つれづれライブ日記
vol.490
2011. 3.10
3月10日 京都 SOLE CAFE
ピーズの外出モードにつられて「じゃあ、オレも!」と、ひとりトモフ・ワンマンの連発を企て、いよいよ3月に突入。春だ~!今回は京都と徳島!もう全然体調バッチリ。ラクチンラクチン。行くぞーっ!頑張れ、オレ!
家の前でタクシーを呼ぶが、「いま、全部出払ってまして、そちらには向かえません」との返事。ここ最近で3回連続の迎車失敗だぜ。なにが起こってるんだ?不景気で台数削減なのかな、、しょうがない。とりあえず最寄り駅の方角に歩きつつ、もし途中で遭遇したら拾ってもらうって事にした。が、なかなか来ないものだね。ギターとコロコロトランクでトボトボだ。「確実に遅刻だなあ、、」と休み休みタバコを一服。あっりゃぁあ、小雨も風に乗って降ってきたぞ。泣こうかな。でも46だし、笑っていた。旅の最初でいきなり試練。ふっ、ウェルカム試練。結局40分歩いてしまった。想定してた新幹線には当然乗れず、SOLE入りは開場30分前。リハは激ダッシュでフィニッシュ。お客さんが入り始めた店の外で曲順作成を。(SOLEは楽屋禁煙なのだ。)ドタバタだけど、たいていこうゆう非常事態の時って、かえっていいライブになるのであーる。ワクワクしていた。
1曲目「歌う46歳」やって、いきなり「スポンジマン」。さっき、タクシー拾えずにトボトボ歩いてた時、「くっそー、今夜の1曲目はスポンジマンだっ!」って決めてたのさ。「何が起こったっていいいいい、どうせ全部、吸い取るかーらー♪」っつうね。うむ、SOLE、たのしげ。
ここでライブするの3度目。初回は、あまりにもお客さんが近くてお互いに照れくさくて困ったんだった。2度目で「ああ、ヤル側が立ってやれば、あまり照れないね」ってコツをつかみ、今回も最初っから立ってライブ。
本来、トモフは狭いトコは合ってるんだよ。オレのMC、どうでもいいコトをツルルルってカンジだから。適当なニュアンスとか温度とかが伝わりやすい狭さは助かるもんです。肝心の歌とかギターも、ここだと、もろ直撃だからしっかりやるしかないし。ヤル側も観る側もボ~っと出来ない。特にお客さん、居眠りなんかしたら先生(トモフ)のゲンコツが届く距離だぜ。いい緊張感とダイレクトな適当感の交錯スポットなのだ。
インフルエン山登頂は遠い昔。快調怪鳥。今夜のカラオケはノーマスク、ノン除菌スプレーで、思いっきり大声とツバを教室に飛ばしまくった。ま、あの狭さでカラオケ、照れるけどね。京都族のご機嫌さに救われた。
選曲、結構気を使ったんだぞ。なぜならば、2週間前に十三でトモフ、その翌週に同じく十三でピーズで、この日は京都でトモフだろ?つまりヒトによっては3週連続大木兄弟かもなのだ。飽きられたらヤバいのだ。兄弟がナメられちゃうのだ。で、十三でしてない曲をたくさんやったつもり。エライぜ、トモフ。プロ意識&兄弟愛だぜ。ま、選曲気にしなくても良かったかな、いま思うと。あまりにもファンダンゴとは会場の空気とかキャパが別モンだから、飽きるとか全然関係なかった。SOLEはSOLEで独特でした。
本当に自由にさせていただいたなあ。休憩タイムの段取りとかも成り行きまかせ。「ん?(曲順表に)休憩の線がひいてある。どうする?、、うむ。もうちょい後にしよう、、」とかね。お客さんも各自めいめい適度にユルク、時々熱くて良かった。ホントにいい生徒たちだったぞ。
終盤のエキサイトで、弦が切れてしまって、でも張り替えで引っ込むのも、もったいないんで、さまざまな昭和の歌を歌いながら張り替え作業を。そんな妙な昭和タイムのさなかに、終バスの時間のために途中で帰る女子ひとり。「わわわ、こんなシーンが君の今夜のクライマックスでは申し訳なさすぎる。ヘイ、最後に何か聴きたい曲あったら、その曲で送り出すぞ、リクエストプリーズ!」と。「じゃ、骨、お願いします」で、骨をパパ~っと。あと全員でほたるの光と、その彼女の名字を大コールしつつ送別した。美しい団結。たのもしい生徒たち。果たして彼女は無事に終バスに乗れたのだろうか。
さ、弦の張り替え完了~。SOLEの音出しは、ご近所迷惑を考え9時半まで。ふとステージ後方の目覚まし時計を見たら残り10分くらいだった。げっ!「わお。関白宣言なんて歌ってる場合じゃなかった!」猛ダッシュで終盤へ。「我に返るスキマを埋めろ」では、曲の最中に歌詞にならって目覚まし時計を裏返した。「ワルクナイヨワクナイ」は騒音を考慮し、小さめ音量バージョンでプレイ。ボソボソ歌うカンジ。そしたら、なんと、フランスかどこかの曲みたいになったんで、フランス語(ニセの)で歌った。メルシー。なんだかんだ言って、ちょいと制限時間オーバーしちゃったけど、お許しをー。ああ、面白かった!ご満悦。
旅の初日は最初のタクシー無し事件だけちょっと試練だったけど、結局は幸せに終わった。ライブって楽しい。ありがとう、京都族っ!さあ、次は初の徳島潜入っ!