船に乗りまくっておりまする。大感謝であります。

P.S. 次回のディナーショーは2012年の七夕~!(その前にも、やれたらやりたいけど。)とりあえずは七夕をキープしていただいたぞ~っ!サタデーナイトらしいぞ~!ぎゃおおおお!