つれづれライブ日記


vol.534
2013. 4.21

4月21日 下北沢 QUE



しばらくポカポカだったのに、この日に限って天気わるっ!ううむ、、さすがフラカン(最強の雨男バンド・この日、日比谷野音ワンマン)。ま、自分ら(大木兄弟)も天気運無いのだが。ピーズはこの日、大阪。同じ日に悪天3大王が各地でライブだもんな。そりゃ晴れないね。ただ、外でライブなのはフラカンだけだったんだ。オレたちは無被害。ゴメンゴメン。昼過ぎに雨は上がったんだが、野音は滅茶苦茶寒かったらしいぜ。


はい、トモフは下北沢。ここの駅が、とうとう最近、地下になった!って聞いてたんでリハ後に景色を見に行った。はあああ、ほんとに変わってた。ホームとか駅の建物はまだ残ってんだけど、地上にはレールがみごとに無い!電車の代わりに工事現場重機が並んでた。「わわわ、、」って、写真撮ろうって思ったら、携帯をQUEの楽屋に忘れていた。ちっ。で、こころのフィルムに焼き付けた。しみじみだぜ。あの頃バイバイ!ってカンジ。たたずむ47歳。


さよなら記念に古着屋へ。東京に住み始めた頃は古着ばっかり着てた。いま思うと、あの頃のオレ、「古着は安い」ってカンチガイしてた気がする。結構、普通な値段だったなあ。今だったらユニクロとかの方が全然安い。


さよなら記念のお買い物は、普段は着ないであろう黒い不似合いなポロシャツ。東京のお客さんはトモフしょっちゅう観てるから、たまには「えっ?」っつうカッコしなきゃって思ってね。プロ意識!


さ、ライブの時間。今夜のQUEは「ひとり対決」。ダイナマイト☆ナオキとゆう名の青年との2マン。名前が迫力あって、チラシとかの写真も黒グラサンでロックっぽい怖いカンジだったから、実はちょいとビクビク。どうせ仲良くなれっこないんだろうなあ、と。


そしたら楽屋で丁寧な「初めまして」タイム。わお、ダイナマイトくんは思いっきり腰の低い、繊細風な青年だった。若く見えるんで30くらいかと思ったら、なんと43歳。おおお~♪4つ下ってことは、近所だったらオレらと同じ小学校に通ってたのだっ!しかもライブ後に出身地を聞いたら佐倉。成田(トモフの実家)のすぐ近くっ!なんだよ、なんだよ、うれしい一日じゃん。ほぼ同世代、ほぼ同郷。


トップバッター、ダイナマイトくん。おお、爽やかなB級スメル、素晴らしいっ!パッと聴くと「痴漢はいけません」とか「納豆食べなさい」とか「おっぱい」とか、ううむC級か、、ってカンジかもなんだけど、おかしな歌詞の質感とかにアブラっ気は無くて、ちゃんとどこかで「ふっ(苦笑)」ってさせてくれる。いわゆるナイスなお馬鹿テイスト。気持ちよかった。勝手に例えると、吉田戦車や『じみへん』とか『ピュ~っと吹くジャガー』なカンジ。くすぐったい愛くるしい狂気。おとなしい青年がステージにのぼると無茶苦茶パ~ン♪と行っちゃってる感は、ハカマダくんの世界に通じるものがある。


2番バッター、ひとりトモフ。さんざんダイナマイトくんが自由に羽ばたいた後だからね、もうオレは「自由」の引き出し使っちゃいけないのだ。ほんと「ライブはトップがラクちん」説である。特にダイナマイトくんの後って大変だ。彼、ほとんど全部の引き出し使いまくっちゃうんだもん。さて、どおしよ。で、とりあえず登場シーン(BGMは少年時代・井上陽水)。スローモーションで手を振りながら登場、そのままスローで客席に降りて、スローで練り歩き、スローでハイタッチしてまわった。「スロー」の引き出しは未使用だったのだ。





あとはトモフ曲を頑張った。さすがにトモフ曲は全部未使用。この日も「いとしのワンダ」にスポットをあててみた。ここ最近、この曲がマイブーム。冬が終わったから気持ちが深夜徘徊モードになってるのかも。あ、もちろんアルバムづくりもしっかりやります。「徘徊と作業」の2つが大事。両輪なの、両輪。





アンコールでは「星ラップ」とか、先日の「武道館テイストの手拍子実験」とか、なんだかんだ結局自分も自由に羽ばたかせていただきました。優しいお客さんたちで良かった。しあわせです。サンキュー!





ぷは~。私事ですが、3月15日からの毎週末ライブって日々、とうとう来週のアラバキ(ゲスト枠)でフィニッシュっ!あわただしい春だったなあ、、。カラダも喉もへっちゃらだぜ。無事でなによりー。