つれづれライブ日記


vol.571
2014. 3.16

3月16日 広島ヲルガン座



無事に、、というよりか、かなり楽しく冬を越せた。もう3月だ。ここからはもっといろいろラクちんなんだぜ。少なくとも、気温とか喉がラクになるからね。ブラブラしなきゃだぜ。ビシュっ!


ポカポカの3月16日。オレはだいたい、広島駅からはタクらずに市電に乗るのだ。なめんなよ?経費の節約とかじゃないぜ。路面電車フェチなのさ。あれに揺られてると、ゴトンゴトンと気持ちがいい方に転がってゆくのだ。現地につく頃にはガツ~ンといい具合の謎の虚脱感。しみじみっつうか、はぁ~っつうか。で、つ~んと甘酸っぱい気分。もしこの町で育ったら恋しまくりの未成年時代だったろうなあ。きっと市電に乗るたびに恋に落ちてた。いくら気持ちがあっても足りない町、広島。


ヲルガン座、3度目。最初はハカマダくんとの2人ツアーで。2度目からは「ひとりトモフワンマン」に。だってここの雰囲気は宝石だから、も~う、ひとり占めだっ!せまい階段を荷物ガシガシぶつけつつ昇り、こんにちわー、ヲルガン座ー♪ うむ、あいかわらずいいトコだあ。店長のイズミさんも、いい意味で変わらず。国籍も年齢も好きな食べ物も不明なカンジ。「感覚で生きてきたっ!」ってタイプで、でも全然ツンツンしてない。スゴイ。


さ、あんまりしみじみもしてらんない。リハをいつものようにピュピュっと済ませ、トモフショップの準備と魔法のドリンク調合。OK。うむ、あとはここの時間の流れに乗っかっていればいいのだ。そうゆうお店です。この前の京都拾得と同じ。店のジャンルは違うけど、「雰囲気にまかせるべし」って点は一緒。「余計なコトをするなよ、オレ」と自分に言い聞かす。


ライブ開始!、、日曜の夜でごめんなさいだよね。でも満員でホントにありがとー。広島、ご無沙汰だったのにな。忘れられてなくて良かった。ステージから観る景色、、ってほどの広さじゃないな、舞台から観る絵、いーいのだ。村長のつくり話を聞きに夜中に集まった50人の村人たちってカンジ。で、村長だけがイチイチ騒がしい。異様な図式で気持ちいい。


この日はご近所への騒音対策で、バスドラムにマイクは立てず、代わりにタンバリンを貼り付けてもらった。踏むと「ドン」じゃなくて「ズシャン!」って鳴る。ナイス!この作戦、大当たり!ヨーロッパの旅芸人みたいな音、もろヲルガン座テイストっ!トモフ曲は3拍子系が多めだから、まさにバッチリ。ラッキー。


序盤は「ほめてよ」「無計画」とかで強引気味に始まって、中盤に「明日キミに会うのか」とか「幻想特急」みたいな最近ごぶさたの地味曲をしたり、思いっきりカラオケトモフをしてみたり。基本、3曲ごとに村長のムダなお話が長い長い。すぐ脇の壁からニュっと首だけ出してるトナカイがいて、「おいハカマダくん!」と、たびたび話しかけた。ハカマダ君、今度の4月25日でついに40歳になるんだよ。で、前祝いのハカマコーナー。「不惑」をやったり、彼等と出会った頃の「ダレガクルノ」をやったり。


終盤は、成田小校歌(強制合唱)からカープ広島。スポンジマンからほたるの光。トイレ休憩もアルコール補給も無しで頑張る作戦だった。終盤の21曲めでアルコール解禁を許していただき、ちょいと薄めの日本酒をクピっと。う~い、ハピ~♪ 濃い2時間半だったなあ。汗だくで夜の集会は無事終了。村長ご満悦。


さあ今度は何を話しにいこう。皆の者、ありがとう。元気で暮らせよ。頼むぞいい町。んでは~っ!しゅっ!