つれづれライブ日記


vol.506
2012. 7.12

7月12日 逗子 OTODAMA SEA STUDIO




大阪のオトダマじゃない、逗子のオトダマ。逗子ってのは神奈川の海辺の町だぞ。ここの砂浜に「海の家」っぽいライブハウスがあるのだ。期間限定の。「海の家」っつっても、ちゃんと頑丈だぜ。客席も屋内なんだぜ。


自宅出発前、天気微妙。まさに梅雨のど真ん中。九州とかは大雨で大変な日で、しかもド平日。アンニュイだぜ。オレ、出演者だから踏ん張って出陣したけどさ、来てくれたお客さんは、ほんとにエライ。天使!


「たぶん今日は飲みっぱなしだろ~、、」と、クルマは回避。電車を乗り継いで逗子に向かう。おお、この路線、懐かしい!昔、鋸山(のこぎり山・千葉の下の方)に行く時いっつも乗ってた、成田と久里浜をつないでる線だ。おおお、大船観音、あいかわらず不気味~!


逗子駅到着。荷物多いしタクっちゃえ。現地到着。ジャ~ン!目の前に海っ!、、、が、天気が天気なんで、ちっとも青くない、まさに「濁った海ぃぃぃ♪鉛の空ぁぁぁ♪」である。で、すっごいんだ、風っ!まともに歩けない。砂のビシビシがコンタクトレンズにキツイ!「あぁ~、つらい、、」と、とりあえずグチる。


なんちって、グチりつつも、せっかく海に来たんだから、、と、無邪気に波へ進入。ザッパ~ン。ズボンちょい濡れ。「ひゅううう。」2012の海との初・接触。水温ヌルかった。さすが7月。波、どんどこ来ていたよ。自称プロサーファーの血が騒いだ。ちなみに一度もしたことはない。


現場、『OTODAMA SEA STUDIO』に到着。急に快適だぜ。屋根はもちろん、壁もある。外は過酷だが内は穏やかでゆるい。床は無くて、ちゃんと砂。お!喫煙所もあるんだね?ラッキー。逗子駅で買った日本酒をクピ。ふぃ~、いいとこじゃんかっ!


スタッフさん、みんな爽やか。堂島くんもいるし。シャケさんと握手しちゃったし、カステラ時代にお世話になった原さん(シャケさんのスタッフでいらっしゃった)と20年以上ぶりに会っちゃったり、東京カランコロンさんのCDもらっちゃった。いきなり満喫。もう大丈夫。





6時半、ひとりトモフ、スタート。なんなんだろココ。とにかく非日常でワクワクした。ちょっと静かにすると「ザザザ~」って波の音が、SE(効果音)みたいに耳に飛び込んでくるんだぜ。ふだんから海辺で暮らしてるヒトには、あたり前の音なんだろうけど、陸人間のオレには、いちいちザワザワきた。曲の途中で何度も「おおお、、、」って間があいて、おかげでいつもと違うテイストの曲になったりした。









お客さんも、そんな環境のせいか、ゆるゆるモード。波の音はもちろん、足場が砂浜!ってのが生理的に来るよな?落ち着く。うん、魔法がかかるぜ、ここ。異常に気持ち良い。どんどん妙な方向にテンション上昇。3時間ワンマンとかやったら、とんでもないコトになるんだろなあって思った。危険だね。30分で良かったのかも知れない。基本、イスに座ってやってたんだけど、最後に立ってみたら、客席の後方に巨大な海が見えて、あらためて感動。「おおおっ!ビーチ!」





自分のライブ終えたら、更にカウンターでアルコール購入して堂島くん観戦。ぷは~、つくづくクルマで来なくて正解だったぁ。





祭りのあとの帰路は過酷。横浜から先は電車立ちっぱなしの時間帯だった。平日だもんね。いきなり現実。いつかまた誘ってもらえたら、今度は逗子に泊まろー。そしたら夜中の海でポワ~ンと朝まで。オレ、やっぱ、海好きだあっ!トモフ曲には海成分なんて全然ないんだけどね。海、、いいね。