つれづれライブ日記
vol.515
2012. 9. 9
9月9日 泉大津 オトダマ・2日目
2日目のきょうは、SET YOU FREE テントに「ひとりトモフ」で出場~!の予定で目覚めた。でも、サードクラスの3人とベイビーが会場のどこかにいるんだから、バンドスタイルで行けるっちゃぁ行けるのである。(ベイビーは、トモフ曲のベースを何曲か弾けるのだ。)
昼前に泉大津入り。楽屋村には寄らず、即セッチューテントに直行。ステージの設備についてセスタッフさんにいろいろ聞いてみた。回線(マイクの数)のリサーチね。初日は、ドラムにマイク立てる回線が足りなかったみたいで、それではちょっとバンドトモフじゃキツイ感じだったのさ。そしたら、きょうはドラムの音も拾えるらしくて、「まじすかっ!」「あ、ちなみにギターアンプ3つあります?」って聞いたら「ダイジョブです」と。「わ~お!」急遽、バンドトモフ作戦決行へ。どこかにいるハズのサードたちにメール。携帯って便利だ。
「リサーチの結果、バンドで出来るぜ!14時半頃セッチューテントに集合でヨロシク!ちなみにハル、みた?」、、ピーズチームは、まだホテルで、夕方に現地入りの模様。ま、もしいてもハルはピーズが夜にあるからね。「やれるよ」って、ハルが言っても「ダメ。ちゃんとピーズに集中しなきゃだぜ!」って言うつもりだった。昨日の自分の燃料切れを考えると、きっと遺伝子同じだから、兄もやばかろう、、と。喉も使って欲しくなかったし。きょうのベースはベイビーに。
さて、本番までの過ごし方がポイントなんだよな。きょうは「体力を本番までキープの術」を使ったぞ。物販ブースに出るとハシャイでしまう習性があるから、ライブ終わるまではあそこには行ってはいけないっ!グッとこらえて、セッチューテントの奥でひっそり待機した。しかも「禁酒」。夏の昼飲みは危険だ。ライブにはサラサラの血液でのぞむのだ。いきなり自分に厳しくなった。学習したんだねえ。
トモフのひとつ前は人性補欠(鹿児島の若者たち)。ちょい久しぶり。ものすごい盛り上がりだ。あいかわらず輝いている。前よか自信満々なカンジ。たくさんライブしてるもんなあ。キラキラにギラギラが加わってた。この盛り上がりの直後に出場なんだぜ、ひゅう~!ドキドキしてきた。よいドキドキである。
さ、出番。一応、事前告知どおり最初は「ひとりトモフ」でライブ開始したよ。お客さん大集結で、トモフ大興奮!わ~い!わ~い!テントの外にも溢れているぞ。



2曲だけやって、即、「さあ、ここで、スペシャルバックバンドの登場ーっ!」サードクラス3人とベイビーがステージへ。バンドトモフ2日目バージョンっ!ドンドンド~ン!

ベイビーの黒いベースプレイ、泉大津デビュー。きのうと今日で、まったく違う2種類のトモフサウンドをご堪能だ。選曲も「SKIP」とか「タイクツカラ」とかね、きのうやってないヤツを混ぜた。セッチューテントは、素晴らしいね。お客さんのダイレクト感がスゴイ。無邪気で陽気でワイルドな天使たち。密な空間だからか、熱さとピュアさが濃い!外ステージのスコ~ンってのも天国だけど、ここのムンムンもかなり天国だ。






なんといっても、出番を終えた他のバンド青年たちや主催者の千葉君までもが、ステージの脇で体育会系テイストで盛り上げてくれてるんだよ。オレはそうゆうのに弱いのだ。視界に入るたびに泣けちゃうぜ。歳を考えると彼等は息子世代。もおおお、がんばっちゃうよ、父ちゃんは。オレの背中を見よっ!ってカンジ。







結局、初日よりも大ハシャギで、あいかわらず落ち着きない46歳だったんだけど、本番前の体力キープ策のおかげで、地に足のついてる上での落ち着きの無さだよ。グイグイ行けた。オトダマ2日間、完全燃焼したなあ。アンデルセン並み(マラソンのヒト)の感動のゴール。自分に満点だっ!サードクラス、ベイビー、いきなりの出場とグッジョブありがとう。夜、頑張ってね!




ぷはぁ、、やり切った感で飲むお酒の美味いことよ。その後は定位置(物販ブース)でグダグダしていた。すぐ隣りに露天ステージ、遠くに大浴場ステージ。両方楽しめるスポットなんだぜ。お得だぜ。birthday、なんだかすっごい良かったなあ。全然会えなかったんだけど、元気みたいかな。

しっかし、この日の天気、「突然どしゃぶり」ってのが多くてね。その度に売り物たちをワアワア♪ギャアギャア♪濡れない所に移動すんの。「きっと今、ピーズ(雨を呼ぶ男たち)が到着してるんだなあ、、」って思いつつ。案の定、何度目かの雨はピーズの入りとセットだったようです。虹、たっぷり見た。

夕方、セッチューテントに戻り、フラカンにプチ乱入。昨日に引き続き、ヨサホイ中の圭介くんを騎馬戦スタイルでかつぎあげた。そして彼は昨日と同様、真剣にビビっていた。すごいよ、あのレベル(地上1メートル未満)の高所恐怖症って。国宝クラスである。ごめんね。でも、またしてあげるね。
さあ。すっかり夜。theピーズ。客席の一番うしろの芝生にへたり込む。日本酒持ったぼろ布状態です。だ~れもオレに気づかない。むしろ避けて通ってゆく。「トモフにオーラ無し!」を再確認。おお、ハル、調子良さそうだね、めでたし。右後ろのセッチューテントではベイビーたちがライブ本番。重なっちゃったんだよね、ベイビーとピーズ。「ベイビーのラスト曲で乱入」って約束があったから、両方のライブをそわそわキョロキョロ観ていた。
「雨上がりの夜空に」(まさに、、。)のイントロギターが聴こえてきて「あ!これ、ラストだっけ!」って、ダッシュでセッチューテントへ。テント、いよいよものすごい熱気。詳しく歌詞は知らなかったんで、おいしいタイミングでパオ~ンと出て、お客さんの御みこしでステージから退場した。夢のような、ワケのわからない時間だった。
オトダマ・フィナーレ間近。こんな時間になって、きょう初めての楽屋村だぜ。「楽屋で見かけないミュージシャン大賞」は確実にオレが受賞した。で、朝も昼も食べてないぶんを、ガーっとまとめて食堂で犬のように唸り声を上げておいしく頂きました。満腹犬。

もう動けません。幸福にへたり込んで花火を見ていた。

ああ、オトダマが終わってゆく、、、来年もまたここにいれたらいいんだけどな、、、だったら頑張んなきゃな、、、、よしっ!ぐっと立ち上がり、よろけてまた地面に。
グラグラ揺れる地面に叫ぶ。「オトダマ、フォーエバーぁぁぁああ!」
清水音泉さん、スタッフさん、警備員さん、お疲れ様でした。オトダマピープル、ありがとう。無事再会を。各自めいめい、また一年踏ん張ろー!シュワっ!