つれづれライブ日記


vol.513
2012. 8.30

8月30日 紅布



カミナリグモとひとりトモフの2組イベント。カミナリグモ、いい名前だ。彼等、ちょいと前のCDで、トモフの「SKIP」をカバーしてくれたのだ。オレ、自分の曲をカバーしてもらったのは初めてかな。一応、ちょっぴり作者に印税くるんだぜ。バカ売れヨロシク!


カミナリくん、とにかく大人しい。いや、中身はヤンチャなのかも知れないが。とにかくいまのところ、物静かな敬語青年だ。恐縮しっぱなしで、こっちも恐縮である。もし楽屋マンツーマンだったらカキ~ンだ。でも、ピロウズのジュンくん(元ケンくん)が間にいるんで、なんとか成立。くすぐったいひととき。


トップバッターでトモフ登場。いつも言うけど出番トップ、大好き。入りおそく、しかも待ち時間少なし。スタート時間の7時が近づき、さぁ行くぞ!と思ってたら「10分押しでお願いしますー」って紅布スタッフさんから。すかさず「NO~! 」と。「7時にいないやつは、7時10分にもいない!」っつうトモフ理論で、定刻スタートを勝ち取ったぜ!(10分押しだったら最初から観れたのにぃぃ、、ってヒト、もしいたのならゴメン)


いやぁ、、すっごいマジメな、ミュージシャン的なライブをしてしまった。「しまった」ってのも変だけど。ここ最近は、客席乱入、お客さん肩車、曲間で数種類のトモフ降臨など、音楽とは別のスペクタクルが連発してたから、当然この8月末の紅布に夏の集大成レベルの余計な何かがおこるだろうと思ってたのだ。無邪気スイッチ封印な男のライブ60分。ま、結果オーライだったみたい。時間ピッタリだったもん。もしまた妙なワザを発明してたら、確実に時間オーバーしていたのだね。ラッキーとしよう。


とは言え、カミナリくんのコトはキッチリいじった。「SOX」の2番の鳴き声を彼に強制。一応、歌い出す前に袖の彼に発声タイミングの説明したんだけど、伝達不足で見事にフライングした。申し訳なかったなあ。絶対「にゃー」とか言うキャラじゃないもん。「うまれて初めて人前(ステージ袖だけど)で『にゃー』って言いました」とのこと。しかもミスったからやり直しで2度も!紅布から温かい拍手。余計はずかしかったろう。ま、オレと知り合ってしまった者の宿命である。彼が超大物カリスマになった頃、オレは「ウエノケイジに『にゃー』と言わせた男」として語り継がれるのだ。


2番バッター、カミナリグモをステージ脇で観戦。黒カーテンのスキマからチラチラね。日本酒飲みつつじっくり楽しみました。いいバンドだねえ、もお、困るぜ。全曲名曲ってのが唯一の弱点だね。そして進行がストイック!音楽の修行僧のようだ。カミナリグモこそ、曲の合間に無意味な発声をはさむべきだな。「バスガス爆発」とか、「びろ~ん」とかね。そしたら曲の良さがよりダイレクトに落雷するんだがな。ウエノくんがそうゆうの恥ずかしいならジュンくんが。


カミナリグモバージョンの「SKIP」。聴いてて、なんかやたら緊張した。「じゃ~ん!」と、ステージに飛び出してハモリをしようかと思ったけど、グッとこらえた。あの空気を台無しにしてはならぬ。大人トモフ。


というわけで、8月の終わりは「くすぐったい、男の競演」だった。まだまだ夏は続く。行くぞ9月っ!