つれづれライブ日記


vol.516
2012. 9.15

9月15日 下北沢 QUE



夏の終わり、ここんとこバンドトモフ月間だ。この日は、QUEの18周年記念シリーズで騒音寺と。記念パンフレット(太っ腹だぜQUE、無料配布!)に、バンドマンたちの昔の写真がたくさん載ってて、面白かった。ぶっ飛んでたサワオくんにぶっ飛んだ。

7時きっかりにタッタカひとりでステージへ。トモフに開始時間の「押し」無し!アンプ点火して謎の即興プレイを開始。ドイツのニューウェイブ風にカタコト言語で歌う。



お客さんもメンバー(楽屋から見ている)も困った顔だ。ひとを困らせるとゾクゾクするぜ。「ヘイ、ベースカモ~ン!2番はハルが歌う!」と無理矢理強制。



ゾクゾクした。わらわらとメンバー勢揃い。



さ、ライブライブ~♪

オトダマからいきなりの密室空間。別の種類の魔法が新鮮で面白かった。近いから、細かいニュアンスとか全部バレバレだもんね。ま、それでキツイとこもあるのかもだが、バンドトモフはみんな、くすぐったがり屋さん(ダイレクト・フェチ)だからな、気持ちよい。



とりあえず、客席に向かって直立不動で倒れ込みながら歌おうと試みた。よけられたらケガするんだぜ。信頼の証明だ。「ささえろ~!」と言ったら、従順すぎる子羊たち、支え過ぎっ!まったく倒れ込んでない「電柱状態」。「こら、ちょっとくらい傾いてからささえろ~!」と激怒した。最低でも45度でヨロシク。





何度か倒れこみプレイをしてるうちに、なーんだかお客さんとイチャイチャしてるような気がしてきて、「このままじゃいかん!なめられる!」と思い立ち、フィナーレでは客席をズンズン張り手で進んだ。ちょうど大相撲の秋場所だったからだな。バシっ、バシっ、と。たのしかった。一番うしろまでひとしきり張ってステージに戻り「だめだ!」と首をかしげてライブ終了。「ええええ~っ?(こんな終わりかた~?)」っつう空気になったのだが、あの「首かしげ」は白鵬の住宅のCMの再現である。誰にも通じてなかったようだ。無念。各自チェックよろしく。GO TO YOU TUBE ! (→こちら













なんだか、音楽以外の事ばっか書いてるが、ライブ、ちゃんとバッチリやったぞ。「こころ動け」と「世界は終わってなかった」が順調に育っている気がする。スクスクと。メンバー絶好調。来週の青森もヨロシクなのだ。

2番手、騒音寺。騒音寺くんは、いつもカラダがデカくて声が太い。中身は丁寧で繊細な気がするぜ。やさしいよね。彼等、つい最近から四人バージョンで頑張り出したばかりらしいけど、ばっちりグリグリでした。夕方、階段でうっかり聴かれてしまった、ジングルベルの口笛(トモフは年じゅうクリスマス)が彼にビシっと伝染していた。(ちなみに翌週の青森でも彼はまだジングルベルしていた。)律儀だ。やさしい。

お疲れさまでした。楽しい夜だった。QUE、18周年っつう半端な数字なのに、立派なパンフと豪華な(すごいんだよ、この期間のメンツ)日程で、いったい20周年とか30周年の時はどんなコトをしてくれちゃうのだろうか。いまから期待、、と同時に心配。とにかくカラダに気をつけて、更なるご繁栄っ!人生、山あり谷なし!