つれづれライブ日記


vol.538
2013. 6. 6

6月6日 千葉 LOOK



『夢半島千葉ナイト』っつう夢の企画が登場した!バンドトモフとカジくんバンドの里帰り2DAYS。オレとカジくんは、同郷でほぼ同世代のくせにジャンルが微妙に離れてたせいか一度も対バンしたこと無かったのだ。清水音泉(関西のイベンターさん)の田口くんが面白がって「バンドトモフとカジくんバンドの2組で、せっかくだから千葉で2DAYSやるのはどうでしょうかー?」って。「お~!面白そうだけど、カジくん、トモフとやってくれるのかなあ、、」って思ってたら「決定しましたー」って。わ~い!よっ、敏腕仲人(なこうど)っ!


初日が「ふっつんナイト」で2日目が「うなりくんナイト」。タイトルの「夢半島」も含め、全部「なにそれ何?」だよね。そしたら田口くんのこだわりリサーチの成果でね、「夢半島」ってのは千葉で以前あった国体のキャッチフレーズ、「ふっつん」は富津市(カジくんの故郷)のゆるキャラ、「うなりくん」は成田市(大木兄弟の故郷)の。そうゆう微妙なとこをわざわざ拾う心意気。しかも役所にゆるキャラ出前の交渉もしてたらしい。ゆるキャラも公務員だから時間帯的に無理で、丁重に拒否されたそうな。でも普通、呼ばないっしょ。大きな催し物会場とかじゃないんだぜ。清水音泉は、いっつも何かしら面白い事しようとしてる。さすがだ。


さて6日の4時。久しぶりの千葉駅界隈へ。迷子になってたら定食屋を探すハカマダくんに出会えた。「あ、トモさん、LOOK、そっちですよ、、」と。助かった。千葉で遭難するとこだった。かなり遠回りしちゃって到着。むむ?店の中からエネルギッシュなバンドサウンド~!ええっ、カジくんバンドって、こんなにやんちゃなのか~!すっごい意表を突かれた。カジくんはお洒落で静かで爽やかってイメージを勝手に持っていたのだ、ゴメン。テンション高い熱い!ガリガリゴリゴリ、ベースを弾きまくりながら歌う男だったとはっ!まずは衝撃の「バンドをしてる時のカジくんとの出会い」だった。


千葉LOOKさんには、大昔にピーズのセッション(弾き語り大会)に一度、その後ひとりトモフで一度お邪魔して以来。ドカ~ンとご無沙汰しておりました。ま、千葉県自体が久しぶり。この前の茨城、この後の横浜と同様、意外と東京近郊の町ってお留守にしがちな傾向があってね。「東京に来れるっしょ?」って思っちゃうんだろね。でも今後はちょくちょく、この近郊めぐりしたくなった。妙に独特な濃い盛り上がりがあるのだ。血だね。水だね。


初日のきょうは「ふっつんナイト」。カジくんバンドがシメで、トップバッター、バンドトモフ。「時間10分押しで、、」って言われても待てず、フライングでオレ登場。なにげにドラムの席へ。ディスコリズムでメンバーを呼ぶ。メンバーたちワラワラ登場。敏腕仲人かつ、あいさつ名人の田口くんに開幕の言葉(タイトルのいきさつ、ゆるキャラ交渉などの話し)をいただき、いよいよ「夢半島千葉ナイト」スタート!


まずは、ちゃんと「故郷でライブ!」っつう熱いものをアピールしなきゃで「成田小学校・校歌斉唱」。大木兄弟で朗々と。リズムは「ド~ン、ド~ン、ドンドンドン♪」、六甲おろしと一緒だぜ。LOOKに響き渡る「お~不動さ~まの~鎮座~ま~す~♪」。約40年ぶりに歌った。感無量。お客さんには無理矢理コブシを突き上げていただいた。「おう、なんていい夜なんだ。」これだけで既にかなりご満悦。


つづいて「里帰りの47歳」で本編開始。この日のメニューは「ワルクナイ」とか「カンチガイ」とか「SKIP」のオーソドックス系だったかな。カジくんへの顔見せ的な意味もありまして。時間押さないように気を使ったつもりだったんだけど、結局10分以上オーバーしてた。ついついしゃべっちゃうねえ。しょうないよ故郷だもん。あうあう。ごめんねカジくん、嫌わないでっ!ちゃんと楽屋で謝ったぜ。カジくんはニコニコしてた。やっぱり普段は爽やかだ。同じ千葉人なのに、風通しの差を感じるぜ。富津は海があるからだな。ちっ。








で、カジくん、やっぱりライブになったら途端にはじける男だった。ガリガリゴリゴリ飛ばす飛ばす。やたらしゃべる。いままで知らなかったカジくんのいろいろを知れて良かった!彼は愉快な男だった。ネジが何本か抜けてるカンジ。起承転結とか無いヒトだ。最高だ。もう一日あるなんて楽しいねえ。


なにかと新鮮でソワソワしっぱなしの初日だった。明日はもっと仲良しになるぞ~!無理矢理セッションの約束をして、「じゃ、またあした~!」つづく