つれづれライブ日記


vol.517
2012. 9.22

9月22日 青森『夏の魔物』


面白い事をやろうとグリグリ頑張ってる、青森の成田くん主催のフェス『夏の魔物』。自分は去年、初めて呼んでもらって、すごく幸せだったんで、また参戦できてウレシイ。ありがと~!


みちのくへの旅。喫煙ブースの無い東北新幹線は、オレには退屈さ。で、ライブ当日にはめずらしく何かを食べることにした。「お!これください。」と、『東北復興弁当』。ちゃんと現地のヘルプの足しになっていると良い。


次は、座席ネットに置いてあった通販カタログで時間をつなぐ。真面目な商品の合間に衝撃的なブツの数々。「イライラを吸い取る不思議な壺」が最初のヒット。使い方は、この謎の壺に「わああああっ!」とか大声で叫ぶだけだぜ。トランペットとかの消音器みたいなつくりになってるるんだろう。ご近所の迷惑にならずにストレス解消。「、、、欲しいっ!」嘘、見てみたい!誰か買って叫べ!ちなみに、添えてある写真のインパクトも素晴らしかった。あとは、「鳥のラジコン」だったな。すごいんだよ。なぜかピストルつき!飛ばせた鳥をピストルで撃ち落とす商品らしい。シュールだ。


一応公的な企業のJRの車内通販カタログに、こんなマニアックなブツたちが掲載されてるってことが美しい。妙な盛り上がりの道中だった。


新青森到着。去年も思ったけど、本当にキレイな駅。まだまだ新品。この駅ね、風と空気が気持ちいいの。きっと日本で一番気持ちいい駅前だと思う。行け!


南口に待機してくれてた出演者用送迎バスは、トモフ御一行で完全貸切状態っつうタイミングだった。もったいないから贅沢にひとりで5席ぶん(真ん中の補助席を出して)に寝そべる。ありがと~、魔物!


ふと起きて外を見ると海っ!(陸奥湾かな)で、島っ!お?島の集団の中にポコンと消しゴムみたいな妙なルックスの岩を発見!異様だ。スマフォでリサーチしてもらったその名前は「裸岩」。誰かが最近無理矢理つくったんじゃないの?ってくらいの存在感。いつか行って観ていただきたい。脇見運転注意でヨロシク!
夕暮れに現地入り。今年の魔物の会場はスキー場。トモフスキーが遂にスキー場に来たんだぜっ!文字的には故郷~っ!ちなみにバンドトモフでスキー出来るのはハカマダ君だけである。


さ、物販ブースの準備だ。大忙しだぜ。おおお、売り場スペース、立地よし。客席の後方だからバッチリ、ライブ丸見え。普通にここで全てを楽しめる。


物販開始。時々近寄ってくる、のんびりモードのお客さんに向けて、縁日のテキ屋ボイスで「はい~、いらっしゃいませ~」と声をかけ、トモフ、魔物に落ち着く。なわばり確保。


む。日が暮れて即、寒くなってきた。さすが北国。「このままじゃ落ちる!(気持ちが)」っつうことで、あったかお茶と日本酒のミックス。そして、異様に運動しつつライブ観戦&テキ屋。sお客様の青少年に愛の蹴りと、おしくらプッシュをお見舞いした。女子には普通に迷惑顔された。青森の若者たちは、みんなキラキラしててキュンとしたぜ。でも照れくさいから、バシっバシっっとキックするのだ。


そんなこんなで、すっかり夜になった。キンブラの登場シーン(客席後方からクルマで)に去年同様感動した。ん、登場シーンだけじゃなかったな。ライブ本編中の客席とのヤリトリにもワクワクした。初めて銀杏BOYZを関西のイベントで観たときみたいなカンジ。お客さんを信用してなきゃ出来ない無茶。「おおお、おもしろいコトが起きている!どうなるんだ?どうするんだ?」っつう、ちょっと怖いようなゾクゾクする、あのカンジ。


そしてバンドトモフの出番が来たよ。この時点で予定の時間よか2時間遅れだった。でも「やっと出番か、、」ってカンジじゃなくて「次、出番?わあああ、、」って。ライブ観たりテキ屋したり運動したりで大忙しだったからな。さ、ライブモードだ。集中集中!


今回のバンドトモフはオレ、手ぶら。ギター無し。バンドの転換の時間を出来るだけ節約するために、1つでも配線を減らそうとね。それでも、なんだかトラブルで、なかなかライブスタート出来ず。すっごい手持ち無沙汰だ。よりによってこんな日に手ぶらトモフ。お客さんは「はやくー!」っつうカンジでジワジワ~っと見てる。せめてボーカルマイクだけでもつながってたら準備完了まで演説(私の生い立ち、好きな食べ物、政治談話、ドライな下ネタ、、、)をしたのだがな。あ!いま思うと、こうゆう時こそ、このまえ十三で編み出した「エアージャグリング」を披露すればよかったんじゃん。不覚っ!


いよいよライブ開始。トモフ、二度目の魔物。とっぷり夜だぜ。このまえのオトダマと景色も気温もまるで違う。人生、色とりどりだ!ほっほ~い♪


青森、滅多に来れないぶん、お互いにエネルギーの交換合戦。やば、すぐ喉にきた。空気乾燥してたのかな。あ、テキ屋ボイスの出し過ぎか、日本酒のせいか。ま、なんとかもったよね?うむ、良かった!キンブラ君の真似して、オレも客席へ~、、、と思ってちょいと倒れてみたんだけど、「ん?全然揚力が足りない。オレ、沈んでゆく、、。」早めに救出された。次回(再招集希望)は、まず屈強なメンツを前列に集結させよう、、と思った。


自分らの出番終わったあとも素晴らしい時間は続いた。星空を期待して普段運転の時に使ってるメガネを持ってきてたんだけど、もおー、大正解!お手柄、オレ!(ちなみにコンタクトレンズとメガネのダブルです。)星が多過ぎて、逆に星座がわかりづらいっつうあのレベルだぞ。東北自動車道の那須あたりで観た星空以来かな。で、なんと!天の川、見れたんだっ!これは小学生以来なのだよ。バクバクした。ステージではブッチャーズさんのライブ。景色も音も完璧。最高の時間だった。しかも、クメムラが出店で買ってきたラーメンも素晴らしかった!


結局、帰りのバスが出発するギリギリまで星みてた。流れ星もガンガンだったよ。午前2時あたりにホテルにチェックインだったのかな?すっごいね。こうゆうカンジで長い一日なら大好き。完璧な一日だったあぁぁぁ、ありがとう青森~!フォーエバーでたのむぜ、魔物~っ!