つれづれライブ日記


vol.523
2012.12.14

12月14日 下北沢 QUE 「大木兄弟誕生会」



デ~ン!47になったぜ。いいね、奇数。好きだぜ。キレがいい。もお、この歳になると、コクはいらない!キレにしか魅力を感じない!これからの1年、基本的にトモフはキレキレで上機嫌だ。ウェルカム365日!


さて、年に一度の「世界で一番理不尽な夜」でござる。お客さんたちはチケット頑張ってゲットして、ギュウギュウのQUEに立ちっぱなしで、しかも「お誕生日様たち」にチヤホヤしなきゃならないのだ。なんだろね、ホントに毎年スミマセン。ありがとうっ!毎年いただきっぱなしの大木兄弟でございます。








が、今年はこれまでの「いただきっぱなしな理不尽ナイト」とはかなり違っただろ。ずいぶん先に言っちゃうと、、、アンコールの部でクリスタルキングの「大都会」をご披露っつう、大盤振る舞いがあったのさ。(曲、知らないヒト、ダッシュでyou tubeプリーズ!)昭和のエネルギーびっしびしのこの曲をQUEっつう至近距離で。もちろん双子でツインボーカルだぜ。2人合わせて94だぜ。演奏陣は完コピ。壮絶なお祝い返し。お得だったねえ、お客さん。SAY!お得!


いっやぁ、本番(アンコール)までの時間、大変だったんだぞ。自分らのライブが犠牲になるほど、アタマん中「大都会」でいっぱい。トモフの場合は、喉の温存ね。滅茶苦茶あれキー高いだろ?あの高音の役は、やっぱオレだったんだよなあ。しょうないよ、元カステラくんだから。


今年はライブの前夜、双子座流星群の大当たり日だったらしいのに、一歩も外に出ずにマスクしてジッとしてたぜ。で、当日も絶対喉つぶしちゃいけないから、本編のライブはMCの音量おさえたり、なるべく怒鳴らないようにしてたんだぜ。「誕生日様なのに、大ハシャギをセーブ」って、なんだこの本末転倒っ!


オレだけじゃないよ、全メンバーが大都会一色。裏の通路で安孫子が熱心にギター弾いてて、なに弾いてんのかと思ったら、あの間奏の壮大ソロの反復練習。ジュンくん(ここんとこ、12/14のアンコール部のベース担当。お世話様です。ダイジョブですか?)は、楽屋界隈ウロウロしつつも、だいたいベース肩に下げてバチバチ大都会してた。オオツカの表情は終始カタイ。鍵盤がかなりのプレッシャー曲なのだ(特にイントロ)。例年のユルユル兄弟誕生祭の空気は皆無だったのだ。みんなが同じ方向を向いていた。すべてはクライマックスのために回っていた。 愉快だった。


で、いよいよその時が来て、オレはアフロづらを、ハルはグラサンを装着。








オリジナルに敬意でビシっとステージに静止。





場内ザワザワ。イントロのピアノのフレーズでQUEドカ~ン!





リアルタイム世代なんてほとんどいないハズだが、さすが「大都会」っ!さあ、まずは最初のサビ、オレ。出せるのか!?あの高音!





「あ~あ~♪果ってっしっない~♪」おお、いいぞ、まあまあ良しだろ。喉ケア、報われたっ!次にAメロ、ハル。あっはっは、きちんと歌っているぞ。やっぱり当然うけている。美味しいもん、あのAメロ。歌わない時はポケットに手を戻し、再び静止。ここらへんはオリジナルをyou tubeで研究していた。そしてBメロね。「交わすっ、言葉も寒い、こ~の~ま~っち~♪」さっすが思いっきりハモるぜ、ハモりまくりだぜ大木兄弟!DNAの脅威!


楽器隊もバッチリだった。昭和のダイナミックなアレンジを完璧に、笑えるほどの忠実さだ。特に、安孫子のソロね、すごいよ、フレーズだけじゃなく、音質までバッチリ再現していたぞ。





うむ。メンバーのここ何日かの努力が報われた壮絶なひとときだったのである。





1回だけで終わらすのがもったいなかったのだろう、、、恒例の「ハッピークリスマス」で











フィナーレしたあとに、





再度あのピアノイントロが始まり、








ちゃっかり2度目の大都会へ。





QUE、再度の盛り上がり。もお、わけわかんない。





普通、こうゆう「繰り返し芸」って、ちょっと触ったくせに「まあまあまあ」って落とすものだが、2度目もキッチリ最後までやってしまっていた。全メンバー、やりたかったのである。





この曲、毎年恒例のレパートリーになりそうで怖い。ま、この時期だけは喉ケア頑張るか。でもプレッシャーきつすぎるぜ。来年は狩人「あずさ2号」でお願いします。(昔、兄弟で風呂でハモった記憶あり)


あ~、面白かった。毎年、楽しい夜をありがとうございます。恵まれ過ぎです。感謝っ!