つれづれライブ日記


vol.543
2013. 7. 7

7月7日 南青山MANDALA



ディナーショー、とうとう20回目だってよおおー!すっごいじゃん。森光子「放浪記」レベルなロングランだぜ。毎回言うけど、この企画、マンダラチームの頑張りがスゴイ。言い出しっぺのアカバネもいろいろ準備が大変。すごいよ20回も。エライぞ!





マンダラシェフさん、いつも通り、手抜き一切無し。今回は「沖縄弁当」。自分、出番が今日は後だったのでお腹の休憩時間があり、めずらしく夕方のうちにガツガツいただいた。オス。やっぱり小粋で丁寧で、ちゃんとバッチリ美味しい!ちなみに、いままで食べたゴーヤ炒めの中で一番うまかった。あと、肉の味付けと柔らかさね。やっぱプロだなあ、、ってつくづくうなる。構想から食材準備、細やかな仕事、万人にストライクな味付け、、、そのひとつひとつを考えると、かなり心配になります。そのうち「もうこれ以上頑張れません、、」って言われそうで怖いくらいです。ありがとうございます。


さて、数時間さかのぼり、当日の午前中のトモフ自宅。きのう考えてた曲順がイマイチな気がして、今さらあれこれ考え始めていた。ん?ふと見た日刊スポーツの占いにズッド~ン!


「良かれと思ってすることで思わぬトラブルに。」、、、なっにいいい?非常に困る。普通「良かれ」と思って曲順とか決めるっしょ?曲順だけじゃないぜ。「良かれ」と思って生きてくんだぜ、一応は。なんつっても、今日これからライブなんだぜ。出かける身だぜ。「良かれ」が裏目になるとか言われたら、ううむ、、、。「んじゃ、思いきって逃亡でもするべきなのか?」、、とも行かず、とりあえず曲順はそのままでプップ~♪と出発。しっかし運転もいちいち難しかった。良かれを無視したら違反の連打だし。罪な占いだ。


はぁ~、無事に3時入り。今日のディナーショーはひとりトモフと裸眼の2組。なんと「裸眼」って、ゲンちゃん(牧野元)の芸名だったのだ!ユニット名じゃなくて、ゲンちゃん単独で「裸眼」。オレ、カンチガイしてたぜ。何年か前に競演したときの2人組ユニットの名前が「裸眼」だと思っていたのだ。そのつもりでこの日の弁当包み紙は3匹のネコのデザインにしていたのだ。ああ、良かれと思ってしたことが、、。


さて、ゲンちゃん。「4時入りでいいよー」って、オレ言ってたのに、3時前に着いてたらしい。にゃろー、せっかちだなあ。トモフリハの後、ゲンちゃんお待ちかねのセッション用リハ。今回は、相手の曲の時はドラムを叩き、出来れば時々コーラスするってルールにしてた。スゴイんだよ牧野元、トモフ曲の歌詞をパソコンで打ってプリンターで印刷していたっ!強者(つわもの)!実は、ライブ数日前のヤリトリでも音源ファイルの添付とかすっごいテキパキで、「出来る男・牧野元」ってことが判明した。ジェラシー!


げんちゃんドラム、本番が一番うまかった。この日のせいで初めてドラム叩きはじめたばっかりだったらしいから、きっといま上達曲線の真っ最中だ。


リハ終えてライブ前の楽屋。ゆるいゆるい時間だった。げんちゃんは昔っから全然かわらない。話題が近くて面白い。きっとオレに合わせてくれてんのだろうけど、話しは尽きず。たのしかったんだけど、「今夜のメニューです」って出された沖縄弁当を、ガッツリ食べちゃったら(ホントに美味しかったんで)カツ~ンと眠くなり、トモフ、横になる。げんちゃんはライブへ出陣。


ガバっ!、、かゆくて目覚めたら、左手の指ばっかり3カ所蚊に刺されていた。足とか腕は全然刺されてないのに、不自然だ。あやしい。さては牧野元、オレの超絶ギタープレイを妨害しようとして蚊ロボに指令を出したんだな。ふっ。おあいにく様だぜ。オレのリュックには「ムヒ」が常備されてるのだ。治療終了。すっかり眠気もさめて、さあ、裸眼ライブ観戦だ!


フロアに降りる階段の途中で既に、ものすっごいいい空気がムワ~っと立ちのぼってきた。お客さんワイワイガヤガヤニッコニコで、まるで牧野元、キャンプファイヤーの弾きがたりヒーローじゃんか。ライブ前は「トモフのお客さんにクールにされたらどうしよー」とか心配してんだぜ。くっそー!うらやましー!きいいいっ!ちょびっとだけ観て、すぐ楽屋にバック。変なプレッシャーになるだけたい。しばらくして、楽屋にニッコニコのゲンちゃんが帰ってきた。「いい湯でしたー」っつう顔していた。





さあ、トモフ部スタート。お~っ?ホッとした。オレの時もお客さんはリラックスで楽しげでキャンプ族のままだった。いいペースで飲んでらっしゃるようだ。お客さんが楽しそうだとオレもラクちん。もお、どこにでも行っちゃうんだぜ。





この日もいろんなスイッチが入りまくり過ぎだったなあ。知らない自分がたくさん降ってきた。詳細の記憶はないが、非常に楽しかったのさ。マンダラもお客さんもみんな天使だった。





そして第三部。セッション部。まずは七夕の短冊(入場時に配られ、お客さん各自が願い事を記入し笹に結びつけた。)の抽選。トモフとゲンちゃんで一枚ずつ目をつぶって引く。当たったひとの願い事は叶うっつうしくみ。ま、外れたひとも心配するな。通常の神様が見守ってらっしゃる。





セッションは、「DIG」「ところどころ」「夏の記憶」「我に返る」の4曲。げんちゃん、さすが上達曲線の真っ最中。リハ以上に叩きまくる。コーラスも。トモフ曲の歌詞バッチリだった。「ところどころ」なんか、オレよか正確だった。歌詞ペーパーのパワーおそるべし。そしたらヤツ、プリンター自慢を始めたので「エプソン」と名付けた。きょうから牧野元改め、エプソン。なかなかいいと思った。





第三部終わってもまーだまだ終わらん。曲ネタは尽きてたんで、アルバム制作中名物のコーラス録音へ。今回の新譜に必要な、観衆による「さ~くじょ(削除)♪」と「削除クロース!っつう叫びの歓声(製作者以外、さっぱり意味不明のまま強行)、、をしていただいた。お客さん、さっきのライブ本編の10倍の声量だった。「責任感とか使命感でヒトはこうもかわるのかっ!」、、と思った。だよなあ、きっとオレらよか大声出すの得意なんだよ。あれくらいのパワーを装備してるんだよなあ。そのパワーを引き出す曲を作らねば、、だな。





なんだかんだで素晴らしい一日だったぜ。占いに勝った!いや、予定に無い事のオンパレードだったから、結局は占い通りだったのかも知れない。日刊スポーツ、、、おそるべし。ありがとう、ゲンちゃん、子羊たち、マンダラさま~。