つれづれライブ日記


vol.545
2013. 7.20

7月20日 服部緑地 野外音楽堂



ドーベルマン祭り at 服部緑地。トモフスケジュールには無かった突然の一日。清水音泉田口くんの急なお誘いにガッツリ乗ってきたぜ。たしか2、3日前なんだぜ。「トモさん、ムジカの次の日、お昼頃に服部緑地に寄ってくれないでしょうか~?」と。「え?何それ何?」更に、「開会宣言の時に10分くらいなんですけどー」っつう。「なになになに~?」


4月の京都MUSEのパターンだ。そりゃあ、あん時は、グッジョブ後に「オレ、オープニングアクト、好きだあっ!」って言ったけど。今度は、え?お昼?早起きじゃん!どーしよー。


でも引き受けたぜ。試してるんだよな、田口くん。「開幕のトップの10分で、いったいトモフは何をかますか、、」と。うおおおお、やってやろうじゃんかっ!見せてやるぜ、ミスター・オープニングのキレキレの技をっ!


とは言え、京都ん時は25分くらい持ち時間あったからさ。ちょうど良かったんだよ起承転結的に。ううむ、10分か。1、2曲じゃん?しかも真夏のギラギラの野外。どんな雰囲気なんだろ。夏フェスみたいなのかな。だったら細かいニュアンスなんか通じないぜ。アッパーで行かなきゃだよなあ。自分の曲やるのなんて、確実に「寒いヒト」な気がするぜ。ムジカ明け、早起きしてホテルの部屋のメモ用紙相手にグツグツしていた。


成田小学校校歌、、いや、成田中校歌の方がカッコいいか、、ん?井上陽水の「少年時代」、いいんじゃん?もろ夏だし。いろいろ候補曲を考えてたら、テレビからポールマッカートニーが秋に日本にやって来る!ってCMが。これだあっ!


そうこうしてるうちに清水音泉のお迎えのクルマがホテルにやって来た。すごいぜ、社長みずから、いちミュージシャンをお迎えっ!まあ今回は「さすがに無理を頼んだ」っつう自責の念の自覚があったのだな。よしよし。ナイス自覚!


現場到着。くっそ~、いいとこだぁ服部緑地っ!ひとりで開幕に10分とかじゃなくて、ちゃんと出たかったぁ!と強く思った。なんちって、こうゆうピュピュっとかますの好きだ。で、問題は内容だ。「ヘイ・ジュード」は決定してた。あと1曲。ううむ、京都の時もやっちゃったけど「深夜高速」だなあ。この日、フラカンも出るのだ。フラカン出るのにフラカン曲を先にやっちゃうって、きっと良い。


しばらくして彼等(フラカン)も到着。さっそく楽曲使用許可をいただいた。で、ダッシュで練習。楽屋外の喫煙所の地べた。時々対バンのヒトたちや、主催者のドーベルマンくんたちが通りかかった。世間話はそこそこに猛練習。


んん~、、せっかく同じ場所に圭介くんいるんだから、オレん時にも出てきちゃったら面白いんだけどなあ、、って思って急遽交渉。ダメもとで。たいてい、その後に出番が控えてるのに余計な気力体力使いたくないものですから。そしたら「わかりました!」。すごいじゃん、ケイくん!強い男だねえ!大急ぎで段取りを決めた。ものすごく大ざっぱ。しょうないよ、この時すでに出番の5分前とか切ってたかんね。


正午。開会宣言が始まった。ドーベルマンのメンバーがぞろりぞろりとステージへ。それぞれマイクを持ち横一列。ライブ観戦マナー、熱中症への注意などを おもしろおかしく語る。このあとにトモフの出番っつう設定だったんだけど、ワクワクしすぎて、トークの最中にソソソ~っとドラム椅子に着席。彼等が語る句読点の位置に「ドン」「パシ」「カ~ン」とか添付した。楽しかった。


で、ひとりトモフの10分ショー。「世界的に有名な2曲をやるぜっ!」と叫び、「青春ごっこを今も~♪、、」と歌い出した。当然盛り上がる。苦笑気味だけど。なんたってフラカン出場するんだからね、この日。Aメロの熱唱後、サビの繰り返しになってオレはギターを置き、お客さんに歌いつづけてもらってドラム席へ。ドラム音とコーラス音のみの服部緑地。異様だが素敵だ。「よーし、ここでっ!なんとっ!ご本人登場~っ!」圭介くん、「しょーないなぁ、、」ってカンジでステージへ。ド~ン。場内、本当に盛り上がる。


そして深夜高速のシメの「生きていて~、よかっ、、、、」ここで静止、息を飲み、、、「ラーラーラーラララッラー♪」とヘイジュードっっっ!一度やりたかったんだよ、こうゆう野外フェスな環境でヘイジュード。服部緑地ピープル、みんな歌ってた。さすがだぜ、ポール。ギターを圭介くんにやってもらって(開幕直前に30秒練習してもらったD~C~G~D~♪)、ドラムトモフとギター圭くんの2人バンド。そして緑地コーラス。昼間の大スペクタクルだった。夜の9時とかだったら号泣もんだぜ。


はい。嵐のような10分完走。頑張ったよなあ。やっぱ面白いなあオープニングに何かすんの。これからも田口くんの急なお誘いにバッシバッシ応えるぜ。倍返しだっ!