つれづれライブ日記


vol.514
2012. 9. 8

9月8日 泉大津 OTODAMA 1日目






オトダマ、今年は2日間開催!去年、台風で中止になってしまったショックを逆にアッパーな展開に持ってゆく、清水音泉さんの本能に敬服。そして、ことしも混ぜていただき大感謝。「バンドトモフは初日のメンツ」とのお知らせがあり、ダッシュで2日目の段取りをセッチュー千葉くん(同じ会場にSET YOU FREEテントとゆうステージがあるのです)にお願いして、無事2日とも、泉大津で過ごせる事になった。良かった。んだってさぁ、初日だけやって、あの天国を去るなんて よっぽど予定がカツカツな人種だぜ。


朝11時。なんばのホテルのロビーにメンバー集合。ちなみに前日の夜、ハルは取材麻雀、サードは十三でライブ。うむ、みんな元気で良かった。オトダマ送迎車に乗り込む。現場までの快適なドライブ、運転手さんありがとう。天気予報は「曇り時々雨」。OK、これくらいが良い。あんまりギンギンに晴れるとオトダマ、危険なのだ。海辺の平らな土地で日陰が無いからね。たしか一昨年は生命の危険を感じた。(音泉さんの名誉のために言っとくけど、ミュージシャンには、しっかり涼しい楽屋が準備されてます。)でもオレ、オトダマでは基本的に物販ブースにいるか、他のバンドを観る事にしてるから、お客様同様ノーエアコン。しかも摂取する水分は、ほぼ日本酒!つまり熱中症への最短距離組なのだ。お願い、このまま晴れないで!と祈る。





物販ブース、かなりのにぎわいでワオだ!初トモフのひと、常連さん、数え切れないサインと握手をガシガシ。「頑張って~!」「そっちこそ無事で~!」と。ちなみに、「握手」はお客さんのためにではなく、彼等のピュアなエネルギーを少しずつ頂いてるのだ。ふっふっふ。合間にクピクピ。あ~、外で吸うタバコも美味しい。いろんな音楽が、常にあっちこっちから聴こえてくる。自分の出番まで、いろんな種類の燃料補給を。ぷはぁ~、最高だあっ!トモフ、オトダマなう!











しばらくして、ちょっとマズイ。お天気良くなってきたぞ。これは普通に「晴れ」だね。天気予報ちょいミスだ。夏の陽射しと砂利の地面の照り返しが ムムムだ。でも、露天風呂ではスクービーがスーツを着て頑張っている。彼等は超合金のソウルマシンだもんな。オレは無理しちゃ血管ピンチ。「こりゃタイミングを見て、楽屋に避難かな。せっかく蓄えたエネルギーの放出はマズイ、、」と、思い始める。が、そのタイミング無しだったのだ!お買い物天使たち、途切れずっ!しかもサードクラスに急遽ドラムトモフで乱入プラン勃発。回転数あがったまんま出番が来ちゃうぞ。「どうやらこのまま本番突入なんだな。よ~し来い!」と気合いを入れた。きっとオトダマの神様はオレを守ってくださる、、、はず!











16時過ぎ。トモフの1つ前の、ねごとさんがクールでカッコイイステージを終えた露天風呂ステージにバンドトモフでぞろぞろ登場!





ワ~オ。お客さんたちは既に素晴らしく出来上がっていらっしゃる。ダッシュでサウンドチェック、そしてリハーサルショーの始まりだっ!トモフはリハから真剣勝負だぜっ!、、ただし、むこうの大浴場ステージで星野源くんが本番やってるからね、それをジャマしないレベルでね。(ひょっとして迷惑かけてたならゴメンナサイ。)この日のライブ本編には入ってない「ワルクナイヨワクナイ」と「ほめてよ」、あと「無い」のエンディングコーラスと、「ピーバッパ・パラッパ♪」や「井上陽水」の強制コール&レスポンスとか、やったよな?楽しくて次から次へと大ハシャギさ。2年ぶりのオトダマだからね。思いつく全部の引き出しを手当たり次第引っ張り出していた。








ふと振り返ると虹っ!やはりここには神がいるっ!リハ時点で、すでに絶頂。ながめ良し。





16時50分。お客さんから、お気に入りののど飴を強奪し、いよいよ本番スタート!去年の今頃は台所で中止の報告に泣いていたオレが、いま、泉大津で前後左右。ジ~ン。お互い、生きてて良かったなあ!行くぞ~っ!やっほ~!





おや?かなり燃料切れている。腹筋にきてる。大声出し過ぎちゃったのかな。むむむ?背筋にも足にもズ~ンと何かが来てるぞ。2曲目の「脳」で早くもイエロー点灯!ま、持ち時間は30分だろ?燃料無しでも行けるっ!行かしてくれ!オトダマっ!祈りながら歌った。





ユラユラ、かげろうトモフ、最高の景色に乗っかってゆくだけだった。会場のすぐ近くを飛行機が夕日に向かってビュ~ン(搭乗客に手を振った)、ステージ袖ではQ太郎さんや四星球くんたちが観ててくれてんのが見えたりして、カラダはフニャフニャなんだけど気力だけは鋼鉄だった。トモフ、しあわせなう!まさにオトダマのドレイ状態。落ち着きゼロ!の46歳だった。「カンチガイの海」とかグデングデンに燃えたなあ。この日のために買った、巨大麦わら帽(農夫用)は全く意味無し。背中の上でジャマに揺れていた。





初トライで、「こころ動け」の間奏のコーラスの掛け合いを。お客さんグッジョブだった。ナイス!あの部分の声の飛び交うカンジ、どうしても泉大津でやってみたかったの。本当にいい思い出が出来ました。ラブ。最後の「我に返る」「スポンジマン」あたりは呼吸困難でメンバーとお客さんにお世話になりっぱなしだった。フラフラのゴール。アスリートとしては失格だ。でも、オトダマのドレイとしては合格だった。夢にまで見た「泉大津で余力無し」じゃん。これで良しとした!





ふ~、、抜け殻状態でライブ後の後片付けしてたら、大浴場の佐野元春さん(オレ、たくさんレコード持ってるんだぜ。)の歌声が聴こえてきて、オレとは真逆に実にしっかり歌っていて、、「あ、スゴいな、全然余裕だ、、、」ってガ~ンと。突然、反省モードの激流、嵐、落雷が、ごおお~、びゅううう、バリバリバリ!「何やってたんだぁ、オレは、、」と。


なんだか一気にショゲた46歳、とぼとぼと夕暮れの泉大津を楽屋へ歩く。ショックのあまり、その後の事は記憶に無い。なんちって、復活はもっと早い46歳。フラカン盆踊りで圭介くんをおみこし、

















怒髪天の景色に感動、楽屋広場で野外麻雀、





そして肉かむ肉かむ肉かむ、夜の露天から聴こえてくる四星球!(訂正っ! 四星球くんの音が聴こえてきたのは2日目でした。さすがに記憶がとろけてきております。やばい。)「はぁぁぁぁ、、、オトダマ、お腹いっぱい。素晴らしい。」





明日もあるんだねー♪ホテルに無事帰還。締めのコンビニざるそば食べて、ベッドにドカーン。目をつぶると、また反省モードとライブの景色がぶり返し、なかなか眠れず。さあ、どうする2日目っ!、、つづく


【セットリスト】(OTODAMA~音泉魂~風呂具)