つれづれライブ日記


vol.488
2012. 2.26

2月26日 名古屋 ダイアモンドホール


ひとりトモフワンマン at 宝石会館。1000人は入るスペースに150席くらいのイスを並べて、究極のマッタリライブ。今回でひとりワンマンは3度目?照明もキレイ。いつもこんな贅沢を、ありがたいです。


時をさかのぼる事、1週間。月曜から何だか鼻水がツツツーっと。木曜の朝に39度9分に。まんまと流行のインフルエンザA型だった。症状は鼻水と頭痛程度で、たいしてツラくは無かったんだけど、このタイミングは結構困る。ライブあるからさ、週末までには治さなきゃだから。悪化させたらヤバイ。よりによって「ひとりワンマン2本」だぜ。ううう、、「ライブ中止」って選択肢はトモフの辞書には無いし、いつかみたいに声が出なくてお客さんに主旋律を担当してもらうってのは、楽しかったけど、もう許されない。で、ガッツリ水分摂って薬吸って寝てた。早くこの山(インフルエン山)を下山しなければ!


土曜(ライブ前日)の朝にガバッと目が覚めた。時計見たら5時55分。「うおおおっ!GO ! GO ! GO ! だ。起きろトモフ!ってコトだ!」で復活。よーし、まる一日準備出来るぜ、ラッキー!しっかし、リレンザ、いい薬だった。初の吸引系の薬だったから、処方箋薬局で使い方説明されてる時は「面倒なんで、いままでと同じ粉薬にしてください、、」って思ったんだけど。ナイス医学!即効で熱下がったよなあ。猛スピードで旅の準備。ちょっと映像の新ネタ仕込みまでは無理だったなあ、ごめんなさい。


で、日曜午後にダイアの楽屋。無事で何より。なんと同じ名古屋で堂島くんもワンマンの日なのさ。(彼とは一年前、ここで2人ライブをしたのだ)さっそくメール。「お互い頑張ろー」って健闘を誓う。SASUKEオールスターズの戦闘前の男たちのような。このたとえ、ワケわかんないな。


堂島くんライブから1時間遅れてトモフもスタート。最初の登場シーンで微妙にお客さんと食い違った。オレ、毛糸の帽子と手袋とチェックのパーカーみたいので、一応登山ルックテイストで登場したのさ。「インフルエン山から下山してきたぜ!」っつう意味で。お客さん「キョトン」だった。あまりのキョトンな反応にグレて、いったんステージを去った。小芝居、空振り!無念。


でも、めげずにライブ中も数えきれない脱線を連発していた。ひさしぶりの宝石会館の空気を楽しんでいたのだ。いちいち面白いんだよね、あの環境。いろんな引き出しをオレにくれる。お客さんはイス観戦でノンビリしてるから、ちょいと好き勝手してても良かろう、、と、ついつい甘えまくりだぜ。丸めたティッシュ(ウィルス付き)を後ろの黒幕にガムテで貼り付けて「これが冬の大三角形です」って、プラネタリウムしたりしてた。非常に不衛生。ごめんなさい。


その後、ライブ中にステージから堂島くんにメール。「終わったらドラム叩きにおいで。みんな待ってるよ、、全裸で。」と。ライブ終盤、脇のDVDの棚の上に置いといた携帯のメール受信ライトが点滅。「おっ!」。曲を中断して即チェック。堂島くんからだ!「いま、そちらに向かってます!」と。ダイア「どわぁぁあああ」。律儀で男気あふれる彼のことだから、きっと来てくれるだろうとは思ってたけど、いざ本当に向かってくれてるとなると、大ソワソワ!到着までの数分、上の空だった。宝石会館全員が、まるで待ち合わせ中の乙女だった。


そしていよいよ堂島くん到着。言いつけ通り、ちゃんとマスク着用。トモフルエンザウィルスは強力だからね。新幹線の都合で15分しかいられないとのこと。おお、日帰り族か、慌ただしかったんだね、すまん、ありがとう。ダッシュだね。でも、こんな事滅多に無いからしっかり記念撮影した。感動の再会っぽく。で、「我に返るスキマを埋めろ」を堂島くんドラムで。ちゃっかり「このスティック、トモさん使ったんですよね?」とウィルスを気にしていた。プロ意識!そして風のように去って行った。ありがとう堂島くん。君のおかげでマッタリな時間にスパイスが効いた。


ダイアモンドホール、、、まさに宝石会館!やっぱり素晴らしい所だった。濃かったなあ。結局3時間半ライブしていた。出来るもんだあ。中止になんかしなくて良かった。でも、酒井くんに「次は、新しい映像、仕込んで来てね」って言われちゃった。うん、その通り!客席プレイも今回は遠慮しちゃったし、次回はノンウィルスでグイグイと。ありがとう名古屋ピープル!感染しなかったかな。うらまないでー!