つれづれライブ日記


vol.512
2012. 8.27

8月27日 名古屋 アポロシアター



旅2日目は月曜!きついんだろうなあ、、キング・オブ・平日。来てくれたお客さん、君らは素晴らしい!富士山だっ!


いっやぁ、、この日の序盤、緊張感ビシビシだった。ドキドキしたぜ。少しずつあったかくなって最終的にはメチャクチャ盛り上がったんで、ココロの底からホッとした。


盛りだくさんだったのだ。ベイビーソロ、ひとりトモフ、サードクラス、バンドベイビー、バンドトモフ(ベース・ベイビー)の5部構成。ここに知久君がいたら「不思議ツアー」だ。


トップバッター、ひとりベイビー。実に男だった。借りたギターとストラップの関係が悪くて、動くとバリバリノイズが出ちゃうっつう非常事態。曲の肝心なタイミングで「バリっ!」って来ちゃうんだぜ?何度も。もしオレだったら泣いたか、キレた。でもベイビーは、ノイズが鳴るたび「おっ?」って笑ってグイグイ進行していた。強い!


第二部、ひとりトモフ。持ち時間はベリータイトな20分!ま、あとでバンドトモフもあるんでね。でもこの20分のあいだにギタートモフ&鍵盤トモフにトライした。鍵盤ねえ、つい最近青山で触ったばっかりだったから行けるだろうと思ってたが、やっぱりギクシャクした。「このままじゃ、ベイビーが温めた空気を再びリセットしてしまう、、」と焦った。で、ひとりトモフ部の最後の曲を「明日君に会うのか」に変更。ま、暗くて長い曲なんだけど、これ、最後にお客さんが主旋律を歌わないと成立しないしくみの曲だから、多少、お客さんの腹筋を熱くしとけば良かろうと。で、サードへバトンタッチ!よかった。ナイスコーラスでグッと来た。


第三部、サードクラス。ベースはベイビーなので楽屋にはオレひとり。タバコ吸ったり、寝そべったり、ステージ袖から観戦したり。サードクラス、堂々としてた。異様に落ち着いてたなあ。音楽仙人のようだった。(実は昨夜の打ち上げ疲労と、アポロの近距離照明の熱にやられてたっつう説もある)でも、「自分たちは今日、こんなカンジです」って、胸を張ってライブをしているように見えた。レコーディング中らしい新曲たち、ますますジャンル不明で期待大。アルバムタイトル公募中らしいぞ。(嘘)


第四部、バンドワタナベイビー。バックバンドがサードクラスなので、やっぱり楽屋はオレひとり。さっきの第二部から空き時間が1時間以上あって、ちょっと気を抜くとオレだけ平熱に戻ってしまう。危険だ。で、その場ジョギングしたり、屈伸したり、結構いそがしくしていた。なんとベイビー、汗だくだ。アゴからボトボト。ライブ前に多量の水分摂ってる派でもないのに、あの発汗!むむむ、逆サイドの大塚も果てている。やっぱあの真横からの近距離照明、やばいのだ。ハルと安孫子はダイジョブなのだろうか、、。(秋にここで the ピーズ・ワンマンです)


第五部、バンドトモフ(ベース、ベイビーバージョン)。さあ、オレだけギンギン休養明けなんでね、エネルギー充填120パー。ドルルルルっと行った。アポロ族、序盤とは大違いでアッパーに変身していた。オレらもそうだけど、彼等もかなりのスロースターターだったのだ。


「SOX」はハルがいないんで、ベースレスバージョン。鍵盤がベース担当すんのだが、それがまるでヨーロッパなサウンドになっていた。なんでかかっこよかった。あのニュアンス、記憶しとこ。次にベースでベイビー登場。オレ以外はみんな大忙し。アポロ族も開演前から数えたらベリーロングな立ちっぱなしだ。なので自分も頑張った。熱唱熱唱、また熱唱!


なんつっても「我に返る」での和田アキ子降臨だったな。ベイビーのベースアレンジがあまりにも黒人ノリで、当然クメムラもつられて黒いドラムになってて。で、歌い出したらオレの声、黒人になってた!日本語だから和田アキ子調。これが噂の「ベースプレイはボーカルの声質を変える」現象である。いつのまにかアクションまで黒くなって、ムダなステップやらシャウトやらで、いつもの3倍くらいの長さに感じた。当然アポロ族も妙に海の向こうテイストな手拍子。まさに本場のアポロシアターになっていた。「リーブ21~♪」と叫び終了。とんでもない夜の終わりだった。


更にアンコール部が続く。全員ステージに集合(とは言っても、すでに第五部で全員だった)して、各自の曲を1曲ずつ。濃厚な月曜。集結してくれたメンツ、オレたち、みんな頑張った!えらいっ!楽しかったなあ。もーおー、な・や・み・無用ー!


打ち上げは久しぶりの「明洞(ミョンドン)」。牛エキスの鍋にミズナとか大根とか豆腐を投入。以前よか塩加減きつく感じて、「う~む、ついに、オレの味覚が高齢化したかぁ、、」と思ったら、他のみんなも「今夜はしょっぱいよ!」って言ってたんでホッとした。マスターにお湯の継ぎ足しをお願い。が!伝達ミスで更にダシが足されてしまい、一同放心。最終的には無事「お湯」を足してもらって「ミョンドン、やっぱり、ミョンドン~!」と麺投入。


なんと、店の有線に「たま」が流れたのだ。つまり知久君も合流っ!「不思議ツアー」が完結したのだったぁ。充実の2晩でした。またすぐ来たいです。今度は生身の知久君も一緒で。